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◇令和7年度関西学生秋季リーグ戦第6節◇対近大2回戦◇ほっともっとフィールド神戸

関 大 000 001 400=5
近 大 101 014 10X=8

(関)百合澤、曽我部、羽藤、山下健、足立-小村
(近)増田、山田、野口-伊藤、岸本

1(中)山本峻
2(遊)山田
3(右)中村莞
4(捕)小村
5(一)鹿熊
6(二)森内
7(三)宮本青
8(左)久保慶
9(投)百合澤

ロースコアでの悔しい負けから始まった秋季リーグ戦第6節。山本峻輔(人2)が1番に置かれるなど大きく戦略を変えて挑んだ2回戦は、相手投手を前に手が出ず5回まで無得点に終わった。点差が開き厳しい展開の中、7回には中村莞爾(安全3)が本塁打を放ち一気に点差を縮める。しかし、流れは長く続かず、逆転することはできなかった。

IMG_6450-200x133 【野球】猛攻見せるも届かず、黒星に
△山本峻

初回の攻撃では山本峻が初球からバットを寝かせ、相手の意表を突く一安を決めた。続く山田悠平(商4)の犠打、中村莞の四球で好機を広げるも、無得点。守備では、百合澤飛(たか=人2)が先発マウンドに登るも、出塁を重ねられ1点を失う。2回の攻撃は2死から久保慶太郎(商2)が中安打を放つも後が続かず、つなげることができない。その後も相手投手のキレのある球になかなか手が出ず3、4、5回には三者凡退に封じ込まれた。守備では百合澤の制球が定まらず、バッテリー間での失策が重なり着々と点数を重ねられてしまう。

IMG_6506-200x133 【野球】猛攻見せるも届かず、黒星に
△百合澤

流れが近大に傾く中、6回の攻撃では試合が大きく動いた。山田、中村莞が四球を選び1死一、二塁の好機を作り上げると、鹿熊大誠(情4)が左前適時打を放ち、待望の1点を挙げる。ここから流れを一気につかみたいところだったが、曽我部僚太郎(政策4)の後を任された羽藤翼(商2)が四球で先頭打者の出塁を許し、その後1死満塁のピンチに。この場を切り抜けるべく山下健信(政策4)を投入。だが、ライトスタンド上段に突き刺さる大きな満塁本塁打を放たれ、縮めた点差がまた大きく開いてしまった。

IMG_7336-200x133 【野球】猛攻見せるも届かず、黒星に
△鹿熊

特大弾により球場は近大一色に。なんとかして反撃したい関大は、7回に先頭打者・宮本青空(はる=経2)が中安打で出塁すると、9番に代打で小谷太誠主将(社4)が満を持しての登場。左安打を放ち、ピンチヒッターとしての仕事を全うした。その後、2死一、二塁の好機を山田が中前適時打でつなぎ宮本青を生還させる。まだまだ得点したい場面、打席は打率リーグ3位の中村莞。ワンボールツーストライクと追い込まれるも、4球目を捉え、打球はライトスタンドへ。3ランを放ち、大歓声が沸き起こった。

IMG_7182-200x133 【野球】猛攻見せるも届かず、黒星に
△小谷主将(=左)と代走の山路朝大(人1)
IMG_7265-200x133 【野球】猛攻見せるも届かず、黒星に
△中村莞

この流れで逆転を狙うが、そう甘くは無い。8回、鹿熊が右安打で出塁するも代打・露本一惺(社1)が併殺打に、大橋岳斗(文2)が三振に倒れ三者凡退。最終回も三者三振に斬って取られ、無念の敗北を喫した。

中盤に点差を縮め逆転の好機をつかみかけた関大だったが、壁は高くリベンジとはならなかった。次戦は最終節、宿敵・関学大との対戦。4年生にとっては最後の節となる、大切な一戦だ。次こそは勝利し、笑顔が溢れる瞬間を目に焼き付けたい。【文/写真:宮寧彩】

▼中村莞
「(プレッシャーのかかる7回の場面、どんな気持ちで打席に立ったか)攻撃だけじゃなくて守備でもチームに迷惑をかけてしまっていたので、しっかりとランナーを返すことだけに集中して打席に立ちました。(待望の本塁打、打った時の感触は)感触は、今までにない感じでした。自分的にも、すごく良かったんじゃないかなと思います。(次戦に向けて)もう優勝は無くなってしまっているんですけど、先輩とできる最後の試合になるので、自分のできることをしっかりと全うしていきたいと思います」

▼鹿熊
「(6回の左適時打、打線が沈黙してる中どんな気持ちで打席に立ったか)まず、初回のチャンスで自分が失敗してしまっていて。ベンチの雰囲気的にも、チャンスがつながらないというのが良くないので、自分が打てたら流れを変えられるかなという気持ちで打席に立ちました。(打てた時どうだったか)打てて良かったというのと、このまま自分が引っ張ってここからさらに引き締めていきたいと思いました。(次戦に向けて)4年生とできる最後の試合なので、全員で楽しくやっていけたらいいなと思います」

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