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◇令和7年度関西学生選手権大会4日目◇10月11日◇大山崎町体育館

【女子フルーレ団体戦】
[1回戦]
●関大17-45朝日大
①堀岡4(4)-(5)5樋口
②石原4(0)-(5)10緒方
③河井6(2)-(5)15永井
④堀岡7(1)-(5)20緒方
⑤河井9(2)-(5)25樋口
⑥石原10(1)-(5)30永井
⑦河井11(1)-(5)35緒方
⑧堀岡11(0)-(5)40永井
⑨石原17(6)-(5)45太田
R太田

【男子エペ団体戦】
[2回戦]
〇関大45-43関学大
①上村2(2)-(5)5松田
②遠藤8(6)-(5)10田井中
③中内11(3)-(2)12水8野
④上村19(8)-(5)17田井中
⑤中内22(3)-(1)18松田
⑥遠藤29(7)-(5)23水野
⑦中内32(3)-(3)26田井中
⑧上村40(8)-(8)34小野
⑨遠藤45(5)-(9)42松田
R上原         R西村

[準決勝]
●関大40-45朝日大
①上村5(5)-(2)2弓長
②遠藤10(5)-(5)7高野
③中内14(4)-(5)12阿達
④上村14(0)-(6)18高野
⑤中内18(4)-(7)25弓長
⑥遠藤28(10)-(5)30阿達
⑦中内29(1)-(2)32尾池
⑧上村36(7)-(6)38阿達
⑨遠藤40(4)-(7)45弓長
R上原         R尾池

[3位決定戦]
●関大43-45愛工大
①上村3(3)-(5)5大橋
②遠藤10(7)-(4)9早瀬
③中内12(2)-(2)11入川
④上村20(8)-(4)15早瀬
⑤中内21(1)-(10)25大橋
⑥遠藤30(9)-(2)27入川
⑦上原34(4)-(8)35阿南
⑧上村40(6)-(4)39入川
⑨遠藤43(3)-(6)45大橋
R上原         R阿南

【女子エペ団体戦】
[1回戦]
●関大30-45立命大
①西田0(0)-(5)5一藤木
②木部3(3)-(5)10田畑
③梶原4(1)-(1)11稲垣
④西田8(4)-(8)19田畑
⑤梶原9(1)-(6)25一藤木
⑥木部13(4)-(4)29稲垣
⑦梶原21(8)-(6)35田畑
⑧西田25(4)-(5)40稲垣
⑨木部30(5)-(5)45一藤木
R佐々木         R柳生

【男子サーブル団体戦】
[1回戦]
〇関大45-31龍谷大
①小野原5(5)-(0)0丸岡
②花光10(5)-(2)2小崎
③陰平15(5)-(1)3長江
④花光20(5)-(2)5丸岡
⑤小野原25(5)-(3)8長江
⑥上村30(5)-(2)10小崎
⑦花光35(5)-(14)24長江
⑧上村40(5)-(5)29丸岡
⑨小野原45(5)-(2)31小崎
R上村         R出口

[2回戦]
〇関大45-36愛工大
①小野原5(5)-(4)4山本
②上村10(5)-(4)8明瀬
③陰平15(5)-(2)10堀
④小野原20(5)-(2)12明瀬
⑤陰平25(5)-(8)20山本
⑥上村30(5)-(5)25堀
⑦陰平35(5)-(3)28明瀬
⑧小野原40(5)-(2)30堀
⑨上村45(5)-(6)36山本
R花光         R富平

[準決勝]
●関大32-45立命大
①上村5(5)-(4)4平岡
②陰平9(4)-(4)8沼尻
③小野原9(0)-(2)10井上
④陰平16(7)-(2)12平岡
⑤上村19(3)-(8)20井上
⑥小野原23(4)-(5)2沼尻
⑦陰平25(2)-(3)28井上
⑧小野原31(6)-(2)30平岡
⑨上村32(1)-(6)36沼尻
R花光         R佐藤

[3位決定戦]
〇関大45-42中京大
①上村2(2)-(5)5吉田
②陰平2(0)-(5)10高橋
③小野原9(7)-(5)15池畑
④陰平11(2)-(5)20吉田
⑤上村20(9)-(5)25池畑
⑥小野原22(2)-(5)30高橋
⑦陰平29(7)-(5)35池畑
⑧小野原40(11)-(4)39吉田
⑨上村45(5)-(3)42高橋
R花光         R亀井

関カレもついに終盤戦。大会4日目は、多くの団体競技が行われた。男子サーブル団体では3位入賞を果たし、男子エペ団体でも4位に輝く。女子は強豪相手に粘り強い戦いを見せるも勝利には届かなかった。

午前中に行われたのは男子エペ団体と女子フルーレ団体。女子フルーレ団体はリーグ戦でフルーレ優勝を果たしている強豪・朝日大と相まみえる。トップバッターとして登場したのは堀岡郁音(商4)。相手は個人戦でも苦しめられた相手だ。それでも固い守備で相手の攻撃を防ぎ、攻めの機会を作り出すと接戦を繰り広げる。 4―5で番を終えた。2番手に笑顔で登場したのは 石原姫衣(文2)。相手の攻撃をしっかりと見切りカウンターにつなげる。だが惜しくも、得点には結びつかず、次第に流れは相手の方に。4―10で番を終えた。3人目に現れたのは河井紗季(社1)。安定した防御で相手の攻撃を受け止める。しかし相手の近くまで踏み込むことができず、1巡目は15ー4で終了。その後も相手ペースの流れを変えることができずに終盤戦へ。アンカーの石原は相手の間合いに入り込み、連続得点を上げたが、大きく開いた点差を詰めることはできなかった。17ー45で敗北を決する。

IMG_6824-200x133 【フェンシング】男子サーブル団体で3位入賞を果たした!
△ベンチの様子

男子エペ団体は関学大との対戦。関学大は3種目の中で最もエペを得意としており、非常に拮抗(きっこう)した戦いが予想された。1巡目を11ー12とリードを許した状況で終える。だが、中盤以降は 関大が1部校としての力を見せつけた。2周目の上村明武(社3)は先制点こそ許したものの、単独得点を積み重ね同点に追いつくと以降も落ち着いたプレーを見せる。相手の動きをしっかりと観察し、相手が攻めてきたところを1突き。攻守ともに安定した動きを見せ、ついに逆転を果たす。5番手を務めた中内颯眞(法1)は時間をうまく使いながらカウンターを狙った。 探り合いが続き、なかなか点数が動かない展開に。それでも相手が我慢できずに攻撃していたところにはしっかりとカウンターを決め、少しずつ点差を広げた。22ー18で番を終える。その後も安定感のある試合を見せ、40ー34とリードした状況でアンカーの遠藤駿斗(安全3)へ。遠藤は前に出てくる相手に対して、カウンターを狙っていくが、思うように決めることができない。それでもクードゥブル(両者同時得点)で追い上げる相手を振り切り、見事勝利を果たした。

準決勝は朝日大と相まみれる。朝日大はリーグ戦でも唯一の敗北を喫した宿敵だ。トップバッターで出場したのは上村。相手の激しい攻めに対し、苦しい態勢を強いられたが粘り強く得点を狙った。自身の強みを十分に発揮した戦いを見せ、5ー2とリードを奪う。 続く遠藤は積極的に攻撃を仕掛けて得点を重ねた。開始からクードゥブル(両者同時得点)を含む4連続得点を上げ、9ー3とリードする。そのまま10点に到達させたいところだったがカウンターを合わせられ、3連続失点。それでも、ラストはクードゥブル(両者同時得点)で得点を上げ、リードして3番手につなげた。中内は相手の鋭い攻撃に耐えきることができず、開始から4連続失点で同点に。それでも中内は冷静さを欠くことはなかった。カウンターで再びリードを奪うと、その後も落ち着いたプレーを見せる。14ー12と再び2点リードで出番を終えた。だが、2巡目では勢いに乗った相手をなかなか止められず、逆転を許す展開に。それでも着実に得点を重ね、 36ー38と2点ビハインドでアンカーの遠藤へ託した。どうにか 一度追いつきたいところだったが、そんな思いとは裏腹に序盤は点差を広げられる展開に。相手のパワー溢れるプレーに対応しきることができず波に乗ることができなかった。優勝候補筆頭の相手に最後まで接戦を繰り広げたものの、40ー45で惜敗した。

続いて行われたのは3位決定戦。愛工大との対戦となった。この試合は激しいシーソーゲームとなる。1巡目を12ー11とリードした展開で終え、4番手の上村へ。上村は得意なカウンターを武器に点差を広げる。単独得点をほとんど許さず、5点差で出番を終えた。だが5番手の中内は競り合いで得点を許すと、完全に主導権を握られてしまった。前に出て攻撃を仕掛けていくも相手に合わせられ失点。 逆転を許した。しかしここでエース・遠藤が驚異的な追い上げを見せる。相手との距離を一気に詰め接近戦に持ち込むと、鋭い突きを何度も繰り出し相手を圧倒。5連続得点を上げ逆転に成功する。その後も相手の隙を見逃さず、積極的に攻撃を仕掛け、先に30点に到達。30ー27で次につないだ。ここで関大は、中内に代わりリザーブの上原一輝(シス理1)を起用する。上原は小刻みなステップで、 相手の攻撃をかわすと、カウンターで得点を上げる。しかし、後半は相手の高い身長を生かした攻撃を前になかなか自身の間合いで戦うことができない。終盤に4連続失点を喫し、 34ー35で上村へとつないだ。上村は序盤に2連続で単独得点を挙げ、36ー35とリードを奪う。その後はクードゥーブル(両者同時得点)が続き、相手に点差を詰めさせなかった。40ー39とリードして最後の遠藤へ。だが強気に前に出てくる相手に対し、思うように得点できず。 最後は攻撃にカウンターを合わせられ失点。43ー45で敗れ、4位入賞という結果になった。

午後に行われたのは男子サーブル団体と女子エペ団体。女子エペ団体の初戦は立命大と相まみえた。序盤は思うように相手を捉えられず、リードを許す展開に。それでも中盤以降は徐々に本来の力を発揮した。4番手の西田美咲(経4)はヒットアンドアウェイを繰り返し、相手の隙をうかがう。接近戦でもクードゥブル(両者同時得点)で得点を上げ、点差を広げさせなかった。その後も粘り強い戦いを見せ、7番手の梶原萌(外4)へ。梶原は、相手の鋭い突きにしっかりと対応。8得点を上げチームに勢いをもたらした。アンカーを務めた木部紅華(政策3)はインカレ出場経験のある実力者。機敏な動きで相手を翻弄(ほんろう)すると、フレッシュや、意表をついたつま先への攻撃で得点を挙げる。互角の戦いを繰り広げ、個人スコア5―5で終えたものの45ー30で敗れた。

IMG_8108-200x133 【フェンシング】男子サーブル団体で3位入賞を果たした!
△木部

男子サーブルの初戦の相手は龍谷大。1番手を務めた小野原寛斗主将(社4)が5連続得点で流れを呼び込むと、2番手の花光颯斗(社4)も個人スコア5ー2と相手を圧倒する。その後も陰平尚弥(情4)、上村がさらに点差を広げていった。45ー31で危なげなく初戦を突破する。

2回戦は愛工大と対戦する。勝利すればインカレ出場権が確定する重要な試合だ。1番手の小野原主将が接戦を制し、5ー4とリードする、順調な立ち上がりを見せる。3番手の陰平は先制点を獲得すると、キレのあるステップで攻守ともに実力を発揮。個人スコア5ー1とし、大きく点差を広げる。その後も安定感のあるプレーを続け点差を縮めさせなかった。最後は上村が締め、45ー36で勝利を飾る。

IMG_8453-200x133 【フェンシング】男子サーブル団体で3位入賞を果たした!
△上村

続いて行われたのは立命大との準決勝。前日に行われた男子サーブル個人戦の優勝者を擁する強豪だ。トップバッターを務めたのは上村。開始の合図とともに先手を取って攻撃していく。取って取られての展開となったが、先に5点に乗せ、チームに流れを呼び込む。2番手に登場した陰平は沼尻(立命大)と対戦。くしくも昨日の個人戦と同じマッチアップとなった。陰平は序盤3連続失点してしまったものの徐々に立て直す。一進一退の攻防を繰り広げ9ー10でつないだ。3番手の小野原主将は、先制点を与えると苦戦を強いられる。なかなか前に出ることができず防戦一方となってしまったた。その後も粘り強い戦を見せたものの、隙のない3名を相手に点差を詰められず31ー40でアンカーの上村に。先に得点を手にしたが反撃もここまで。32ー45で敗れ、3位決定戦に回った。

3位決定戦は中京大との対戦となる。1番手の上村が2ー5とリードを許すと、2番手・陰平がまさかの個人スコア0ー5負け。序盤にして一気に雲行きが怪しくなってしまう。それでも点差を維持し、迎えた終盤。ついに反撃ののろしを上げた。ここまで思うような活躍ができていなかった陰平が、力強い攻撃で3連続得点を上げると、チャンスの場面も落ち着いて決めていく。7得点を上げる活躍を見せた。続く8番手で登場した小野原主将は「陰平の作ってくれた良い流れに乗ることができた」と積極的に攻撃を仕掛ける。驚異の6連続得点を挙げ逆転を果たすと、そのまま40点に到達した。アンカーを務めたのは上村。会場中の視線が集まる中、気迫のこもったプレーを見せる。45ー42で勝利し、3位に輝いた。

男子サーブル団体で3位、男子フルーレ団体で4位入賞を果たした関大フェンシング部。明日は女子サーブル団体と男子フルーレ団体が行われる。さらなる進化を遂げ優勝を果たせ。

【文/写真:金佐康佑】

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