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◇令和7年度関西学生選手権大会1日目◇10月8日◇大山崎町体育館

【男子フルーレ個人戦】
[1回戦]
〇上村15-8金井(立命大)
〇花光15-9寺田(関大)
〇上原15-13山本(愛工大)
⚫︎寺田9-15花光(関大)

[2回戦]
〇保知15-9上村(関大)
〇椿15-4武藤(愛工大)
⚫︎上村9-15保知(関大)
⚫︎花光6-15星川(朝日大)
⚫︎上原3-15竹本(同大)

[3回戦]
〇保知15-8伊藤(関学大)
〇椿15-12柿原(同大)

[4回戦]
〇椿15-12山口(朝日大)
⚫︎保知10-11石橋(同大)

[準決勝]
〇椿15-14曽根(関学大)

[決勝]
〇椿15-9石橋(同大)

【女子エペ個人戦】
[1回戦]
〇河井15-9天岡(同大)
⚫︎堀岡7-15笹間(中京大)
⚫︎石原7-15北田(関学大)

[2回戦]
⚫︎河井1-15神山(関学大)

ついに関カレが開幕。初日は男女フルーレ個人戦が行われた。男子は8名、女子は3名がエントリー。椿樂(経2)が関大勢として2年ぶりの優勝を決め、会場を沸かせる。また、椿、保知純之介(文3)がインカレ出場権を獲得した。

プール戦に出場したのは、 花光颯斗(社4)、上村明武(社3)、寺田大輔(人2)、近藤哲平(環都1)、上原一輝(シス理1)、津田陽貴(社1)の6人。花光、上村、寺田、上原がプール戦を勝ち抜き、トーナメント進出を決める。近藤、津田は惜しくもプール戦で敗退となった。

1回戦から花光と寺田の同校対決に。序盤から花光が主導権を握り、点差を広げた。しかし、後半から寺田が粘り強さを見せる。相手を押し返すほどの強気な姿勢を見せ、連続得点。点差を縮めたものの、花光が逃げ切り勝利を挙げた。上村、上原も1回戦を勝ち上がり、2回戦へ。

2回戦からスーパーシードの保知と椿が登場。保知は上村とまさかの対戦となった。開始から保知が6連続得点すると、そのまま10点台へ。上村も負けじと素早い突きで得点し、巻き返しを図る。しかし、大きく広がった点差を埋めることはできず、保知に軍杯が上がった。続いて現れた上原は、相手のスピード感のあるプレーに対応できず、2回戦敗退に。椿は安定したプレーで3回戦進出を決めた。

IMG_1672-200x133 【フェンシング】椿がフルーレ個人戦で優勝!
△上村
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△上原

3回戦に進出した保知は、距離を詰めてきた相手に対し上から攻撃を仕掛け、リードする。終盤は相手に対応され連続失点したが、そのまま逃げ切り3回戦を突破した。椿は序盤から激しい剣の交わり合いとなったものの、攻めの姿勢でリードする。後半、相手の得意な展開に持ち込まれ、点差を1まで縮められた。ここでタイマーが0になり、1分間の休憩へ。休憩後から流れを引き寄せた。大きく1歩を踏み出し、相手のペースを乱す。連続得点で勝利を手にした。

続く4回戦に現れた椿は、押される場面もあったが、徐々に流れをつかむ。ダイナミックな動きで相手を翻弄(ほんろう)し、最後は相手の攻撃をいなして攻撃。白星を挙げ、準決勝へ駒を進めた。保知は開始3分で互いに2点しか与えない、激しい競り合いに。中盤に攻撃の糸口を見つけ、連続得点しリードする。しかし、終盤に攻めに行ったところを逆に突かれるなどし、連続得点を献上した。逆転を許したところでタイムアップ。10-11で惜しくも敗北を喫した。

IMG_1670-200x133 【フェンシング】椿がフルーレ個人戦で優勝!
△保知

準決勝に進出したのは椿。先制点を与えると、さらに連続得点を許し一時は4点差まで広げられる。反撃の糸口となったのは、ベンチからの助言。「僕1人では勝てなかった」。アドバイスを受け、相手の下から狙う攻撃で流れを引き寄せた。ここ一番で実力を発揮し、14-14と同点に。部員が固唾(かたず)をのんで見守る中、会場中に金属音が鳴り響く時間が続いた。熱いラリーを繰り広げる最中、相手の剣が使用不可能に。これで相手が受けたイエローカードが2枚となり、椿に得点。決勝進出を決めた。

開始直後に先制点を手にすると、軽やかなステップで一挙6連続得点を挙げる。7-2と点差をつけて休憩に入った。休憩後は連戦の影響で疲れた様子を見せたものの、味方からの声援を受けて立て直す。競り合っている場面で大きく1歩踏み出し、相手の胸元へ1突き。会場を大きく沸かせ、優勝まであと1歩のところで休憩を迎えた。再開後はピストの奥まで追い詰められものの、相手の隙を見逃さず得点。見事優勝を果たした。

IMG_1635-200x133 【フェンシング】椿がフルーレ個人戦で優勝!
△椿

続いて女子フルーレ個人戦が行われた。堀岡郁音(商4)、石原姫衣(文2)、河井紗季(社1)がプール戦に出場。健闘し、全員が本戦へ出場を決めた。

1回戦に現れた堀岡は、序盤からリードを許す展開に。6-9で最初の休憩に入り、逆転を狙った。しかし、点差を埋めることはできず、敗北する。続いて現れた石原は、点の取り合いになった。近接戦をものにし、1点リードで1分間の休憩へ。しかし、再開後は1点も挙げることができず、逆転負けを喫した。

河井は時間を使って相手の隙を確実に狙う。序盤からリードを守り続け、2回戦へつなげた。続く2回戦は、苦しい展開に。終始相手のペースに乗せられ、流れを断ち切ることができず。2回戦敗退となった。

IMG_1669-200x133 【フェンシング】椿がフルーレ個人戦で優勝!
△河井

2年ぶりの個人戦優勝を果たした関大。フルーレ種目の次なる舞台は12日の団体戦だ。頂に向け、気持ち新たに再び強敵に立ち向かう。【文:西村果凜/写真:村田淳希】

▼椿
「(優勝おめでとうございます)優勝できると思っていなかったのでまだ実感が湧きませんが、うれしいです。(関カレに向けて準備したことは)練習の時から誰にも負けないように頑張って練習しました。特に大事なところで1点を取れるようにいつも心がけて練習していました。(印象深い試合は)決勝の相手はすごく強い相手だったのですが、自分の思ったようなプレーができて勝てたのでうれしかったです。(準決勝を振り返って)僕1人では勝てなかったのです。序盤は負けていたんですけど、先輩のアドバイスで勝つことができたので、感謝です。(団体戦への意気込み)今年の関大は今までで一番強いと思っているので、僕は先輩たちの足を引っ張らないように。絶対優勝したいです」

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