◇令和7年度西日本学生選手権大会◇9月18・19日◇堺市金岡公園体育館
〈アルキメデス〉
【86㌔級】
○渡邉10-0滝山(神戸医療未来大)
○渡邉22-14浦(大体大)
○渡邉10ー2船越(関学大)
最終結果 1位
【65㌔級】
●林10-0山崎(九共大)
○林10-0島(関学大)
○林12ー0金城(大公大)
○林10-0西川(大公大)
最終結果 2位
【61㌔級】
○橋本9-6三浦(関学大)
●橋本0-10内山(桃院大)
最終結果 2位
〈グレコローマンスタイル〉
【55㌔級】
[1回戦]
○奥野15-6林(日文大)
[2回戦]
○奥野12-6半田(九共大)
[準々決勝]
○奥野3-1石塚(大体大)
[準決勝]
●奥野10-2池田(立命大)
最終結果3位
【72㌔級】
[2回戦]
○加藤3-1吉井(周南公立大)
[準々決勝]
○加藤3-1中島(福大)
[準決勝]
●加藤1-1大関(九共大)
最終結果3位
【87㌔級】
[準々決勝]
○稲本9-1國廣(福大)
[準決勝]
棄権
3日間かけて開催された西日本学生選手権大会。大会初日と2日目はアルキメデスとグレコローマンスタイルの試合が行われた。アルキメデスでは3人の選手が出場し、全員が表彰台に上がる。続いて行われたグレコローマンスタイルでは2人の選手が3位に輝いた。
最初に始まったのは大学からレスリングを始めた選手が出場できるアルキメデス。総当たり戦で順位を決定する。61㌔級の橋本翔喜(経2)は1試合目に関学大の選手と対戦した。序盤に相手を投げ4点を獲得。一時は1点差まで迫られるも、追加で4点を追加し相手を突き放す。その後は1点を追加し、9-4で1勝目を挙げた。続く2試合目は桃院大の選手と対戦する。開始1分半にタックルをかけられ失点。その後も失点が続き0-10で黒星となる。最終結果は1勝1敗となり、橋本は2位に輝いた。

続いて登場したのは65㌔級の林航生(人1)。1試合目を九共大の選手と対戦した。開始20秒で4点失うとその後も反撃ができず。0-10で1戦目を落とした。続く2試合目は関学大相手に攻めの試合を展開する。場外ポイントを皮切りに、1ピリオド目で6点を獲得。2ピリオド目も4点を追加し、テクニカルスペリオリティで勝利した。3試合目は試合時間を半分以上残して12-0で勝利すると4試合目もテクニカルスペリオリティで勝利。初戦を落としたものの、その後は相手を寄せ付けず、3勝1敗で2位に輝いた。

最後に登場したのは渡邉隆人(安全3)。1試合目開始10秒で4点を獲得すると、そのままローリングで2点を追加する。仕切り直した直後も足へのタックルが決まり、4点。約40秒で白星を挙げた。続く2試合目は大体大と対戦する。先制点を決めるもその後は失点が続き、1ピリオド時点で13-5と後がない状況に。しかしここから渡邉の巻き返しが始まる。背後を取りローリングで点を追加。後半開始20秒で同点に追いつく。その後も勢いに乗った渡邉は10点以上を追加し、22-14で2勝目挙げた。最終試合は関学大相手にフォールを決め、勝利。全勝で2年連続の優勝を果たした。

続いて行われたグレコローマンスタイルには3人の選手が出場した。55㌔級の奥野登夢(人3)は1回戦をテクニカルスペリオリティで勝利し、2回戦に進出する。続く2回戦では両者拮抗(きっこう)した戦いが続いた。1ピリオド目の中盤、パッシブで1点を失い、パーテレポジションとなる。ローリングや場外ポイントで4点を失った。しかしここから、1回戦で得点源としていた投げ技で一挙4点を挙げ、前半を同点で終える。続く2ピリオド目は奥野が攻勢を強めた。投げ技が2度決まり、8得点。途中失点があったものの12―6で勝利する。続く試合は勝てばベスト4入りが決まる準々決勝。大体大の選手と対戦した。奥野は1ピリオド目にパッシブで1点を追加し、パーテレポジションを選択する。ローリングで得点したい場面だったが、惜しくも追加点とはならなかった。2ピリオド目にはパッシブを取られ、1点を失い同点に追いつかれる。両者均衡した戦いの中、奥野が投げ技を仕掛け2点を獲得。そのまま逃げ切り、3−1で白星となる。次の日に行われた準決勝では立命大の選手相手に惜しくも敗れたが、西日本3位に輝いた。

2人目に登場した72㌔級の加藤航平(人1)は2回戦から出場。初戦を3ー1で勝利し、勢いに乗る。続く準々決勝では開始1分10秒に背後を取り、2点を獲得。そのままパッシブを取り、1点を追加する。その後パッシブで1点を失ったものの逃げ切り、3ー1で準決勝へ。次の日に行われた試合は、両者が拮抗した展開となった。まず相手にパッシブを先に取られ、1失点。パーテレポジションになるも、ローリングを決めさせずに粘り強く守る。第2ピリオドでは、自らパッシブを取り同点に追いついた。その後は猛攻を仕掛けたが、惜しくも追加点には至らず。試合は同点のままタイムアップとなり、先にパッシブを取っていた相手が勝利。しかし、1年生ながら西日本3位という素晴らしい結果を残した。

3人目に登場した87㌔級の稲本喬弘主将(人4)は準々決勝から出場した。開始30秒で2点を獲得すると、直後に投げ技で4点を追加する。その後も試合の主導権を握り9―1で勝利を決めた。準決勝進出を果たした稲本主将だったがけがの影響によりこの試合は棄権となる。
アルキメデス、グレコローマンスタイルの両方で表彰台に上がった関大。昨年から着実に実力を増してきている。次戦は10月に行われる全グレ。西日本で得た経験を糧に、全国でも躍動する。【文/写真:湯浅あやか】
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