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◇令和7年度関西六大学連盟秋季リーグ戦第2節◇対阪大2回戦◇9月19日◇万博記念公園野球場

関 大 410 34=12
阪 大 000 00=0

(関)畔田-鈴木、畠中
(阪)久保、平田、松本-本田、吉村

1(遊)福榮
2(中)佐竹
3(右)齊藤智
4(指)山﨑
5(一)清水蓮
6(二)森田
7(三)佐々木
8(捕)鈴木
9(左)上野
先発 畔田

前日に初勝利を挙げ、勢いに乗っている佐竹俊哉主将(情3)率いる準硬式野球部。対阪大2回戦は、初回から関大が試合の主導権を握る。無死二、三塁の好機を作り、齊藤智生(化生2)の中犠飛で先制。勢いは止まらず、初回だけで4点を獲得した。先発・畔田丈(情1)は4回まで1人の走者も許さないの圧巻の投球を見せる。打線も大量得点で12点差をつけ、コールド勝ちを収めた。

先攻の関大は1番・福榮陸(経2)が内野安打で出塁。佐竹主将もバントヒットで続き、盗塁で無死二、三塁の好機を作った。ここで打席に入るのは、1回戦で先制点を挙げた齊藤智。この日も犠飛を放ち、2戦連続で先制点を獲得した。さらに山﨑大輔(商3)、清水蓮太(法3)も適時打で続く。森田大成(経1)が敵失と盗塁で二塁に進むと、佐々木駿(社1)も適時打。一気に4点を挙げた。2回も関大の勢いは止まらず、先頭の9番・上野純大(環都3)が初球を左前に運んで出塁。犠打で得点圏に進み、齊藤智が左適時打を放つ。この回も得点し、試合の主導権をつかんだ。

17582632850932-200x133 【準硬式野球】畔田が完封!大量12得点でコールド勝ち
△齊藤智

リーグ戦初先発のルーキー・畔田も好投を見せる。初回に2三振を奪うと、テンポ良く投げ込み2回も三者凡退。4回まで1人の走者も許さない完璧な投球でチームに流れをもたらす。

17582633260932-200x133 【準硬式野球】畔田が完封!大量12得点でコールド勝ち
△畔田

コールド勝ちに近づきたい打線は4回。2死から佐竹主将が左二塁打を放つ。ここで代打・齊藤光星(情2)が打席へ。「絶対に打ってやろうという気持ちだった」と右適時打で6点目を獲得。さらに好調の山﨑、清水蓮も適時打を放つ。8-0と相手を突き放した。

17584296114922-200x133 【準硬式野球】畔田が完封!大量12得点でコールド勝ち
△齊藤光

10点差でコールド勝ちを収めるためにも得点したい5回表。敵失で佐々木が出塁し、四球と犠打で1死二、三塁の好機を作る。1番・福榮が中堅方向へはじき返し、2点を追加。これで10-0とした。さらに安打や盗塁で得点圏に走者を置き、暴投で1人生還。1死三塁から斎藤光がこの日2本目の適時打を放ち、12-0と大差をつけた。

17584296173722-200x133 【準硬式野球】畔田が完封!大量12得点でコールド勝ち
△福榮

抑えればコールド勝ちとなる裏の守備。ほぼ全ての野手を代え、普段のリーグ戦では出場機会の少ない選手がグラウンドに立った。チームの勝利が懸かったマウンドには、ここまで完全投球の畔田が上がる。快挙達成に期待が膨らむが、惜しくも先頭打者に右安打を許してしまった。それでも続く打者を併殺打に打ち取り、最後は二飛で試合終了。リーグ戦初勝利を完封で飾り、チームとしても連勝を果たした。

17582714529072-200x133 【準硬式野球】畔田が完封!大量12得点でコールド勝ち
△勝利後、笑顔を見せる畔田

開幕節は苦しんだものの、2勝で今季の通算成績を五分に戻した関大。今試合では攻守共に相手を圧倒し、確かな力を示した。次節の相手は神大。今夏には18年ぶりの全国大会出場を果たしており、油断できない相手だ。一戦必勝で立ち向かい、連勝への道を築き上げる。【文:中吉由奈/写真:松浦翼、中吉由奈】

▼畔田
「(初先発、試合前の心境は)緊張していたんですけど、アップの時から大先輩の山﨑さんが鼓舞というか、めっちゃサポートしてくれて。ちょっと緊張もほぐれて、立ち向かうことができました。(投球を振り返って)序盤から真っすぐで押していけて、変化球で空振りも取ることができたので、自分のピッチングとしては結構良かったなと思います。(完封勝ちを収めた時の心境)ほっとしました。絶対に勝たないといけない状況だったので、自分がチームを勝たせたいと思いながら頑張りました。(初のリーグ戦、どんな気持ちで挑んでいるか)自分が投げた試合は絶対勝ちたいし、うまく勝ちに持っていけるように自分のピッチングで流れを変えたいなと思っています。(チームの雰囲気)すごく仲が良くて、先輩たちもめちゃくちゃ優しくて。とても明るいチームで、野球がしやすい環境を作ってくれているので、先輩たちには感謝しかないです。(次戦に向けて)これからも投げさせてもらえることがあると思うので、その試合は絶対にチームを勝たせるという気持ちで、全力で腕を振りたいです。山﨑さんもいいピッチングをしたら、どこか連れて行ったるわと言ってくれているので(笑)大エースの山﨑さんを胴上げしたいので、絶対に勝てるように頑張ります」

▼齊藤智
「(試合前の心境)絶対に勝たなければいけない試合ということで、僕が打って試合を決めるという覚悟を持って挑みました。(打点を挙げた打席を振り返って)2日連続で同じ状況で、1番と2番がつないでくれていました。僕が先制してチームを勢いづけたいと思っていて、仕事を果たせたと思います。昨日はチャンスを作ってもらったのですが、点が入らなくて。初回から点は取れたけど、今日は2回からの点が大事だと思って打席に立って、良い結果が出たと思います。(次戦に向けて)絶対に落とせない試合なので、僕が打ってチームに貢献したいです」

▼齊藤光
「(代打を告げられた時の心境)まずはワクワクして、絶対に打ってやろうという気持ちでした。(2本の適時打を振り返って)緊張してちょっとバットが出てこなかったんですけど、最後はうまく合わせられたかなと思います。(前日にリーグ戦初出場を果たした)佐竹さんがキャプテンになって初めてのリーグ戦なので、新鮮な気持ちというか。僕自身も初めてのリーグ戦なので、絶対に優勝しようという気持ちでやっています。(次戦に向けて)代打の出場が多くなると思うんですけど、しっかりと準備して、ここ一番で打てるように頑張りたいと思います」

▼佐々木
「(初回の適時打を振り返って)ここまで結果が出ていなくて、打たなければいけないプレッシャーもありました。初回にチャンスが回ってきて打つならここしかないなと思い、必死で食らいつきました。(初のリーグ戦、どんな気持ちで挑んでいるか)先輩がけがをして回ってきたチャンスで。結果以上にリーグ戦を経験できることが、これから自分が準硬を続けるうえで大きなことだと思って試合に挑みました。(守備でも活躍を見せた)初戦から自分の中で良い守備ができていたので、次の節からも守備で貢献したいです。ここからはノーエラーで行きたいです。(同じ1年生の畔田の完封について)同じ1年生で、ピッチャーとしてとても頼もしいです。自分も打って援護したいし、同級生だとその思いが強いです。(次戦に向けて)打つ方でもチームの勝利に貢献したいです。自分が主役になるくらいの活躍をします」

▼森本蓮大(安全3)
「(リーグ初出場の心境)準硬に入って初打席だったので、やっぱり緊張して。佐竹準硬になってバッターもめちゃくちゃ振ってきたので、チームで徹底した部分もあるし、そこは自信を持って打席に立ちました。あとは打席に立つ前にみんなが頑張れって声をかけてくれたので、それが力になりました。(佐竹準硬2勝目、幹部として感じること)立命大の2敗があるので、とりあえずは良かったなとは思うんですけど、まだ全然これからなので。阪大神大で4勝はして、勢いをつけて同大戦に挑みたいと思います。(主将に対して感じること)3年になってあいつがキャプテンになる前には自分のことしか考えずに野球をやってきたと思うんやけど、きょうの試合で本当にチームのためにやっているなと思いました。セーフティーでヘッドスライディングして、やっぱり本当にチームのために背中を見せてくれているなということをすごく感じました。(次戦に向けて)神大も結構手ごわい相手だと思うので、今日試合に出た分、次の節はいつもよりもスタメンの人たちに声をかけてあげたいです。チームが勝ったらもうなんでもいいので、頑張っていきます」

▼奥山楓騎(文3)
「(出場が決まった時の心境)みんなが点を取ってくれて出してもらえることがうれしかったし、思う存分楽しんでやろうと思いました。(佐竹準硬2勝目、幹部として感じること)立命大戦で勝てなくて、思うような負け方でもなかったから、すごくつらい部分はありました。でも今日本当にいい勝ち方ができたので、切り替えて。神大も全国に出ていて厳しい試合にはなると思うんですけど、ちゃんとそこで2勝して、優勝できるように頑張りたいです。(主将に対して感じること)あいつ自身リーグ戦でなかなか思うような結果を残せていないと思うんですけど、それでもやっぱりチームのこと考えて、チームために声を出してくれているところが本当に頑張っているなって。多分つらい部分はあると思うんですけど、どうにか1人で背負い込まないように。背負える部分は少ないかもしれないけど、少しでも背負ってあげたいなという気持ちです。(次戦に向けて)チームのために徹することで今日みたいな試合ができれば理想なので、最後まで諦めずに楽しくやれたらと思います」

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