◇令和７年度関西学生秋季リーグ戦大会第５節◇対大産大◇９月21日◇立命館大学大阪いばらきキャンパス

［Ｓ１］●向 0（16－21，16－21）２山川
［Ｓ２］○瀬藤２（21－13，21－17）０杉本
［Ｄ１］○ 山田悠・山本２（19－21，21－18，21－15）１谷川・萱野
［Ｄ２］○ 小山・瀬藤２（21－10，21－11）０杉本・山川
［Ｓ３］砂原（打ち切り）谷川

○関大３－１大産大

全勝優勝が懸かった大一番。第１シングルスを落としてしまったものの、以降は白星を挙げる。第３シングルスを残して大産大に勝利。全勝で２部優勝を決めた。

第１シングルスで現れたのは、向竜生（商１）。とてもスピード感のある試合となった。互いにラリーで相手を揺さぶり、キレのあるスマッシュで得点。一進一退の攻防戦となった。流れが変わったのは、インターバル後。連続失点で相手に流れを譲り、そのまま逃げ切られた。第２セットでは、ジャンプスマッシュを連続で決め得点。終盤まで勝敗が読めない展開に。しかし、17－17で同点に並ぶと、相手の勢いが増す。スマッシュレシーブが甘くなったり、力んでショットがアウトになったりして連続失点。ストレートで敗北を喫した。

第２シングルスには瀬藤智史主将（政策３）がエントリー。第１セットは、最初こそリードを許したものの、ラリーで相手を翻弄（ほんろう）する。相手のミスを誘い、逆転してセットを先取した。第２セットも序盤に６連続失点をしたが、後半で一気に巻き返す。５点ビハインドをくつがえし、勝利した。

第１ダブルスは山田悠太（商２）・山本勇誠（情２）組が出場。得意のスマッシュで得点し、リードでインターバルを迎えた。しかし、後半は打って変わって相手ムードに。速いラリーとなり、相手に連続得点を献上。スマッシュで得点を返し、あと１点でデュースになるところまで持っていく。しかし、相手のスマッシュを返すことができず、第１セットを落とした。第２セットは２点ビハインドでインターバルを挟んだが、後半はリズムをつかむ。最後は山本がプッシュを決め、フルセットに持ち込んだ。ファイナルセットは、中盤までは拮抗（きっこう）したものの、以降は連続得点で点差を広げる。フルセットを制し、後続へつなげた。

第２ダブルスの小山志月（文４）・瀬藤智史主将（政策３）組は、実力差を見せつける。先制点こそ与えたものの、その後は安定したコンビネーションで連続得点。ダブルスコアで第１セットを手にすると、第２セットも勢いそのままに試合を展開する。特に、後半は相手を一切寄せ付けず、10点差をつけて勝利した。

２部優勝を決めた関大の次の戦いは、入れ替え戦。相手は、女子と同様甲南大だ。勢いそのままに１部最短復帰を目指す。【文／写真：西村果凜】

▼瀬藤主将
「（チームとしての振り返り）全体的にしっかり各々が自分のプレーをできていたのがとても良かったと思います。（印象に残った試合や選手）第１ダブルスの山田（悠）、山本の試合です。途中で悪い流れになった時に、いつもの練習だと悪い流れのまま負けてしまってました。ですが、今日は悪い流れの中でもしっかり自分たちで勝ち切っていい流れに持っていけたので、良かったなと思います。（入れ替え戦への意気込み）相手が甲南大でレベルも上がると思うので、しっかり勝つという気持ちで、挑戦者として当たって砕けろの精神で頑張っていけたらなと思います」