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◇関西学生リーグDiv.1第3節◇対同大◇9月20日◇ MK TAXI FIELD EXPO

[第1Q]関大7一0同大
[第2Q]関大21-7同大
[第3Q]関大0一0同大
[第4Q]関大7-0同大
[試合終了]関大35-7同大

リーグ戦最初の山場であった近大戦で勝利を収め、勢いに乗っているKAISERS。リーグ戦第3節は、今季1部に昇格した同大と対峙(たいじ)した。第1Q開始2分でRB前川礼男(経3)がランで押し込み先制のタッチダウン(TD)を挙げる。一時は同点に追いつかれるも、WR辻󠄀翔誠(文4)のパスTD、RB山㟢紀之主将(経4)のTDランで逆転に成功。その後も得点を重ね35-7で快勝し、開幕から無傷の3連勝となった。

K中井慎之祐(法4)のキックから試合がスタート。第1Q開始直後にビッグプレーが飛び出す。DB吉田優太(文3)がインターセプト。相手陣18㍎付近という絶好の位置からの攻撃権を獲得する。ゲインを重ね、最後はRB前川がランで押し込みTD。幸先良く先制した。その後は一進一退の攻防が続く。ディフェンス陣のタックルやQBサックが要所で光り、第1Qを無失点で終えた。

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△RB前川

試合が大きく動いたのは第2Q。ダウンを更新され、徐々に自陣に攻め入られる。エンドゾーンまであと十数㍎まで迫られたところで、反則を取られてしまう。ダウンを更新され、エンドゾーンまであと2㍎まで迫られた。ディフェンス陣が必死に食い止めるも、TDパスを通され同点に。嫌な空気が流れるが、ここから華麗な逆転劇が始まった。直後のシリーズで、QB高井法平(人3)がWR吉識立海(社4)へのパスを連続して成功させゲイン。さらには、RB山㟢主将、前川のランもあり、ダウンを更新する。そして、QB高井からハーフライン付近からのWR辻󠄀へのロングパスが通りTD。同点に追いついた。リーグ戦で初めて決まったロングパスTDに、会場は大いに湧く。

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△WR辻󠄀

勢いに乗ったKAISERSは、45秒後にもRB前川がランで大幅にゲインしたのち、QB高井がWR新井力央(文3)へのTDパスを通し逆転に成功。第2Q終了間際には、DB谷中勝貴(文1)のインターセプトが飛び出した。このシリーズでも、WR辻󠄀のパスキャッチが冴えダウンを更新。最後はRB山㟢主将が中央を駆け抜けてTDを決める。トライフォーポイントもK中井が全て成功させ、28-7で前半を終えた。

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△WR新井
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△QB高井

関大の攻撃から始まった第3Q。最初のプレーから、RB前川のランでファーストダウンを更新すると、リズム良く陣地を広げていく。しかし、パントを大きくリターンされ、自陣44㍎付近から相手の攻撃に。それでも、DL伊藤侑真(環都3)のタックルやDL生悦住勝也(文4)のQBサックで防いでいく。ディフェンス陣の鉄壁の守りで、相手に得点を許さない。第3Qも残り5分を切り、QB高井からWR新井への約60㍎にも及ぶロングパスが通る。だが、タックルで倒され、ボールが手からこぼれてしまい相手ボールに。第3Qは両者無得点に終わった。

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△DL津田悠空(環都3=左)とDL生悦住

最終Qは、相手が自陣深くの4th&1で仕掛けたQBスニークで幕開け。ディフェンス陣が踏ん張りを見せ、残り1㍎を進ませず。攻撃権を奪い返し、大きな雄たけびをあげた。その直後の攻撃は、ランで前進していくが、QBサックで大きく後ろに下がり失速。パントに追い込まれた。続く相手の攻撃は、中央付近からのスタート。4thダウンで、相手は再びギャンブルを選択したものの、守備陣が踏ん張りここも阻止する。攻守が何度も入れ替わる膠着(こうちゃく)した展開に。しかし、関大がこの流れを断ち切る。ランで着実にゲインを重ねると、最後はRB山㟢主将がディフェンスをなぎ倒し、右サイドを駆け上がってエンドゾーンへ。RB山㟢主将にとって今試合2つ目のTDとなった。直後の守備では、DB上藤大輝(文2)のインターセプトが飛び出す。関大は、この日3つのインターセプトを成功させた。続くシリーズでは、1年生QB・土井翔和(文1)が登場。迷うことなくWR辻󠄀へロングパスを投じ、成功させる。得点には結びつかなかったものの、堂々たる姿を披露した。試合は35-7で終了。リーグ戦開幕3連勝を収めた。

次節は、1週間後の甲南大戦。勝利を挙げたものの、この結果に満足していない選手も多い。準備期間は短いが、一戦必勝を掲げ全ての試合で全力を尽くす。【文/写真:早川莉央、市場薫】

▼WR辻󠄀
「(今日の試合を振り返って)常にチームを勝たせたいというのと、大好きな4年生をすぐに引退させるわけにはいかないという思いを持っています。自分たちの反則があった上でのシリーズで、目の前のボールに必死に食らいつきました。(先日のインタビューで、WRで勝った試合だと言われたいと意気込んでいた)今回は割とそれに近い形だと思うけれど、全然満足できていないです。まだまだ試合があるので、毎試合WRで勝った試合と言われるように頑張りたいです。(次節、甲南大戦に向けて)準備期間は1週間と短いですが、どの相手にも強い思いで臨むというのが僕らのモットーです。一戦必勝というのを常に口にしていて、目の前の試合に必ず勝ちに行くスタイルでやっていきたいと思います」

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