◇第52回全日本大学選手権大会◇9月7日◇戸田ボートコース
[男子クォドルプル]
B:松本
2:松山
3:田中
S:渡邊
B決勝 4着 6:49.13 総合10位
熱戦が繰り広げられている全日本大学選手権大会が、ついに最終日を迎えた。関大からは男子クォドルプルがB決勝に出場。結果は4着。入賞にはあと一歩届かなかったが、最後まで全力を出し切った。このレースをもって4年生は引退し、チームは新たな世代へ。
泣いても笑っても、これが最後のレース。男子クォドルプルがB決勝に挑んだ。上位2着に入れば入賞が決まる。このレースは、松山聡一郎主将(環都4)、そして田中仁翔(化生4)にとって、4年間の全てを懸けた引退レースでもあった。レースは、幸先の良いスタートを切る。2位でレースを開始させると、1位との差をみるみる縮めた。しかし、ここでブイにオールが絡まってしまい、失速。500㍍地点を4位で通過した。2位との差を懸命に追いかける。しかし、全国の強豪たちの壁は厚く、その差をなかなか詰めることができない。それでも、最後まで心を一つに、4年間の想いを一漕ぎ一漕ぎに込めてゴールを目指した。結果は4着。惜しくも入賞には届かなかったが、その姿は観る者の胸を打った。
男子クォドルプルのラストレースをもって、5日間にわたるインカレは閉幕。今大会、オックスフォード盾男子エイトは宿敵・関学大と熱戦を繰り広げ、女子ペアは全国の舞台で来季へつながる大きな一歩を刻んだ。そして、最後まで入賞を信じ、戦い抜いた男子クォドルプルも。「あの時ほどヒリヒリしたものはなかった」と松山主将が語った敗者復活戦での歓喜、そして決勝の舞台で味わった悔しさ。それぞれの場所で、持てる力の全てを出し尽くした。水上で輝く漕手たちの影には、常に漕手を支え続けたマネージャーの存在が。記録、食事、体調管理といったサポートなくして、この戦いはなかっただろう。まさに、チーム全員で戦い抜いた5日間となった。


今大会をもって、4年生は引退する。「後輩たちに囲まれて引退できることがうれしい」と語る村上裕次郎(社4)。そして、「自分はもうリベンジする機会がない。だから、もっと強くなって戦ってほしい」と後輩に託す森合一樹(安全4)。4年間で得たものは、技術だけではない。仲間と共に成長できたという、かけがえのない誇りだ。102代7人の先輩が残した闘志を胸に、関大漕艇部は新たなチームとして歩み出す。

【文/写真:桝井来夢】
▼松山主将
「(特に印象に残っていること)今回のインカレ2日目の敗者復活戦。あの時ほどヒリヒリしたものはなかったです。ちょうどいい緊張感とうれしさでした。ゴールした時の最大のうれしさは本当に良かったです。(後輩に向けて)僕らのチームは経験が浅いチームで、まだまだ強豪とは言えませんが、今回のインカレで一緒に乗った1、2年生がまた、チームを引っ張って新しい関大を作ってくれると信じています」
▼田中
「(今大会を振り返って)一番最後のレースで、悔しい思いをしたんですけど、それも含めて最後のインカレは自分にとって1番いい経験ができたと思います。その苦しみも乗り越えて、人としてより成長していこうと思っています。(後輩に向けて)大学での部活は、技術としての成長もあると思うけど、やっぱり人としての成長が一番大きいと思うので、後輩たちにはボートも上手くなってもらって、また人としても思い切り成長していってもらいたいと思っています」
▼森合
「(特に印象に残っていること)今日インカレで勝てなかったことです。それでも朝日レガッタや西日本選手権で勝ったり、2023年の関関戦で勝ってみんなで喜んだことはすごく印象に残っています。(後輩に向けて)インカレで勝てなかったのは本当に申し訳ないし、自分としてはすごく悔しいけど、自分はもうリベンジする機会がない。だから、来年や再来年にもっと強くなって戦ってほしいと思います。」
▼村上
「(この4年間を振り返って)この後輩たちに囲まれて引退できることに自分自身うれしく感じています。実力としては、オックスフォード盾エイトで勝つことができなかったのですが、競技を通して後輩や先輩と共に成長できる4年間だったと思っています。(後輩に向けて)ローイングは競技特性上、フィジカルが一番重要な競技で。サッカーをやっていたのですが、サッカーに比べたら戦術面は少なくて、本当にフィジカル直属の競技というか。エルゴでは世界統一のタイムが出るので、世界基準と毎日戦う必要があって。そういう中で、4年間体力的にも精神的にもしんどい時もあると思うけれど、4年間頑張り続けたら絶対に何か得られるものがあるから、諦めずに頑張ってほしいです」
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