◇関西学生リーグDiv.1第2節◇対近大◇9月6日◇ヤンマースタジアム長居
[第1Q]関大14一7近大
[第2Q]関大10-0近大
[第3Q]関大0一0近大
[第4Q]関大7-7近大
[試合終了]◯関大31-14近大
2年連続のアップセットは許さなかった。昨年、近大にまさかの敗北を喫したKAISERS。「夏合宿から対策をして準備をしてきた」とRB山㟢紀之主将(経4)が語ったように、万全の準備をして臨んだ。前半、RB山㟢主将のタッチダウン(TD)ランや、DB石井慶汰(経4)の66㍎インターセプトリターンTDで着実に得点を重ねる。一転して後半は、両者攻めあぐねる展開に。最終クォーター(Q)にTDを許したものの、随所にディフェンス陣の奮闘が光る。勝利を収め、昨年の雪辱を果たした。

関大のキックで試合が開始。近大のファーストドライブは、ダウンを更新させずに抑える。続く関大のファーストドライブ。3rd&3、RB山㟢主将が相手ディフェンスを振り切り、61㍎独走TDを決めて先制に成功する。しかし、次のシリーズでボールをファンブル。相手にボールを奪われ攻守が入れ替わり、そのままTDにつながるパスを通される。すぐさま同点に追いつかれ、不穏な空気が流れたが、今年のKAISERSは違った。第1Q残り3分、自陣45㍎付近でDB石井がインターセプト。そのままリターンTDを決め、勝ち越しに成功する。「準備をして、狙っていた」という会心の一撃で、チームは勢いづいた。

第2Q開始直後には、QB高井法平(人3)からWR辻翔誠(文4)へのTDパスが通り、着実に点を積み重ねる。次のシリーズでは、K中井慎之祐(法4)がフィールドゴール(FG)を決めて3点を追加。守備では鉄壁のDL、LB陣が大幅なゲインを許さず、無失点で第2Qを終えた。

関大オフェンスから始まる第3Q。ファーストプレーで反則を取られてしまい、10㍎罰退してしまう。ダウンを更新できず、4th&10では60㍎ほどの長い距離ではあったがFGを選択。K中井のキックに懸けるが、惜しくも逸れてしまい得点とはならなかった。中盤から近大は、ランではなくロングパスを多用し大幅なゲイン、TDを狙う場面が増える。しかし、鉄壁のディフェンス陣の守りで得点は許さない。終盤ではリカバーもあり、このQも無失点で抑える。24-7で、最終Qに突入した。
第4Q開始直後、DB田代智理(商4)のインターセプトが飛び出す。相手陣11㍎付近で攻撃権を獲得し、絶好のチャンスが訪れた。1stでRB山㟢主将のランでゲインする。2nd&1、RB前川礼男(経3)がランで押し込みTD。貴重な追加点を獲得した。また、第3Q同様ロングパスを多用して攻め込まれるも、DB不破充優(人4)のカットやDL熊田凌(商1)のQBサックなどで大幅なゲインを許さない。終了間際にTDを奪われるも、リードを保ったままブザーが鳴る。31-14で勝利を収め、昨年の雪辱を果たした。

夏からの準備が身を結び、見事勝利を果たしたKAISERS。しかし、「まだまだディフェンスに頼っているオフェンス」(RB山㟢主将)と無得点に終わった第3Qを悔いた。次戦は今秋1部に昇格した同大との対戦。「明日からすぐに対策をしていく」(DB石井)と、既に先を見据えている。全ては、甲子園で勝つために。『一戦必勝』で戦っていく。【文:市場薫/写真:湯浅あやか、井原郷志】
▼DB石井
「(近大戦に向けてどのような準備をしてきたか)嫌になるほど近大の試合動画を見て、癖なども見抜けるようになるまで見続けました。(第1Qで、見事なインターセプトリターンTDを決めた)準備をしていて狙っていたところがきて、チャンスをものにできたということがすごくうれしかったです。(ディフェンス陣の活躍も光った)DL、LBが昨年からほぼメンバーが変わっていないというところで、すごく安定感のあるディフェンスができていると感じます。(2週間後に控える同大戦に向けて)今日の勝利は今日だけ喜んで。明日からは同大戦に向けてすぐに対策をして、浮かれないようにしていきたいと思います」
▼ RB山㟢主将
「(昨年敗北を喫した近大。どのような準備をして臨んだか)近大戦に関しては1週間前から準備をしていた訳ではなく、夏の間、夏合宿よりも前から、練習中でも「近大、近大」と声が出るくらいフォーカスして対策をしてきました。(2試合連続となる先制TDを決めた)今日の試合も序盤にロングゲインができて、それがTDにつながりました。チームの勢いもあの瞬間についたなというのも実感しましたし、自分も主将としてプレーで貢献できたらなとずっと思っていたので、抜けた瞬間は素直にうれしかったです。(後半はディフェンス陣に助けられた)終わった瞬間、ディフェンス陣に助けられた部分が結構あって。後半だけを切り取ってもディフェンスが取ってくれた点数もあります。オフェンスが後半チョイスでしたが、第3Qを見てみると0点という結果で、まだ少し尻下がりになっているところもあったし、まだまだディフェンスに頼っているオフェンスだなと思っています。(次戦は昇格組の同大との一戦)もう準備するだけなので。2週間という短い期間ですが、同志社戦だけにフォーカスをした練習をしようと思っています」
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