◇第19回近畿ジュニア体重別選手権大会◇7月6日◇於・兵庫県立武道館
[男子66㌔級]
古澤大地(人1) 1回戦敗退
[男子90㌔級]
福田銀次(人2) 2回戦敗退
[男子100㌔級]
佐伯博司(人1) 3位
関大からは大阪府予選を勝ち抜いた3名の選手が出場。佐伯が3位決定戦を制し、全国大会への切符をつかみ取った。
男子66㌔級に古澤が出場。序盤から果敢に技を繰り出すも、背負投で一本を取られ、敗北となった。

男子90㌔級に出場したのは福田。1回戦は背負投で一本を取り、難なく初戦突破を果たした。続く2回戦では、序盤から両者技が出ず、指導を受ける。そこから積極的に攻撃を仕掛けるが、決まり技とはならない。残り時間1分を切ったところで、隅落で有効を取られ、そのまま抑え込まれてしまう。逃げることができず、横四方固で一本を取られ、敗北を喫した。

男子100㌔級には佐伯が出場。1回戦は、激しい組み手争いに。相手に技をかけられる場面も見られたが、なんとか堪え切る。試合終了間際に、肩車で技あり。そのまま4分が経過し、勝利した。続く2回戦では、両者積極的に足を出し技を繰り出すも、決まりきらず延長戦に突入する。相手が体制を崩したところから、寝技に持ち込んだ。5秒間抑え込み、有効勝ちとなった。

準決勝でも、両者技が決まらず延長戦にもつれ込む。佐伯は2つの指導を受け、後がない状況に。寝技に持ち込み、一度は抑え込みに入ったものの、逃げられてしまう。最後は足をかけられ、一本を取られてしまい敗北。3位決定戦に回ることに。ここで勝てば、全日本ジュニアへの出場機会が得られる大一番となった3位決定戦。序盤から激しい組み手争いとなった。本戦では決着がつかず、今大会3度目の延長戦に突入。相手のペースに飲まれ、劣勢となる場面も見られたが、最後は帯取り返しで有効を奪い勝利。勝負強さを見せ、3位で全日本ジュニアへの出場を決めた。

佐伯が3位となり、好成績を残した今大会。次戦の関西学生体重別選手権大会でも各々が最大限の力を発揮し、さらなる高みを目指す。【文:春田史帆/写真:川元咲季】
▼佐伯
「(今日の試合を通して良かったところ)粘り強い柔道をして、競った相手にもしっかり前から進めていけたところです。(3位決定戦で技を決めた時の心情)うれしかったです。ちょっと相手が有利な展開だったので、しっかり逆転できてうれしかったです。(今日の試合にどんな気持ちで臨んだか)もう1回戦ったことのある相手で、チャレンジャーだったので、どんどん前に出て諦めない気持ちで行きました。(全国に向けての意気込み)やっぱり3位だったので、反省点をしっかり改善していって、1つ自分の得意技を作って、もっと圧倒して一本を取りに行ける柔道を完成させて挑みたいと思います」
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