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◇第51回西日本大学男子選手権大会◇決勝トーナメント戦◇3回戦・準々決勝◇6月28日◇姫路市立中央体育館

【3回戦】
[第1セット]関大25-20東亜大
[第2セット]関大25-21東亜大
[第3セット]関大25-23東亜大
[試合終了]〇関大3-0東亜大

【準々決勝】
[第1セット]関大25-19中京大
[第2セット]関大21-25中京大
[第3セット]関大25-18中京大
[第4セット]関大23-25中京大
[第5セット]関大11-15中京大
[試合終了]●関大2-3中京大

前日に行われた決勝トーナメント初戦で愛知大を下し、駒を進めた関大。3回戦の東亜大戦は見事ストレート勝ちを果たした。準々決勝の相手は中京大。フルセットに持ち込む健闘を見せたが、惜しくも敗れる。関大男バレはベスト8で今大会を終えた。

東亜大と相まみえた3回戦の第1セット。開始早々山本大稀(経4)がブロックアウトを誘い先制点を奪うと、序盤から関大がリードする形となった。しかし、永澤諒(人1)の速攻で関大が20点台に乗ると、相手の勢いが加速する。3連続得点を許し1点差に詰め寄られ、関大はタイムアウトを要求した。再開直後は再び永澤が速攻で得点。流れを渡さないまま第1セットを獲得した。

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△池田幸紀(商3)

この流れを切らずに勝ち切りたい第2セット。相手のブロックに苦戦を強いられ失点する場面も。だが、中島康介(文4)の速攻や小山海皇(みこと=人2)のスパイク、井上桜佑(人4)のサービスエースが決まり、相手は2回タイムアウトを要求する。その後も中島、小山を中心に得点を重ねセットを連取した。

勝利に王手を懸けた関大。第3セットは先制点を献上し、序盤から相手の盛り上がりに拍車がかかる。森歩夢(政策3)のブロックが光り、何度も相手の攻撃を食い止めた。しかし、相手の高さのある攻撃や好守備に押され、なかなか得点を引き離せない。それでも一度も逆転は許さずなんとかリードを保つ。終盤、不動寺優斗(経1)がサービスエースを決め、直後に相手がタイムアウトを取った。相手に得点を献上するも、永澤と小山の攻撃で着実に加点し第3セットをものにする。一度も勝ち点を与えずストレート勝利を収めた。

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△喜ぶ選手たち

続く準々決勝の相手は、昨年2回戦で敗れた中京大だ。第1セットの先制点は奪われるも、その後は小山が多彩な攻撃を見せたり、相手エースをブロックする。4連続得点で、試合の流れを一気に関大に引き寄せた。その後は10-12と先行されたが、山本のサーブから脅威の8連続得点を生み逆転に成功。開いた点差をそのままに、25-18で第1セットを先取した。

第2セットは相手の連続得点で幕開け。それでも小山のブロックの上から叩き込むスパイクや、山本のサービスエースで得点を重ねる。相手のミスもありサイドアウトを取り合うが、中盤から相手ミドルブロッカーの攻撃に対応することができず。ラリーから森や永澤がスパイクを決めて食らいつくも、点差を埋めることができず第2セットを落とした。

第3セットは、序盤から小山の活躍が光る。中島も2本のブロックを決め、相手にタイムアウトを取らせた。その後は両者なかなかブレイクが奪えない展開が続いたが、池田や森を筆頭としたつなぎからの攻撃で得点。最後は小山のブロックアウトで、第3セットを手にした。

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△森

このセットを獲得し、勝利としたい第4セット。1点目から相手に4連続得点を奪われる。タイムアウトを取り、小山と中島を中心に攻撃するが、依然差は縮まらない。終盤徐々に点差を詰め3点差となるも、追いつくことができず。このセットは一度もリードを奪えないまま奪取され、勝負の行方は最終セットに託された。

緊張感が走る中、第5セットが開始。1点目からトスを小山に集め、ブロックが集中する中それを打ち切った。しかし、5-5から相手のサーブが走り5-9と差をつけられる。その後も小山にトスが集まり、取って取られての展開が続いた。それでも4点差を埋めることができず15点目は中京大が獲得。フルセットの激闘を制すことができず、西カレはベスト8で幕を下ろした。

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△中島(左)と小山

昨年のリベンジはかなわなかったものの、目標としていたベスト8を達成した関大。成長した部分を発揮するとともに、新たな課題も見つかった。次に控える秋季リーグ戦では、関西王者を目指して挑む。【文/写真:吉野日菜多、松嶋奈央】

▼小山
「(自身のプレーを振り返って)結構チームを盛り上げられた。あと、終盤集めてもらったのを打ち切って勝てたセットもあったし、相手が粘ってきたところもあった。そこで自分が全部決めたかったので、体力的にも気持ち的にもそこまで調子を上げていけたらと思っています。(今後について)さらにもう1回この夏でトレーニングをして進化したチームで一丸となって、関東の強いチームにがっつけるように仕上げたいと思います」

▼永澤
「(試合を振り返って)サーブレシーブをしっかり返すことができて、僕たちの切り返しにミドルやサイドを使って切り返しとかができていた。でも、終盤になっていくにつれて海皇さん(小山)が頼りになった。やはり相手のブロックにそのままかけられたり、シャットされたところの差によって負けたかなと思います。(今後について)リーグでは上位、優勝を目指して。全日本インカレでは、関東の方には通用しないプレーもあるんですけど、東京遠征とかで自分の力試しができるので、そこで地道にやっていきたいと思います」

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