◇2025年度関西大学春季トーナメント3回戦◇対立命大◇6月15日◇於・皇子山総合運動公園陸上競技場
[前半]関大10-14立命大
[後半]関大5-12立命大
[試合終了]関大15-26立命大
悪天候の中行われた春季トーナメント3回戦は、立命大と対戦。先制点こそ奪ったものの、相手に連続でトライを許し先行される。そこから差を縮めることはできず、敗北となった。
相手のキックオフで試合開始。開始直後から中盤付近での攻防が続き、膠着(こうちゃく)した展開に。前半16分、相手のミスから敵陣でのラインアウトを獲得する。キャッチできず、相手ボールとなったが、CTB吉良陸人(文3)がボールを奪い、そのまま前進。インゴール付近までボールを運んだが、あと一歩のところでオブストラクションを取られてしまう。得点のチャンスを逃してしまった。だが同18分、敵陣深くでラインアウトを獲得し、再びチャンスが訪れる。ボールをキャッチしたSH嘉悦滉太(人3)からパスを受けたHO大林直人(環都4)が右サイドを駆け上がり、インゴールに飛び込む。トライかと思われたが、ラインアウト時の反則を取られ無効に。惜しくも好機を逃してしまった。

同24分、中盤でのスクラムからパスをつなぎ徐々に前進。相手に反則が生まれ、ペナルティキックを獲得する。SO堂免遙生(商1)がしっかりと決め、3点を先制した。しかし同27分、自陣深くでの相手のラインアウトとなり、ピンチが訪れる。中央を突破されトライを献上。さらにキックも決められ逆転を許した。また同34分、中盤付近から相手選手が抜け出し、左サイドを独走。トライを決められた。キックも成功し、差を広げられてしまう。前半終了間際、ラインアウトからパスをつなぎインゴール手前まで前進。相手のミスから、敵陣深くでのラインアウトを獲得する。最後は、PR坂井大斗(人4)が押し込みトライ。SO堂免がキックも成功させ、7点を返す。4点ビハインドで前半を終えた。

関大のキックオフで始まった後半。後半5分、相手のミスから敵陣深くのラインアウトを獲得すると、そこから敵陣での攻防を繰り広げ、チャンスに。しかし、ミスが生まれトライとはならず。ここから何度も敵陣での攻撃を仕掛けるが、相手の固いディフェンスに阻まれ、得点することができない。両者無得点のまま、後半の半分が経過する。同26分、中盤付近から相手にディフェンスラインを突破され、トライを献上。さらに同30分、自陣深くでの相手のラインアウトから、自陣での攻防に。インゴールまで押し込まれ、トライされる。キックも成功し、点差を引き離されてしまった。

また同37分、自陣での相手のラインアウトに。モールを形成され、インゴール付近まで前進される。だがここは、粘り強いディフェンスで相手のミスを誘発し、危機を脱した。最後に1つでもトライを奪いたい関大。同43分、相手のスクラム時の反則から、敵陣深くでのラインアウトを獲得する。モールを形成し前進し、最後はHO山本真士(政策4)がインゴールまで押し込みトライ。終了間際に5点を返したが、相手には及ばず敗北となった。

決勝進出とはならなかった関大。次戦は昨秋のリーグで勝利を挙げた近大との対戦だ。チーム一丸となり勝利をつかんでみせる。【文:春田史帆/写真:中山桜希】
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