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【応援団】HELIOS、Aチームが悔しさ残る演技もJAPAN CUP出場権獲得

◇第34回関西選手権大会兼JAPAN CUP2025日本選手権大会関西地区予選◇6月15日◇Asueアリーナ大阪

HELIOS Aチーム
JAPAN CUPフライデートーナメント出場

〈Aチーム〉
トップ:和泉、山中、米田
トップ・ミドル:山田
ミドル・ベース:河村、石崎、廣瀬、稲野
ベース:油野、池上、大石、篠原
スポット:内田、斉藤、堀田、神吉

HELIOS Bチーム
予選敗退

〈Bチーム〉
トップ:福原、齊藤、谷野、北
ミドル・ベース:松山、浅田、杉本
ベース:上田、柿花、西本、藤原
スポット:岡田、亀山、谷口、安藤、松井

HELIOSが新体制初となる大会に挑んだ。今年は西日本選手権大会の出場を見合わせ、関西選手権大会が初陣に。JAPAN CUPの予選を兼ねた大会で、予選を通過すれば全国大会出場、敗退となれば4年生にとって競技チア最後のステージとなる大一番。前日には降りしきる雨の中、総合関関戦の応援を行い、応援活動との両立もより難しさを増す。それでも応援を通して磨き上げてきたサイドラインを武器に、JAPAN CUP出場を懸けて今大会に臨んだ。関大からは2チームが出場。AチームはDIVISION1大学の部に、BチームはDIVISION2に登場した。先に演技が行われたのはBチーム。規定演技競技は整った演技を見せるも、表彰台を逃す。迎えた自由演技競技は、いくつかのミスが命取りとなり、総合結果は予選敗退。JAPAN CUP出場はAチームに託された。Bチームの思いも背負って挑んだAチーム。規定演技競技は安定したパフォーマンスを見せる。自由演技競技では、悔しさが残るステージとなったが、審査の結果、フライデートーナメント進出。予選からの出場であるものの、見事JAPAN CUPへの切符をつかみ取った。

最初に登場したのはBチーム。開会前に規定演技競技が行われた。松山小夏(文4)のかけ声とともに演技が始まる。16人の声と手拍子が見事に合わさるパフォーマンスを披露。2回のジャンプでは、いずれも着地まで全員の動きがそろう。規律の取れた演技は最後まで崩れない。最後のスタンツも見事に決まり、笑顔で演技を終えた。

IMG_9828-200x133 【応援団】HELIOS、Aチームが悔しさ残る演技もJAPAN CUP出場権獲得
△DIVISION2規定演技競技の様子

続いてDIVISION2の自由演技競技が行われた。最初のトスを成功させると、そのままスタンツもミスなく進む。タンブリングと平場も安定させ、3層のスタンツへ。トップ3人が最上段に位置する見せ場のスタンツだったが、惜しくもここは崩れてしまう。それでも切り替え、モーションへ。再びトスから流れを作り、スタンツに挑む。スポット、ベース、ミドルで形を作ると、最後はトップの齊藤晴那(法3)が上がり切り、スタンツを成功させた。続いて3つのスタンツに挑戦。ここも何とか全て上げ切り、終盤へ。さらに4つのスタンツを作るも、バランスを崩してしまう。それでもここから音楽が流れ、平場に。一糸乱れぬモーションとダンスで会場を盛り上げる。フィナーレのスタンツは見事にポーズまで決め切った。

IMG_9948-200x133 【応援団】HELIOS、Aチームが悔しさ残る演技もJAPAN CUP出場権獲得
△DIVISION2自由演技競技で決めポーズを取る

DIVISION2全ての演技が終え、表彰式が行われた。規定演技競技は3位から発表される。しかし、HELIOSの名前が呼ばれることはなく、表彰台に入ることはできなかった。続いて自由演技競技の表彰へ。5位以上からが発表される中、またしてもHELIOSの名前がアナウンスされることはなかった。総合成績も規定の270点を超えることはできず。JAPAN CUP出場はかなわなかった。

JAPAN CUPへの望みを託されたAチーム。まずは規定演技競技に取り組んだ。チームリーダーの堀田くるみ(社4)の合図で演技を開始する。洗練された動きでモーションを披露。ジャンプも息の合った動きを見せる。メリハリのついた動きで中盤へ。「HELIOS」のかけ声と共に終盤のスタンツに進む。最後も整った動きで演技を終えた。

IMG_9489-200x133 【応援団】HELIOS、Aチームが悔しさ残る演技もJAPAN CUP出場権獲得
△DIVISION1大学の部の規定演技競技の様子

Bチームがスタンドから声援を送る中、迎えたDIVISION1大学の部の自由演技競技。円陣を組み、神吉光咲(社2)のかけ声とともに演技が始まる。高さ十分のトスで観客の心をつかむと、スタンツへ。3つのリバティに挑戦するも、中央が崩れてしまう。平場とタンブリングで立て直したかと思われたが、続くスタンツで、再び落下。うまく流れをつかめない。それでもモーションから組み立て、3層のスタンツを披露。さらに続けて3つの3層スタンツを回転も絡めながら決め、徐々に本来の姿を取り戻す。平場では、一切無駄のない動きで魅了。16人が一体となり、演技を進める。最後は、和泉来楽(らら=社4)、山中琴葉(化生4)、米田晴香(化生4)の4年生トップ3人が並ぶ3層スタンツを決め切り、演技を終えた。

IMG_9806-200x133 【応援団】HELIOS、Aチームが悔しさ残る演技もJAPAN CUP出場権獲得
△DIVISION1大学の部自由演技でポーズを決める

全ての演技を終え、運命の結果発表へ。自由演技競技では、満足のいく内容とはいかず、JAPAN CUP出場は怪しまれるところ。規定演技競技、自由演技競技共に表彰順位に名を連ねることはできず。最後に行われたのは、JAPAN CUP出場校の発表。上位2校が準決勝進出、3位から6位がフライデートーナメント進出となる。上位2校には選ばれず、フライデートーナメントの発表へ。その1チーム目、アナウンスされた言葉は、「エントリーナンバー1、関西大学」。予選からのスタートとはなるものの、JAPAN CUPへの出場権を獲得した。表彰式後には、安堵(あんど)の表情を見せる。だが、あふれ出る悔しさを抑え切れず、涙を流すチアリーダーたち。大会後には、この悔しさを必ずJAPAN CUPで晴らすことを誓った。「自分たちのレベルを痛感した。もっとできる部分があると思う」と堀田チームリーダー。望みをつないだ次のステージまでにさらなる成長を求める。約2カ月後、光り輝く16人が全国の舞台に立っているに違いない。【文:櫻田真宙/写真:水井陽菜、櫻田真宙】

▼斉藤真心部長(法4)
「(大会を振り返って)自分たちの頑張りはもちろん自分たちが知っていたし、絶対できると信じて挑みました。練習でいいものができていたとしても、本番の1本で審査されるし、そこで力を出せなかったのは、自分たちの実力だと思います。本当に悔しいです。(大会期間は総合関関戦をはじめとする応援活動との両立もあった)もちろんどちらも大事な行事なので、メリハリを持ってやってきました。今回は2チームが出て、大会に出ないメンバーもいたから、その子たちとも協力したり、リーダー部や吹奏楽部にも頼って両立を頑張りました。(JAPAN CUPに向けて)簡単にJAPAN CUPの決勝に行けるわけじゃないけれど、自分たちが目指しているところは決勝まで行って、今までの記録を超えることです。本当にギリギリでしたが、JAPAN CUPに行けたことに変わりはないので、このチャンスを絶対に無駄にしたくないです。ここからが一番大事だと思うので、落ち込んでいる暇なく、次の練習から切り替えて、Aチームしか出られないけれど、みんなのためにも思いを背負って、絶対に結果を残せるように頑張ります」

▼堀田チームリーダー
「(チームリーダーになった経緯は)セレクションが終わって、Aチームが形成された時にキャプテン、副キャプテンから指名いただいてチームリーダーになりました。昨年の演技は良かったけれど、200点越えという目標を達成できなかった悔しい部分があって。その悔しさを知っている自分がチームリーダーになって引っ張ろう、絶対にJAPAN CUPに行って前回の目標を達成しようと心に決めていていました。(大会を振り返って)今の自分たちのレベルを痛感した演技だったと思います。(JAPAN CUPに向けて)自分たちのチームはもっとできると思うので、もっとできる部分を追求したいです。自信があった分、それを結果や演技の成果につなげられるように、甘かった部分をもっと詰めたいです。JAPAN CUPでは、会場を沸かせる演技ができるようにしたいです」

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