◇男子第75回西日本学生選手権大会◇準決勝◇対天理大◇6月7日◇Asueアリーナ大阪
[第1Q]関大14-15天理大
[第2Q]関大4-27天理大
[第3Q]関大20-19天理大
[第4Q]関大21-11天理大
[試合終了]●関大59-72天理大
目標としていたベスト4入りを果たした関大は、さらなる高みを目指し、天理大と対峙(たいじ)。第1クオーター(Q)は接戦となるも第2Qで大きく点差をつけられた。それでも後半は驚異の追い上げを見せる。しかし第2Qでの失点が響き、決勝進出とはならなかった。

相手ボールから試合開始。ディフェンスリバウンドを取り、福間啓人(社4)のパスから西村宗大(経3)がシュートを決める。幸先良く先制点を奪った。岩本悠太主将(経4)のゴール下シュートで追加点。またディフェンスの面でも関大らしさを発揮し、24秒間守り抜くなど関大のペースで試合を進めた。しかしパスが乱れ、3連続でシュートを決められる。7点差となった時点で関大が流れを断ち切るため、タイムアウトを要求。タイムアウト明けは交代で入った野村吏希(シス理3)が2連続シュートを沈める。またゴール下の争いを制し、1点ビハインドで第1Qを終えた。


第2Qも西原進登(政策1)のパスから岩本主将が決め、逆転。勢いに乗ったかと思われたが、その後は相手の堅いディフェンスに好機を見いだすことができない。オフェンスリバウンドを取られ、思うようにリングネットを揺らせず。第2Qはオフェンスだけでなく、ディフェンスでも苦戦を強いられた。相手の外国人選手に身長を生かしたプレーで点差をつけられる。さらにシュート中のファールを多く取られ、相手にフリースローを与える場面も。福間の速攻で得点したものの、このQはわずか4点しか奪えなかった。
24点の差が開き、厳しい状況となった関大。ハーフタイム中はコーチとコミュニケーションを取り、やるべきことを確認する。気持ちを切り替え、第3Qが始まった。序盤は失点を重ねたが、5分を切ると関大のゴールラッシュ。北岡雄斗(人3)が3本のスリーポイントシュートを含む、計5本のシュートを沈める。またルーズボールを奪い、得点につなげていった。相手との差を広げさせず、最終Qへ突入する。

関大ボールから始まった第4Qは岩本の連続得点で幕開け。西村のレイアップと山本晴大(安全2)の速攻などで残り3分、10点差まで詰め寄る。しかし、厳しいディフェンスをすることでファールがたまり、フリースローで失点。諦めず全員で走り続けたが、59-72で敗戦となった。

ディフェンスからうまく流れを作れず、敗れた関大。悔しさが残るが、まだ3位決定戦が残っている。西日本学生選手権大会(西カレ)の最終戦である3位決定戦は、昨年インカレで敗戦を喫した日経大との対戦だ。チーム全員でボールをつなぎ、昨年のリベンジへ。今年の西カレ最後の戦いが幕を開ける。【文/写真:井藤佳奈】
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