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◇2025年度関西学生春季リーグ戦◇対同大◇5月18日◇親里ホッケー場

[第1Q]関大0-0同大
[第2Q]関大0-0同大
[第3Q]関大0-0同大
[第4Q]関大1-0同大
[試合終了]〇関大1-0同大

開幕から連敗を喫し、1部リーグ昇格に向け厳しい戦いとなった関大。今節は第1節で惜敗した同大との対戦となった。試合は互いに何度もゴールへと迫る緊迫した展開に。相手の攻撃は、GK今尾一葉(文1)を中心に防いだ。第4クオータ(Q)にFW野口奈央主将(人4)が待望の先制点を決める。相手の猛攻を受けるが、そのまま逃げ切り、今季初勝利となった。

関大のセンターパスで始まった第1Qは序盤からチャンスが生まれる。同5分、MF徳田琳(社2)がサークルに侵入し、シュート。しかし、相手のブロックに阻まれ得点とはならなかった。同7分には、FB吉村心奈(商3)が右サイドを駆け上がり、サークル内へパスを供給。しかし、走りこんだ選手には惜しくも合わずチャンスを逃した。同10分、サークル内で相手を倒してしまいペナルティーコーナー(PC)を献上してしまう。ピンチを迎えた関大だったが、FW松本菜那(人4)が素早いプレスで相手のシュートをブロックした。

IMG_6684-200x133 【ホッケー女子】主将のゴールを守り切り、今季初勝利!
△MF徳田

第2Qは開始早々にピンチが訪れる。同2分、左から突破を許すと、そのまま相手はサークル内に侵入しシュート。このシュートをGK今尾が右足一本でセーブし、危機を脱した。同8分にも左サイドを突破した相手がサークル内に侵入。大ピンチとなったがFB髙杉美羽(情3)が後ろからスティックをボールに絡め、シュートを許さない。攻め込まれる時間が続いたが同11分にチャンスが訪れる。MF徳田がサークル内に待ち構えていたFW山根奈菜子(社4)へと鋭いパス。パスを受けたFW山根が相手選手に倒されPCを獲得した。MF徳田のシュートは相手GKに防がれたが、こぼれたボールにFW野口主将とFB髙杉が反応。何とかゴールへ押し込もうとシュートするが、相手GKにセーブされてしまった。

第3Qは序盤からチャンスを作り出した。同5分、カウンターを仕掛け前線に残っていたFW山根とFW野口主将がパス交換を繰り返しながらサークル内へ。最後はFW野口主将がシュートを放ったが、相手ディフェンスにブロックされてしまった。同13分にもチャンスを迎える。MF徳田が右サイドからサークル内へパス。パスを受けたFW野口主将がシュートを放つ。シュートは相手ディフェンダーに弾かれるもこぼれ球をFB齋藤奈津美(社2)がキープ。ゴール前のFW佐藤瑠香(文2)へ鋭いパスを通し、FW佐藤がシュートした。しかし、これも相手ディフェンスに阻まれ得点とはならない。

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△FB齋藤

得点を挙げられず焦りが見えてくる第4Q。待ちに待った先制点が生まれる。同8分、中央でボールを持ったMF徳田がサークル内のFW野口主将にディフェンスの間を縫うパスを供給。FW野口主将はワンタッチで相手ディフェンダーをかわすとそのままシュートを放つ。ボールは相手GKの左足をかすめてゴールへと吸い込まれた。

IMG_6787-200x133 【ホッケー女子】主将のゴールを守り切り、今季初勝利!
△FW野口主将

このまま逃げ切りたい関大だったが、ここから相手の猛攻を受ける。同12分、2人の相手に囲まれたFB齋藤がハーフライン付近でボールロストしてしまう。そのまま独走状態でゴール前まで運ばれ、GKと1対2の絶望的な状況に。しかし、GK今尾は落ち着いた様子で待ち構えると、横っ飛びのスーパーセーブを披露。ルーキーのスーパープレーで失点を回避した。その後も2度のPCを献上するが、集中した守備で得点を与えず。リベンジを果たし、今季初勝利となった。

IMG_6694-200x133 【ホッケー女子】主将のゴールを守り切り、今季初勝利!
△GK今尾

得点力不足に悩まされる今季の関大。しかし、今節のゲームでついにチーム初得点が生まれた。主将が意地で決め切った1発を皮切りにさらなる進化を遂げられるか。依然として1部昇格に向けてはかなり厳しい状況に置かれている関大。次節は持てる力の全てを発揮し、入れ替え戦への切符を勝ち取りに行く。【文/写真:井原郷志】

▼GK今尾
「(試合を振り返って)シュートチャンスが多くある中で決めきれなかったのは課題だったが、なんとか1点取って守備もみんな一生懸命できていたので良かった。(1年生ながら主力として活躍する難しさについて)まだ高校の頃の戦術と今のプレースタイルがあまり理解できてないところがあるので、そこに対するギャップでやりづらさは多少感じる。(1対2のピンチを止めた時の心境は)止めた瞬間、ほんとに自分でもガッツポーズしたくなるくらいうれしかった。2対1になるとなった瞬間に、止めるしかないっていう心境だけで行った。(最後のPCを振り返って)絶対にここは勝ち切りたかったので、ディフェンスのメンバー全員で絶対に止めようという気持ちだった。(今後の目標は)自分個人としては、無失点で終わってチームの勝利に貢献したいと思っている。チームとしては点をたくさん取って勝ち切ることを目標としている」

▼FW野口主将
「(試合を振り返って)新チームで初勝利できたことはすごく自信にもつなげられるしうれしかったが、やっぱりまだまだ改善点とか、その前の試合でできなかったことがまたこの試合でもズルズル引きずってしまった。そこをまた次の合同戦(京大・大体大合同チーム)に生かして練習を頑張っていきたい。(得点力を上げるためにどのような練習をしていたのか)キーパーが蹴ってからのリバウンドなどの処理で相手に先手を取られてしまうことがあったので、リバウンドシュートを多めに練習したり、タッチシュートなどタッチ系の練習を多く取り入れた。(得点を決めた時の心境は)『よっしゃー』とほっとした安心感が一番強かった。(最後のPCの前どのような言葉をチームにかけたのか)『ここ絶対止めよう!みんなで一緒に声出して頑張ろう!』と声をかけた。最後もう1回集中力を切らさないようにやったから止められたと思う。(次戦に向けて)今回の試合も得点ができないという決定力の無さが課題に出たので、次の合同は大きく3対0で勝つという目標を持って、しっかり得点取ることにこだわった練習していきたいと思う」

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