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◇2025年度関西学生春季リーグ戦最終戦◇対福科大◇5月18日◇関西福祉科学大学

[前半終了]関大18ー15福科大
[後半終了]関大17ー12福科大
[試合終了]関大35ー27福科大

6勝2敗で迎えた春季リーグ戦最終戦。福科大と対戦し、強さで圧倒した。序盤はどちらも低いスコアながらも、徐々に関大が優勢に。開始10分頃から完全に関大が流れに乗った。後半でも得点を量産し、相手にプレッシャーを与える。終盤は、相手に攻め込まれ連続得点を許すも、リードをつけたまま勝利を果たした。

試合開始から熱のこもった声援が響く。相手に先制点を献上したが、関大も速いパス回しで翻弄(ほんろう)しながら、攻めの姿勢を見せた。林航琉(経3)、松本一徳(かずのり=経2)、小田航平主将(人4)が得点を重ねるも、その分相手も点を取り返す。ゴールのコーナーを狙ったシュートを決められ、なかなか流れに乗れない。だが前半9分、鬼頭奏(安全3)がサイドシュートでネットを揺らすと、会場は大きく盛り上がる。続けて小田主将のアシストで土岐勇斗(文4)がポストシュートを決め、主導権を握った。松本がループシュートを失敗した場面でも、すぐに中井雄大(商4)が決定機に決め切る。小田主将がスピードのあるシュートで5点リードをつけたところで、相手がタイムアウトを要求した。

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△小田主将

再開後、すぐに得点を決められる。だが、関大も勢いを止めることはない。小田主将が空中で中井にラストパスを送りシュート。さらに、林、中井、松本の連携したパス回しで相手ディフェンスをかき乱す。そのスピードのまま林がシュートを決め、波に乗った。終了間際、相手に追加弾を許し点差を詰められるも、リードをつけたまま折り返す。

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△中井

後半では開始早々、林が先制点を挙げた。相手も速いパス回しで関大を惑わせ、GKの股を抜くシュートで得点。しかし、そこからGK田中星矢(人4)が好セーブを連発する。関大も怒涛(どとう)の攻撃で相手を飲み込み始めた。相手GKに何本か止められながらも、相手に得点の隙を与えず、8連続得点を挙げる。関大のパスミスで相手にチャンスを与え得点されるも、途中でコートインした住本樹(情4)がサイドシュート。また、小田主将のシュートで30点に乗り12点差になると、相手がタイムアウトを取った。直後に相手が得点すると大きな歓声が響く。果敢にゴールに迫りシュートを図るも、思うように得点できなくなる。終盤には、関大が立て続けに数的不利になり、相手の波状攻撃に飲まれそうになった。関大が取ったタイムアウトが明けると、岡村恭佑(社1)が流れを取り戻すシュートを決める。残り10秒で関大がパスミスをし、相手に追加弾を許したが、リードを守ったまま試合終了。春季リーグ戦を白星で終えた。

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△GK田中
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△小柳貴裕(人3)

春季リーグ戦は7勝2敗、2位という結果で終幕。リーグ優勝の目標には届かなかったものの、上位を保ったまま一丸となって戦い抜いた。今リーグ全体を通して見つけたディフェンス面での課題を見つめ直し、全員で向き合っていく。関大ハンド部の挑戦は始まったばかりだ。【文:吉野日菜多/写真:西村果凜】

▼小田主将
「(春リーグ全体を通して)やはり(同大戦を)落としてからのスタートというのが、自分たちのモチベーションとかが難しかったです。けど、チームのだめなところに気付けて立て直してから大経大に勝って、その勢いでリーグを通してチーム全体が成長できた。個々でも成長できたし、チームとして成長できて良かったです。(今日の試合を振り返って)序盤は僕たちがディフェンスで守って走って、ロースコアで前半を終えた。後半でも守り続けられて勝ち切るというのが多かったんですけど、ディフェンスのペースがつかめなくて、その分オフェンスの部分で中井くんとか入ってきた人たちが活躍してくれた。チームのだめだったところを次の選手が補って前半を耐えたから、後半星矢(田中)当ててくれたので流れを持ってこれたと思います。(特に良かった選手の活躍は)前半は途中からオフェンスで出てきた中井が流れを作ってくれたし、後半は前半止められていなかった星矢がポストシュートを連続で止めてくれて。4年生が最後の大事な場面で活躍したのが良かった。(見つけた課題)ディフェンスがいい時と悪い時というか。悪い時は今回初めてだったんですけど、その時の立て直し方が結構難しかったと思うので、前半だめだった時に後半でどう立て直すか。後半は(GKが)止めてくれたから守れていた形にはなったけど、シュートまではいかれていた。ディフェンスの修正力は、これから小さいながらも頑張らないといけないので、焦点を当てて頑張っていきたいと思います」

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