◇第3回全関西大学女子新人戦◇2回戦◇対関学大◇5月17日◇関西外国語大学片鉾総合体育館
[第1Q]関大13-14関学大
[第2Q]関大15-16関学大
[第3Q]関大10-27関学大
[第4Q]関大19-19関学大
[試合終了]●関大57-76関学大
1、2年生のみで戦う今大会。1回戦を100点ゲームで制した関大は、1部の関学大と相まみえた。開始直後から点を奪い合う互角の戦いに。2点ビハインドと競った展開で試合を折り返す。しかし第3クオーター(Q)に20点差を付けられ、そのまま試合終了。全関西の優勝校相手に健闘したが、ベスト16で幕を閉じた。

先にシュートを沈めたのは関学大。しかし西梨花(政策2)がゴール下シュートとフリースローで4点を入れて逆転する。さらに浅田未結(人1)もシュートを決め、徐々に流れは関大へ。赤堀陽葵(ビジ1)のフリースロー成功などで点差を広げていく。しかし、第1Q後半になると一転して攻められる展開に。4連続得点で一気に逆転されてしまう。それでも残り1分で立岡春咲(はるき=文1)がゴール下シュートを沈め、1点差で最初のQを終えた。

流れをつかみたい第2Q。早川纏依(文2)がルーズボールに食らいつき、岩崎ひなた(経1)、西とパスを刻む。西が放ったボールはきれいな弧を描き、逆転のスリーポイントシュートがイン。ベンチと観客先からは大きな歓声が響きわたった。さらに浅田が2連続でスリーポイントシュートを沈め、一気に7点の差をつける。ここで相手はタイムアウトを要求。再開後は相手が勢いづいてくるが、関大も負けじとボールに食らいつく。残り2分で同点に追いつかれたものの、増田一彩(ひいろ=社1)のゴール下シュートで再びリード。しかしこのQ終了間際に連続でフリースローを与えてしまい、2点ビハインドで試合を折り返した。

立岡のシュートで第3Q最初の得点を奪う。しかしその後は立て続けに得点を献上。西のシュートでなんとか食らいつくが、フリースローも含めて6連続で得点されてしまう。徐々にリバウンドも取られ始め、攻撃の糸口を見つけることができない。終始相手にペースを握られ、19点差をつけられてしまった。

「絶対に勝ちましょう!」。観客席から上級生の声援も響く中迎えた第4Q。最初の得点は献上したものの、関大も差を縮めるべくコートを駆ける。赤堀の3連続得点などで一気に流れを引き寄せると、岩崎も2連続でレイアップを沈めた。しかしパスカットやオフェンスリバウンドから何度もシュートを決められ、追いつくことはできず。新人戦はベスト16で終幕となった。

試合には敗れたものの、1部校との対戦という貴重な経験を積むことができた。これまでは人数不足に悩まされていた関大。しかし今年は例年にないほど新入生が入部し、その存在感は部の中でも日を追うごとに増している。この経験を糧に、さらなる飛躍へ。一人一人が欠かせない存在になり、チームを勝利へ導く力となる。【文/写真:中吉由奈】
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