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◇2025年度関西学生春季リーグ戦第6戦◇対近大◇5月5日◇関西大学中央体育館

[前半終了]関大10-14近大
[後半終了]関大15-10近大
[試合終了]関大25-24近大

3連戦の中日である今試合の対戦相手は近大。前半はリードを許したものの、後半で一気に巻き返す。課題点もあったが、実りのある勝利となった。

関大ボールから試合が始まると、開始30秒で上川華奈(商4)が得点。しかし、その後は相手の守備に阻まれてしまう。また、シュートを放つも枠を捉えることができず、点につながらない。流れが変わったのは同6分半。相手の守備が乱れているところを矢野真尋(人2)が決めた。同8分には7㍍スローを獲得し、矢野が得点する。さらに30秒後には望月瑚雪(社3)が相手ディフェンスを置き去りにしてシュート。この勢いのまま行きたかったが、パスミスで相手の攻撃ターンになってしまう。同15分には7㍍スローを与えてしまい、追加点を許した。何とか挽回したい関大。同18分半に相手がイエローカードを2枚もらい、数的有利に。さらに、7㍍スローを手にし、これを窪田葵(法3)がしっかり決めた。直後の相手の攻撃ターンに上川がボールをカット。矢野のアシストで小嶋彩華主将(商3)がシュートする。波に乗り始めた関大だったが、ここで相手がタイムアウト。再開後は相手のロングシュートに苦しめられ、たまらず関大もタイムアウトを要求した。体制を立て直すも、26分にまたも数的不利に。再び7㍍スローを与えてしまったが、これを木村温花(人1)をしっかりとセーブ。10-14で後半に逆転を狙う。

IMG_6423-200x133 【ハンドボール女子】課題点残るも、実りのある勝利に
△望月
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△窪田がシュートを決め、喜ぶ選手たち

後半から関大の巻き返しが始まった。同2分に長尾海琉(みる=シス理3)が得点したのを皮切りに、江藤華(法2)、矢野、望月がシュートを決める。同10分半に相手がタイムアウトを取るまでに8点を重ね、点差を一気に縮めた。しかし、同12分半と同14分半に7㍍スローを与えて失点し、数的不利に。その間に点差を広げられ、相手ムードになってしまう。流れを断ち切ったのは小嶋主将。サイドシュートで得点すると、次の攻撃ターンでは小嶋主将のアシストで長尾が左サイドからネットを揺らした。同20分に小嶋主将が得点して同点に追いつくと、その1分後に矢野がサイドシュートを決めて逆転する。またディフェンス面も光り、長尾と矢野が相手の足止めに成功。さらに、池田真心都(法3)が相手のシュートを何度もカットし、追加点を許さない。しかし、同22分に3度目の数的不利になってしまう。すぐに関大はタイムアウトをしたが、再開後に失点して同点に。その後は互いに拮抗(きっこう)し、同点の状態が続いた。均衡が破れたのは同28分半。関大が7㍍スローを獲得し、矢野がこれを決めた。何とかリードを守りたい関大は、直後にタイムアウト。あと45秒間守り切れば関大の勝利だ。関大のシュートは入らず、相手のターンへ。一気に攻め込んでくる相手を長尾が止め、1点を守り切った。

IMG_6424-200x133 【ハンドボール女子】課題点残るも、実りのある勝利に
△矢野
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△小嶋主将

昨秋は同点で終わった近大に見事白星を挙げた関大。明日は昨秋リーグ2位の武庫女大戦だ。全員で力を合わせ、格上相手にも実力を証明する。【文:西村果凜/写真:吉野日菜多】

▼小嶋主将
「(試合を振り返って)今日の試合は勝ったんですけど、結構課題が残る試合でした。ディフェンスとかでもちょっと守り切れていなくて、キーパーが止めてくれたからよかったんですけど。あまり守れていない部分を
キーパーに助けられた試合でした。(自身のプレーで良かったところは)後半とか焦っている時にシュート決め切れたところですかね。思いを込めてシュートしました。近大は毎年競っていて、練習試合を一番しています。お互いを知っている上での試合なので少しやりにくかったです。(次の試合に向けて)武庫女大は格上の相手なので、強いのは分かってる上での対戦です。自分たちのハンドボールで勝ちにつなげたいと思います」

▼長尾
「(今日の試合を振り返って)最初オフェンスだけだったんですけど、シュートを外してしまいました。後半はディフェンスとしても出ていたので、ディフェンスでチームに貢献しようと思い、意識して頑張りました。(自身のプレーで良かったところは)ディフェンスでみんなに褒められて嬉しかったです。あとシュートを外してしまって、いつもなら落ち込んでしまうけど、今日は切り替えて後半にシュートを決められたのが良かったと思います。(後半のディフェンスなどで意識したことは)相手は1対1もサイドもうまくて、少し遅かったらパスされちゃうので。隣にいた矢野が自分の方に来てくれいたので、相手にパスされてしまう前に先に抑えようとなりました。(今シーズンから出場機会が増えた)昨年は全然出れていなくて、今年から出られるようになった矢先にけがをしちゃって。開幕戦と2戦目は出られませんでした。びわこ大戦で負けてしまって、チームに何もできていないのが悔しくて無理やり復帰した感じです。何かチームのために1つでも守れたり、シュートを決められたりできるのが自分的にはすごくここにいる価値を見い出せたので良かったです。(次の試合に向けて)武庫女大に勝てたら一気にリーグで頭1個抜けられるので、みんなで動いて守って、みんなで走って1点を取っていきたいと思います」

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