◇2025年度関西学生春季リーグ戦第6戦◇対京産大◇5月5日◇関西大学中央体育館
[前半終了]関大15ー8京産大
[後半終了]関大12ー10京産大
[試合終了]関大27ー18京産大
3連戦の2日目は京産大と対戦。常に関大がリードを保ち試合が進んだ。一時は激しい攻防を制し得点を挙げるが、点差は動かない場面も。しかし、関大が着実にゴールを挙げ相手を離し、9点の差をつけ勝利した。
相手ボールで試合開始。相手が早々にミスをし関大のオフェンスに切り替わる。松本一徳(かずのり=経2)がゴールの上を狙うシュートで先制点を挙げると、チームの調子も上がり、田中星矢(人4)の好セーブも光った。開始2分に相手の初弾をくらうも、小柳貴裕(人3)が空中でフェイントをし相手GKを翻弄(ほんろう)して得点。続けて林航琉(経3)が中井雄大(商4)からパスをもらい、6㍍ラインからのシュートも決める。そこから相手GKにシュートを阻まれる時間帯が続いた。だが、松本をはじめ小柳、林の活躍により4連続得点を挙げる。6点差をつけたところで相手がタイムアウトを要求。そして山根遼斗(経3)がループシュートで再開後の得点を決め切った。相手にもループシュートやGK田中の頭横を抜くシュートを許すも、流れを渡すことはない。残り3分、松本が相手GKの頭上を抜く力強いボールを放ちネットを揺らしたところで、8点リード。その後の時間も果敢に攻めの姿勢を見せる。しかし得点にはつながらないまま前半を終えた。


関大ボールで後半が開始し、攻撃を始めるも何度もゴール手前で止められる。関大のパスミスで相手にチャンスを与えてしまい、ループシュートを決められた。すぐに小田航平主将(人4)が松本からもらったパスを決め切るも、そこから点の取り合いになる。その中で相手に与えてしまった7㍍スローを、GK田中が守り切った。直後、速いパス回しで攻撃を仕掛け松本がシュートを放つもはじかれる。その後も相手がゴールの隅を狙ったシュートをいくつか通してしまったが、関大も着実に得点を重ねた。鬼頭奏(安全3)、三木麟童(法4)のシュートで会場が盛り上がる。GK若宮宏希(安全4)の好守備で相手に得点を許さないものの、関大の攻撃も阻止され続けた。それでも残り5秒、住本樹(情4)がループシュートを挙げ、会場は大きな盛り上がりを見せる。最後にさらに相手との差を広げ、チームが高揚感に包まれたところで試合終了。1度もリードを許すことなく白星を飾った。


連戦の中日となる今試合で、京産大に危なげなく勝利を手にした。7戦目の相手は強敵・大体大。リーグ優勝に近づくために、3連戦のラストゲームに一丸となって立ち向かう。【文:吉野日菜多/写真:西村果凜】
▼小田主将
「(試合を振り返ってチーム全体はどうだったか)前戦で勝てて、それをいい感じに捉えて。一喜一憂とかそういうのではなく、この1戦に備えてみんなでミーティングをして頑張れたかなと思います。(自身のプレーでよかったところは)1対1を狙うというので、今日はオフェンスを結構いい形で全体的に作れた。(大体大戦への意気込み)このまま3連戦を乗り切ったら、リーグ優勝も見えてくると思うので、最後の一戦、みんなで力を合わせて頑張りたいと思います」
▼松本
「(自身のプレーを振り返って)良かった。最近ちょっと調子が悪かったので、何か変えないとと思っていて。ちょっと足もけがしていたし、疲労もたまってきていたんですけど、ここで勝ったらやっぱり次につながる。3連戦の2勝目というのはかなり大きいものがあるので、自分からチームをフォローしよう思って頑張っていました。(今日のチーム全体の雰囲気は)結構良かったと思います。キャプテンもかなり声を出していたし、ミスが立て続けに起こった時に誰かがそのミスを止める役割をしていたので、今日みたいに相手の点数を抑えられたんじゃないかなと思います。(大体大戦への意気込み)一番脅威になる敵なので、ここを勝てたら一番嬉しい。そのためにみんな今まで対策とかをしてきたので、みんなの本当の実力を発揮できればいいと思います」
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