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◇女子第60回関西学生リーグ戦第5戦◇対甲女大◇5月3日◇甲南女子大学アーチェリーレンジ

【試合結果】
[50㍍競技]関大902-865甲女大
[30㍍競技]関大1010-972甲女大
[G.T(グランドトータル)関大1912-1837甲女大
※メンバー5人中、上位3人の記録

ついに迎えた最終戦。アウェーで甲女大と相まみえた。立ち上がりは接戦を繰り広げる両校。しかし、山田梨乃(環都4)が安定して得点を重ね、チームを引っ張る。37点リードで30㍍競技に突入した。30㍍競技では的との距離が近くなり、30金を出す選手も。50㍍競技終了時からさらにリードを広げ、リーグ最終戦を白星で飾った。

甲女大先攻で試合が開始。1エンド目は山田、仲田聖(社2)の2人が50点以上でスタートダッシュを切った。相手も1人は53点。2人が47、48点で大きな差はつかない。続く2エンド目は関大は3人が50点を超える。対する相手も上位3人のうち、2人が50点超え、1人は48点で、なかなか点差は広がらなかった。だが、3エンド目以降、山田が全てのエンドで50点を超える実力を発揮。仲田は、3エンド目こそ点数が40点台に止まったものの、50㍍後半のエンドでは50点台にまとめる。松田和瑚(文4)、竹中志香(文2)、福原綾乃(情2)は安定して50点をたたき出せなかったものの、40点台後半に近い点数を推移。50㍍競技終了時点で37点の点差をつけ、後半戦に突入した。

S__15900678_0-200x133 【アーチェリー女子】リーグ準優勝で王座出場決める
△福原
S__15900677_0-200x133 【アーチェリー女子】リーグ準優勝で王座出場決める
△松田
S__15900679_0-200x133 【アーチェリー女子】リーグ準優勝で王座出場決める
△竹中

30㍍競技では一人一人の得点が向上。50㍍競技でチーム上位3人に入っていた山田、仲田、竹中が1エンド目から57点超えをたたき出す。4エンド目には4人が55点超えのパフォーマンスを発揮するなど、段々とリードを広げていく。30㍍競技6エンド全てを50点台後半でまとめた山田。仲田は2エンド目以外は安定した行射で30㍍競技の合計を337点にまとめた。30㍍競技の4エンド目以降、55点超えでまとめ切った松田、竹中、福原。逆転を許すことなく試合は終了した。上位3名は山田、仲田、竹中で最終結果は1912-1837。リーグ最終戦を勝利で終えた。

S__15900675_0-200x133 【アーチェリー女子】リーグ準優勝で王座出場決める
△山田
S__15900680_0-200x133 【アーチェリー女子】リーグ準優勝で王座出場決める
△仲田

最終戦を白星で終え、総合結果は4勝1敗で2位。リーグ優勝にはあと1歩届かなかったが、昨年よりも1つ順位を上げ、自力での王座進出を果たした。距離は50㍍から70㍍に伸びる分、難しさが増す王座決定戦。目標は『ベスト4』だ。チーム一丸で練習に励み、全国で関大の名を轟かせる。【文/写真:木村遥太】

▼山田
「(自身の得点について)50㍍は前回と同じ点数を出すことができて、試合新記録タイだったので良かったなと思います。ただ、50㍍の最終立が52点で、もう少し点数が出せていたら試合新記録だったので、最後に気が抜けてしまったなと思います。(リーグ戦を通して、トータルスコアは660点台で安定していた)昨年は満足できる点数が出ていなくて、今年になって、全試合で650点台を出すという目標でやってきました。第3戦は649点で下回ってしまったけれど、それ以外の試合では660点台を出せたことは成長したなと感じられて、良かったと思います。(4年生としてリーグ戦に出場して)チームとしてもリーグ戦で王座への切符を勝ち取れるか不安はありました。ただ、3月後半くらいから全体的に伸びてきて、チームとしても自分が引っ張れるようにして、結果につなげることができたと思います。(チームとしても強くなった)今試合がリーグ戦の中では一番低い点数だったのですが、昨年の最高点よりは高いので、チーム全員で点数を上げることができたと思います。(王座に向けて)チームとしてはベスト4を目指しています。予選の点数でも高い順位でトーナメントに進むことができるように、チームとしても個人としてももっとレベルを上げて練習していきます」

▼松田
「(今試合の得点について)50㍍の前半が上手く行かなくて、50㍍の点数は今季で一番低い点数になってしまったので、後悔があります。(4年生としてリーグ戦に出場して緊張はあったか)緊張感にはなかなか慣れなかったけれど、うまくパフォーマンスが発揮できた時もあったので、4年間の中では一番良いリーグ戦になったと思います。(王座に向けて)50㍍の点数が良かった時は思い切ってうてていました。王座では70㍍になるので、強くうつことを意識して王座に向けて頑張っていきます」

▼竹中
「(今試合の得点について)自己新記録は出せなかったけれど、最近は点数が下がっていたので、点数が上がったことは良かったです。(今年、初めてリーグ戦に出場して緊張はあったか)自分の得点がチーム上位3人目に入って、勝敗を分けてしまうこともあったので、緊張はしました。(王座に向けての意気込み)これまで70㍍でうつことが少なかったけれど、練習して結果を残したいなと思います」

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