令和3年度関西六大学連盟春季リーグ第4節◇対神大1回戦◇4月7日◇大阪シティ信用金庫スタジアム◇
神大011 000 00=2
関大212 120 01x=9
(関)内川、松尾、東原―谷村
(神)橋本、小石、笹川―吉川
1(右)吉田
2(遊)東條
3(三)今井
4(指)鈴木
5(一)西本
6(捕)谷村
7(中)山田
8(左)諸木
9(二)小玉
前節の阪大戦では悔いの残る敗戦を喫した関大。もうこれ以上は負けられない。先発マウンドに上がったのは内川大輔(文4)。毎回ピンチを作るも粘りの投球を見せ、5回を2失点にまとめる。打撃面では四球や、相手の失策に付け込んでの大量得点で、8回コールド勝ち。打線が繋がり、相手チームを圧倒した。
先発の内川は初回、先頭打者を打ち取るも、四球と安打で得点圏に走者を進めてしまう。しかし、後続を打ち取り、立ち上がりを無失点に抑える。

初回の攻撃は先頭打者の吉田凌馬(人3)が出塁。その後、盗塁を決める。東條光希主将(安全4)が犠打を決め、1アウト三塁に。続く今井怜央(人3)が四球で繋ぎ、鈴木成大(安全4)の内野ゴロの間に1点を先制。その後も、相手捕手の悪送球で1点を追加。初回に2点を先制する。


2回表は2本の安打と四球で1点を許し、その後も1アウト1、3塁のピンチが続く。しかし、三振と左飛に抑え最小失点で切り抜ける。
その裏は先頭打者が打ち取られるも、8番の諸木大高(社3)、9番の小玉一輝(商3)でチャンスを作る。その後、東條主将の中前適時打で3点目を挙げる。

3回表は簡単に2アウトをとるも、そこから死球で走者を出す。続く打者に左越適時打二塁打を打たれ、1点を返される。
その裏、先頭の今井と続く鈴木が出塁。その後、相手選手の落球や野選が重なり、2点を追加する。

4回裏、下位打線でチャンスを作り、東條主将が右前に運ぶ。しかし、相手選手の好返球に阻まれる。その後、相手投手の暴投で1点を追加。
5回裏は相手選手の失策で出塁し、諸木の右越適時三塁打で追加点を挙げる。その後も代打・福山誠太(経3)の適時打で得点を重ねる。

6回表は松尾尚矢(経2)がマウンドに上がる。サイドスローから放たれるスライダーが決まり、3者連続三振を奪う。

8回表は東原大樹(環都4)がリーグ初のマウンドに上がる。打たせるピッチングで相手打線を3者凡退に抑えた。

その裏は2つの四球からチャンスを作る。続く打者が併殺に倒れるも、代打・永田夏樹(人3)がレフトフェンスに直撃するサヨナラ適時打を放ち、コールド勝ちを収めた。

チーム全体で6盗塁を決めるなど、積極的な走塁が光る試合だった。もう後がない関大に残る試合は3戦。その全てを全力で戦うのみだ。 【文:荒川拓輝/写真:荒川拓輝・宮本晃希】
▼東條主将
「相手のミスもあったんですけど、しっかりコールドで勝てたのはいいこと。打撃陣も後半から打てたのはよかったし、投げてくれたピッチャーも、うっちー(=内川)はちょっと微妙でしたけど、他の2人は良かったと思う。守備も安定はしている。(明日に向けて)もう負けられない試合は続くので、しっかり気を抜かずに一戦一戦戦っていければと思う」
▼内川
「もう後がないという状況で4回生として試合を作れたことが良かったと思います。(よかった部分は)バッターのタイミングがあってないのが分かっていたので、真っ直ぐでしっかり押せたことが良かったと思います。(毎回のようにピンチが続いたが)ピンチの場面になっても毎回、野手の人に声をかけながら、落ち着いて投げられたと思います。(5回は今日初めて3者凡退に抑えましたが)先頭にデッドボールを当てちゃったんですけど、そこから打たせていこうという気持ちで投げられたんで、ゲッツーも取れましたし、その次のバッターもしっかり抑えられたと思います。(今後に向けて)もう負けられない試合が続くので、しっかり勝てるように、僕だけじゃなくてピッチャー全体で勝っていけるように頑張りたいと思います」
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