◇第67回関西学生選手権大会◇4月27日◇和歌山県立体育館
[男子個人総合]
9位 垣内皓成(人3) 72.363
11位 本木翼(商4) 70.964
12位 馬場慧朗(人2) 70.131
15位 浅野力(情2) 67.531
17位 吉川奨悟(商3) 65.731
23位 中本脩太(シス理2) 64.399※
30位 中原斗希(シス理3) 61.733※
59位 坊崇将(人4) 48.132(5種目での実施)
(※は個人戦のみの結果)
[男子団体総合]
2位 349.487
[女子個人総合]
10位 川原葵(文1) 45.066
31位 土橋育世(人2) 39.165
39位 木下凛子(環都1) 36.866
51位 山田莉葉(人3) 31.765
73位 清水彩羽(法2) 19.266(3種目での実施)
[女子団体総合]
6位 172.128
今シーズン初戦となる関西学生選手権大会(関カレ)。関大器械体操部から男子8名、女子5名が出場した。
最初に行われたのは男子個人の部だ。関大からは中原、中本が出場。跳馬から始まり、平行棒、鉄棒、ゆか、あん馬、つり輪の順でローテーションを回る。中原はゆかの演技ではうまく着地がまとまらず悔しい表情を見せた。しかし、鉄棒ではゆったりとした演技を見せ、着地をしっかり決め切る。中本は、どの種目でも丁寧な演技で大きなミスはなかった。鉄棒では手放し技を成功し、演技後には観客席に大きくガッツポーズ。2人とも跳馬ではDスコア4.4の技に挑戦し、着地を小さなミスで抑え成功。種目別の部で中本は7位、中原は9位にランクインした。

続いて午後からは女子団体の部の演技がスタート。1年生を2人迎え、今大会は団体を組んで挑んだ。段違い平行棒から順に種目を回る。山田は段違い平行棒で美しい演技を見せた。着地もきれいにまとめ、次の平均台でも得点を伸ばす。ゆかでは大技を決め、最高の笑顔を見せた。段違い平行棒でトップバッターを務めた清水は、緊張からか少し力んだ演技に。ゆかでは着地ミスもあったが、最後の技はしっかり決めきった。しかし、ゆかの着地ミスにより足を痛め、最後の跳馬の演技はできず。土橋はどの種目も指先まで美しい演技を行った。中でも平均台ではジャンプも成功し、チームに勢いをもたらした。ゆかでは初めの技で着地をミスするも、その後は持ち直してダイナミックな演技で観客を魅了した。関大として初の試合となった木下と川原。木下はどの種目でも大きなミスはなく、平均台では連続のジャンプも成功させる。跳馬で着地に少しミスはあったが、最後まで丁寧に演技を終えた。全ての種目でトリを務めた川原。ゆかではジャズ調の曲に合わせてダイナミックな演技を披露した。着地もミスなく高得点をマーク。平均台ではジャンプ、着地共に成功させ、1年生ながら種目別の部で8位にランクインした。


男子団体は あん馬からスタート。関大は坊、本木、垣内、吉川、馬場、浅野のメンバーで挑んだ。どの種目も安定した演技を見せた坊。つり輪で着地をしっかり抑え、笑顔でチームメートにガッツポーズを向ける。しかし、鉄棒で落下による負傷で、最後のゆかは棄権となった。坊の落下の後もしっかり自分の演技で魅せた本木。ゆかは着地にミスがあったものの、種目別の部・平行棒で5位、あん馬で7位にランクインした。個人総合でも70点を越え、11位に。それぞれの種目のトップバッターを飾った吉川。あん馬では安定した回転で、演技後には大きくガッツポーズを見せる。また、跳馬では着地がラインアウトしてしまうが、Eスコアは高く17位にランクインした。昨年の関カレでも個人総合で10位であった垣内。今大会では1つ順位を上げ、9位に。あん馬ではきれいに足のそろった旋回で種目別の部5位入賞を決めた。続くつり輪でも着地をしっかりと決め、8位に。平行棒でもキレのある演技で強豪・大体大を抑え、2位入賞を果たした。昨年も関カレで団体メンバーに選ばれていた浅野はメキメキとその実力を伸ばしている。あん馬、つり輪とミスなく成功させ、次の跳馬につなげた。跳馬ではDスコア4.4の技に挑戦し、成功。着地は少し動いたが、12.933と高得点で種目別6位にランクインした。昨年の新人戦で活躍した馬場も個人総合で12位に。平行棒と鉄棒で安定した演技を見せ、共に8位となった。ゆかでは最後の着地以外を完璧に止め、得点を伸ばしチームに貢献。トラブルにも見舞われたが、昨年に引き続き男子団体総合は準優勝に輝いた。


関カレは今シーズン初の試合として、団体のメンバーも大きく入れ替わった大会に。1、2年生の活躍も大きく、5月に行われる西カレに向けて大きく1歩前進できた。今回で見つかった課題を修正しながら、個々のスキルアップや団体戦の順位上昇を目指して関大器械体操部は進み続ける。【文/写真:中山桜希】
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