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◇第10回西日本選手権大会◇4月26日・27日◇大阪府立漕艇センター

[女子シングルスカル]
〈1日目 AM〉
予選1組 2着 高野 9:22.14
予選2組 4着 谷川 10:18.43
〈1日目 PM〉
予選1組 4着 高野 10:01.54
予選2組 4着 谷川 11:02.74
〈2日目〉
B決勝 2着 高野 8:49.19
C決勝 2着 谷川 9:30.85

[男子シングルスカル]
能登 棄権

[女子ダブルスカル]
B:大木
S:戸井田
〈1日目 AM〉
予選1組 4着 9:23.88
〈1日目 PM〉
予選1組 4着 9:41.31
〈2日目〉
B決勝 5着 8:33.07

B:太田
S:清水
〈1日目 AM〉
予選3組 4着 9:18.44
〈1日目 PM〉
予選3組 4着 9:28.66
〈2日目〉
B決勝 6着 8:33.41

[男子ダブルスカル]
B:森
S:村上
〈1日目 AM〉
予選1組 3着 9:21.48
〈1日目 PM〉
予選1組 4着 10:18.25
〈2日目〉
B決勝 1着 8:24.19

B:松本
S:渡邉
〈1日目 AM〉
予選2組 3着 8:03.79
〈1日目 PM〉
予選2組 2着 8:20.16
〈2日目〉
A決勝 4着 7:33.29

[男子舵手つきフォア]
B:光田
2:西田
3:竹内
S:田中
C:藤原
〈1日目 AM〉
予選1組 2着 7:55.82
〈1日目 PM〉
予選1組 2着 8:18.70
〈2日目〉
A決勝 6着 7:35.90

B:浦山
2:柳原
3:松山
S:山本
C:森合
〈1日目 AM〉
予選2組 5着 8:15.72
〈1日目 PM〉
予選2組 5着 8:39.62
〈2日目〉
B決勝 4着 7:47.76

2025年シーズンの戦いが開幕した。大会は2日間にかけて開催。関大からは4種目8組が出場し、2組がA決勝進出を決めた。

女子シングルスカルからレースが開始。まずは、今大会が大学でのデビュー戦となった高野奈々(社1)が出場。1日目・午前のレースでは、終盤の500㍍で他艇から遅れを取ってしまい、4着で終える。しかし、2日目のB決勝で、「自分のリズムを見つけて、うまく後半に向けて上げていけた」と、1000㍍地点では5位だったものの、後半に追い上げていき、2着でゴールした。続いて、人生初のシングルとなる谷川智砂(法3)が蹴り出す。予選1本目では、1000㍍地点で後ろの艇と0.29秒差とされるも、「もう半分しかない、ここで頑張るしかないと思って、ギアを上げました」と谷川。1500㍍地点で、後ろの艇と15秒差をつけて通過し、4着でゴールした。2日目のC決勝では、沿道からの応援を力に2着で終える。

IMG_2963-200x133 【漕艇】メダル獲得とはならずも、2組がA決勝進出を決める
△高野

続いて行われた女子ダブルスカル。関大からは2組が出場した。予選では、スタートで他の艇から遅れを取ってしまい、それぞれの組で4着。どちらもB決勝に進む。B決勝では序盤、太田心菜(文3)、清水菜月(商2)コンビが大木月稀(政策2)、戸井田黎(れい=社4)コンビより前に出る展開に。だが、1500㍍地点でその差を0.74秒差にされる。「最後はレートを上げて強く漕いだ」と大木。大木、戸井田コンビがラストスパートをかけ、最終的に追い越し、5着とした。

IMG_3044-200x133 【漕艇】メダル獲得とはならずも、2組がA決勝進出を決める
△W2x

男子ダブルスカルには、同学部クルーが2組出場。予選1組に出場した森匠海(社2)と村上裕次郎(社4)は、他の艇を追う形でレースが進む。午前のレースでは中盤、前を進む艇を追い越し、3着。しかし、午後のレースでは追い越すことができずに4着でゴールし、B決勝に駒を進めた。B決勝では「スタートからレートを上げて、そのまま逃げ切りたい」(村上)と300㍍地点で1位に躍り出る。途中1000㍍地点で後ろの艇に追いつかれそうになるも逃げ切り、1着でゴールした。法学部クルーで挑んだ松本真奨(しんすけ=法2)と渡邉太陽(法1)は、予選2組に出場。予選レースでは安定した漕ぎを見せ、A決勝に。A決勝では、いいスタートを切るも250~500㍍地点でクルーの動きがばらついてしまう。それでもあきらめずに漕ぎ続け、1500㍍地点を越えたところで大工大を追い越すと4着でゴール。「悪くはなかったが、250~500㍍でごちゃついてしまった。(メダルを)取れそうだっただけに悔しい」(松本)。惜しくもメダル獲得とはならなかったものの、A決勝進出という目標は達成した。

IMG_3153-200x133 【漕艇】メダル獲得とはならずも、2組がA決勝進出を決める
△M2x

男子舵手つきフォアにも2組が出場。田中仁翔(化生4)が唯一の4年生として挑んだ予選1組。午後のレースでは、1500㍍地点まで横並びの状態が続く。「みんなの応援が聞こえて、一気に抜き返した」(田中)と、ここからラストスパートをかけ、2着でレースを終える。目標にしていたA決勝進出を決めた。A決勝では序盤、他の艇に食らいつくも、中盤以降、前に進む艇と離されてしまう展開に。「最後はもう自分たちが出せるベストを出していこう」(光田太煌=経2)と驚異的なペースで漕ぎ、6着でゴールした。続いて、松山聡一郎主将(環都4)と森合一樹(安全4)が率いる予選2組。予選レースでは、『1000㍍までは耐えて、そこから勝負』というプランで挑むものの、想像以上に差を広げられる。スパートをかけるも逃げ切られてしまい、午前、午後ともに5着で終えた。「クルーとしてのバラバラ感が出てしまった」(山本)と振り返る。2日目のB決勝は、前日の反省を生かし、クルーとしての一体感を出すことを意識。4着でゴールした。

IMG_3324-200x133 【漕艇】メダル獲得とはならずも、2組がA決勝進出を決める
△M4+

メダルの獲得とはならなかったが、2組がA決勝進出を果たした。次の試合は6月に行われる総合関関戦。今年こそは勝利をつかみ取るために。今大会で突きつけられた課題を整理し、日々努力を続ける。【文・写真:桝井来夢/写真:木村遥太】

▼高野
「(今回の大会の位置づけは)高校最後の大会から半年経っていて、そこからほとんど漕いでいない中の大学デビュー戦だったので、自分が今どれくらいの位置づけなのかを確認するためのレースとして出場させていただきました。(意識してきたこと)半年ブランクが空いた分、体力が全然足りていないので。テンポの速い練習を増やして、短期間で有酸素能力を上げられるように練習してきました。(レースを振り返って)実際に漕いでみたことによって、高校を引退した後、自分がどういう風になっているのかがわかったことは良かったです。具体的に、例えば筋持久力の弱さだったり、もうちょっと強度を上げて練習していくべきだなという課題が見つかりました。(関関戦に向けて)期間としてはそんなに長くないと思うのですが、できるだけ追い込んで、しっかり体を仕上げて、自分の中で1番良かったと思える時期と同じくらいにしていけるように、まずは基礎作りからしていきたいです」

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