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◇第48回総合関関戦前哨戦◇対関学大◇4月27日◇東和薬品RACTABドームサブプール

[男子4×100㍍メドレーリレーT決勝]
関西大学(中村佳維徹(社3)、相馬海翔(経4)、桑島崚介(安全3)、松岡健太(人2))2位 3.39.65

[男子200㍍自由形]
佐藤圭悟(化生4) 2位 1.50.17
印南澄空斗(法4) 4位 1.51.79
今井孝太郎(化生4) 5位 1.52.69

[女子50㍍自由形T決勝]
吉田芽生(商3) 1位 26.35
木村陽香(商1) 2位 26.38
田中楓果(文2) open 29.03
岩澤木綿(ビジ1) open 29.24

[男子50㍍自由形T決勝]
秋岡優希(法4) 2位 23.23
合田海杜(文1) 4位 23.76
深井伊吹(人2) 6位 24.24
木本未来大(人2) open 24.03
宮崎直生(人3) open 24.05
鴻野壮太(経3) open 24.87
長谷川翔土(安全3) open 25.38
長谷川敦己(法1) open 25.57

[男子100㍍背泳ぎT決勝]
中村 4位 57.05
上田剣聖(法3) 5位 59.15
印南 6位 59.97

[女子50㍍平泳ぎT決勝]
松本悠里(文2) 1位 32.15
小林愛莉(安全1) 2位 33.22
霜中優希(人4) open 33.61
鎌田祥加(人2) open 33.94

[男子50㍍平泳ぎT決勝]
高橋陽太(人3) open 30.35

[女子100㍍自由形T決勝]
南田歩香(人1) open 58.91
三木里央菜(政策1) open 1.02.52

[男子100㍍自由形T決勝]
松岡 3位 50.90
合田 5位 51.54
深井伊吹(人2) 6位 54.29

[男子100㍍バタフライT決勝]
桑島 2位 54.04
今井 4位 55.51
東蒼太(人3) 5位 56.11
知念翼(ビジ1) open 58.07

[女子50㍍背泳ぎT決勝]
浅尾萌々香(社2) 1位 30.26
蔦川真優(社2) 2位 31.18

[男子100㍍平泳ぎT決勝]
相馬 3位 1.01.10
林尚弥(環1) 5位 1.01.96
植村友惺(化生2) 6位 1.02.76
高橋  open 1.05.60
長谷川翔 open 1.07.67

[女子50㍍バタフライT決勝]
宮崎いぶき(法3) 1位 28.47
瀧本真由佳(人4) 2位 28.63
水野果穂(商2) open 27.80
南  open 28.61
比良来望(文2) open 28.92
岡田結良(人2) open 30.42

[男子50㍍バタフライT決勝]
辻岡輝(情1) open 25.70
知念   open 25.88

[男子200㍍個人メドレーT決勝]
辻岡翼(情4)主将 4位 2.05.46
桑島   5位 2.06.89
松岡   6位 2.16.57

[男子4×100㍍フリーリレーT決勝]
関西大(合田、秋岡、深井、松岡) 2位 3.20.12

[最終結果]関大 113 – 147 関学大

総合関関戦前哨戦が行われた。関大は113-147で関学大に敗北。2年連続の勝利とはならなかった。

水上競技の関関戦は、中高の関大付属校も合同で行われる。開会前には、関大付属校の主将と、関大の主将が集まり、円陣を組んで士気を高めた。開会式では、関大と関学大でエール交換が行われるなど大きな盛り上がりを見せ、試合が始まった。

最初に行われたのは、男子4×100㍍リレー。中高大の全ての選手が見守る中、スタートした。試合は拮抗(きっこう)した展開で進む。1泳・背泳ぎを泳いだのは中村。関学大と0.42秒差で折り返すと、約1秒差で平泳ぎの相馬へと託す。いいスタートを切ると、少し差を詰めて3泳・バタフライの桑島へ。大きなストロークで相手に食らいついていく。4泳・自由形を務めたのは松岡。1秒差を徐々に詰めていく。折り返して、両者が水面に現れた時、ついに松岡が関学大に並んだ。白熱したこの展開に会場のボルテージも最高潮に達する。両チームから大きな声援が飛ぶ中、勝負はラスト10mに。両者はほぼ並んだ状態でゴールする。全員が電光掲示板を見つめる中、大きな歓声が響いたのは関学大サイドだった。差はわずか0.12秒。この種目を勝利で飾ることはできなかった。

-200x133 【水上競技】関関戦連覇ならず。悔しさバネに。
△中村

次の種目は、男子200㍍自由形。関大は、3人がエントリーした。いいスタートを切ったのは印南と今井。50㍍地点で1位、2位につけ、逃げ切りを狙う。だが、後半は徐々に順位を落としてしまった。印南は4位、今井は5位でゴールする。関大勢で最も好成績を残したのは佐藤。ラスト50㍍地点を2位で通過すると、激しいデッドヒートがくり広げられる。ゴール付近で相手を抜いたかに見えたが、結果は2位。タッチの差でこの種目を逃した。

3種目目は、男女50㍍自由形。女子の部には、4人の選手が出場した。この試合は序盤から吉田、木村の2人が抜け出す展開に。ほぼ同時に折り返すと、最後までし烈な1位争いが続く。最後は吉田が勝ち切り1位、木村が2位となった。田中、岩澤も力強い泳ぎを見せる。田中は4位、岩澤は6位でゴールした。男子の部は、1組に長谷川敦、木本、鴻野、長谷川翔が出場。2組には宮崎直、秋岡、深井、合田が出場した。1組の木本、長谷川翔は、自己ベストを更新する泳ぎを見せる。リレーでもいい泳ぎを見せた秋岡が、この種目でも熱戦をくり広げた。だが、この種目でもわずかに1位には届かず。悔しさが残る泳ぎとなった。合田は1年生ながらに堂々とした泳ぎを見せる。23.76秒を記録し、全体4位に。深井は、思うように調子を上げることができず全体8位の記録でゴールした。

続いて行われたのは男子100㍍背泳ぎ。関大からは、3人が出場する。中村、上田、印南ともに、序盤から先頭に離される形となった。ラスト50㍍でスパートをかけるも前を捉えることはできず。力泳を見せるも中村は4位、上田は5位、印南は6位でのゴールとなった。

続く女子50㍍平泳ぎには4名の選手が出場した。この種目では関大勢が圧巻の強さを見せる。松本が1位でゴールすると、4位まで関大が独占。小林が2位、霜中が3位、鎌田が4位でゴールした。

次の男子50㍍平泳ぎには、高橋が出場。力泳するも徐々に1位から離されてしまう。30.35秒で2位でゴールした。

女子100㍍自由形には南田と三木が出場。関学大の選手は出場しなかったため、関大勢2人での戦いとなった。試合は、南田が徐々に三木を離す展開に。そのままゴールし、南田が1位、三木が2位となった。

100m自由形-200x133 【水上競技】関関戦連覇ならず。悔しさバネに。
△南田

男子100㍍自由形には松岡、合田、深井が出場。ここまで1位が取れていない松岡は、序盤から前に出る泳ぎを披露する。50㍍地点を1位通過し、その後も粘りを見せる。しかしスパートで逆転を許すと、順位を上げることはできず、3位でゴールした。合田は、50㍍を24.99で通過したが、ラストスパートで思うようにタイムを伸ばせず。5位でゴールした。深井は、序盤から前に出る積極的な姿勢を見せる。だが、最後まで粘り切ることができず、6位でゴールとなった。

続いて行われた男子100㍍バタフライには4人の選手が出場。今井、東は、最初の50㍍を4位、5位で通過する。その後も順位を譲らず最後まで泳ぎきり、今井は4位、東は、5位でゴールした。桑島は、2位で折り返し必死に前を追う。しかし最後まで前を捉えきる事はできなかった。

-200x133 【水上競技】関関戦連覇ならず。悔しさバネに。
△今井

女子50㍍背泳ぎには浅尾と蔦川が出場する。蔦川は、自己ベストを更新する30.16秒を記録。1位でゴールした。浅尾も安定感のある泳ぎを見せる。自己ベストに近い記録を出し、2位でゴールとなった。

-200x133 【水上競技】関関戦連覇ならず。悔しさバネに。
△浅尾

男子100㍍平泳ぎには5人の選手が出場。植村、林、相馬が自己ベストを更新した。相馬は、関大勢トップの全体3位のタイムを記録。また、林は全体4位の記録で50㍍を通過すると、その後も粘り強い泳ぎを見せ、全体5位でゴールした。植村は、50㍍を29秒台で折り返すと、以降もスピードを極端に落とすことなく泳ぎきる。全体6位でゴールとなった。

女子50㍍バタフライには、6人の選手が出場。水野は全体で唯一となる27秒台を記録。宮崎い、南、瀧本も28秒台のタイムを記録するなど好成績を残した。結果、この種目で関大は見事1位、2位を獲得する。

男子50㍍バタフライには辻岡輝と知念が出場する。1位から5位までが0.5秒以内という接戦となった。その中で、辻岡輝は見事3位のタイムを記録。知念も5位と健闘を見せた。

男子200㍍個人メドレーには、辻岡翼主将、桑島、松岡の3名が出場。辻岡主将は背泳ぎで3位に躍り出る。しかし、平泳ぎで1つ順位を落とすと以降も順位を上げることはできなかった。4位でゴールする。桑島は背泳ぎで4位につけた。だが、その後は少しずつ前と差を広げられてしまう。5位でのゴールとなった。

大会を締める最後の種目は4×100㍍フリーリレー。1種目目のメドレーリレーで敗北した関大は、最後を勝利で締めくくり意地を見せたいところだ。1泳を任されたのは合田。序盤から接戦をくり広げ、両者1歩も引かずに第2泳者・秋岡へと託す。秋岡は、折り返しまでに少し差をつけられたものの、追い上げをみせ、ほとんど差がない状態で第3泳者・深井へ。深井も離されることなく必死に食らいついていく。0.11秒差で最終泳者の秋岡へとつないだ。秋岡はいいスタートを切り、50㍍地点で逆転に成功する。しかし、その差はわずか0.5秒。ラストスパートで勝負となった。メドレーリレーに続く白熱した戦いに会場は大いに盛り上がる。接戦のまま、ほぼ同時に両者がゴールにタッチした。だが、ここでも歓声が上がったのは関学大から。関大の選手はまたしてもの接戦での敗北にうなだれた。観客からは両チームの熱戦に拍手が送られ、関関戦が終了した。

新たに加入した1年生から4年生まで幅広い選手が活躍を見せた関関戦。関学大にスコアでは敗北したものの、得られるものは多い試合だった。これから始まる関カレ、インカレに向けて選手はさらなる飛躍を誓う。【文/写真:金佐康佑】

▼辻岡翼主将
「(この試合が持つ意味)総合順位では関学に負けてしまったんですけど、メドレーリレーとフリーリレーの両方で零点何秒差の接戦をして白熱して。チームとしても盛り上がって、今後のモチベーションにつながる試合になったと思います。今日泳いだメンバーたちはこの悔しさを関カレ本番にぶつけてくれると思うので、非常に刺激のあったいい試合だったと思います。(関関戦について)自分は関大北陽高校の頃からなので、関関戦は計7年目になるんですけど、コロナ前までは中学校から大学までの一体感が常に感じられる試合だったのですが、コロナがはやった時に少しそこが失われていて。今回は、両校の主将同士でやはりそこをもう1度盛り上げようと力を入れていて、レース前に全付属高校を集めて士気高めたりしました。応援自体も中学校から大学生まで関係なく全員で応援するというところをしっかりとできてたので、その辺りのチーム作り、また雰囲気作りは成功したかなと思います。この雰囲気がやっぱり関関戦の魅力だなというふうに再確認できたので今後も引き続き頑張りたいなと思います。(1年生が入部して)やはり、1年生が新たにメンバーに加わって、1年生ならではのキラキラさやフレッシュさはチームに必ずプラスに働いているなと思っています。やはりまだ不慣れなことや、わからないこととかが多くある中で、1年生も戸惑いがあったりはすると思います。ですが、この試合をきっかけに徐々にチームの一員としてそして、関西大学を背負って、これから4年間戦っていくんだというところが芽生えてくれたのではないかなと思うので、非常に良かったかなと思います」

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