◇2025年度関西学生春季リーグ戦第3戦◇対天理大◇4月26日◇天理大学
[前半終了]関大12ー10天理大
[後半終了]関大14ー13天理大
[試合終了]関大26ー23天理大
前戦で黒星を喫し、切り替えて臨みたい一戦。昨秋に勝利を収めた天理大と対峙(たいじ)した。序盤はリードを許した状態になったが、矢野真尋(人2)が中心になって得点を重ね、逆転に成功。攻めの姿勢を見せるも、相手GKやその手前で弾かれ差を大きく広げることはできない。それでも、池田真心都(法3)の好セーブで相手の得点を食い止め、3点リードで勝利をつかんだ。
相手ボールから試合開始。先制点を相手に献上するも、その勢いを止めるように小嶋彩華主将(商4)、矢野が連続して得点を挙げた。しかし、相手に3連続得点を許し、ここで逆転される。その後は、矢野の7㍍スローや右サイドからの鋭いシュート、長尾海琉(シス理3)の滑り込みながら放ったボールがネットを揺らした。2点リードをした状態へと持ち込む。速いパスが長尾に渡り、勢いを生かして力強いシュートを決めたところで、相手がタイムアウトを要求。再開後は、小野由莉香(人1)のシュートと、池田の好守備で会場が沸く。残り20秒で追加弾を許してしまったが、リードを保ち後半につないだ。


関大ボールで後半がスタートし、一気に攻めるも止められ攻守反転。またもや先制点を取られてしまい、相手の歓声が大きく響く。すぐに矢野、上川華奈(商4)が続けてゴールを挙げる。しかし、相手の応援に拍車がかかり、得点は優勢だがペースがうまくつかめない。その雰囲気を変えたのは望月瑚雪(社3)。独走して攻め込み、1度は相手GKの真正面で止められ失敗する。しかし、再び望月が一気に攻め上げシュートを決めると、相手はたまらずタイムアウトを要求した。窪田葵(法3)が7㍍スローを決め、着実に得点を重ねていく。しかし、相手GKも負けじとシュートを阻止し、関大の攻撃がうまく通らない間に、相手に点差を縮められた。終盤、1点差まで詰められたが、矢野が追い上げを見せ3点差まで離す。最後に相手の追加弾を池田が見事防ぎ、試合終了。26ー23で勝利を手にした。


相手の盛り上がりに押されそうな場面もあったが、なんとか関大のペースを保ち切る。見事勝利した関大の次戦の相手は同大。昨年の秋リーグでは互角の戦いを繰り広げた相手だ。次戦も明るく関大らしいハンドボールで相手を圧倒してみせる。【文:吉野日菜多/写真:岩口奎心】
▼矢野
「(前戦を終えてから取り組んだこと)前の試合で負けた原因の中に、チームの雰囲気があまり良くないというのがあって、(試合が)終わってからみんなでミーティングをしました。4年生だけがチームのことを考えるのではなくて、下の学年もしっかり考えて意見交換をし合えたのが良かったかなと思います。(試合を振り返って)前の試合を引きずっている部分もあって、ミスが起きた時もありましたが、まずはディフェンスから意識して、後半は足が動きながら守れたので良かったです。(今試合の雰囲気)試合前にキャプテンの彩華さん(小嶋)がみんなに、元気で明るく関大らしくやろうという言葉をかけてくれたので、チームの雰囲気がまとまったかなと思います。(後半の苦しい場面で得点を重ねた)先週負けてしまったので、もう負けられない戦いでした。シュートを決めることができて良かったです。(次戦への意気込み)同志社は結構競ってるというか、いい勝負をしてる試合が多いので、しっかり出だしのミスを減らして、チーム全体で勝ちたいなと思います」
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