◇第52回関西学生選手権大会◇２回戦◇対甲南大◇４月26日◇近畿大学記念館会館

［第１Ｑ］関大７－16甲南大
［第２Ｑ］関大29－10甲南大
［第３Ｑ］関大27－４甲南大
［第４Ｑ］関大15－12甲南大
［試合終了］◯関大78－42甲南大

新体制となり、迎えた公式戦の初戦。岩本悠太主将（経４）率いるバスケットボール部男子は２回戦で甲南大と対峙（たいじ）した。第１クオーター（Ｑ）はシュートが決まらず、苦しい展開に。しかし、その後はディフェンスから流れを作り、得点を重ねる。78－42で２回戦を突破した。

関大ボールで試合が開始。奥村将吾（安全２）のレイアップで幸先良く先制点を挙げた。しかし、その後は両者得点が入らず、我慢の時間が続く。さらにルーズボールを相手に制され、失点を重ねる展開に。メンバーチェンジで流れを変えようとするも、差を縮められず、第１Ｑを７－16で終える。

流れを変えたい第２Ｑ。北岡雄斗（人３）のスリーポイントシュートと岩本主将のバスケットカウントで連続得点を奪う。すかさず相手がタイムアウトを要求するも流れは関大に。山本晴大（安全２）の好ディフェンスから西村宗大（経３）がスリーポイントシュートを沈める。また野村吏希（シス理３）のシュートで同点に。倉ノ下大吉（人４）のパスカットから攻撃を展開するなど、第２Ｑは29得点。一気に試合の主導権を握る。

さらに点差を広げたい第３Ｑは、マンツーマンの堅いディフェンスで相手に得点を与えない。ディフェンスからオフェンスへの流れを作り、素早いパス回しで相手を翻弄（ほんろう）。西原進登（政策１）のレイアップなどで相手を圧倒するオフェンスを続ける。第３Ｑは失点をわずか４点に抑えた。

最終Ｑは開始早々スリーポイントシュートを決められる。しかし、池澤智史（法１）が得点の起点となり攻撃を展開。顧鴻博（環都２）のゴール下シュートと澤井耀晟（環都３）のフリースローで最後まで得点を重ねる。甲南大相手に30点以上差をつけ、勝利を収めた。

初陣を勝利で飾った関大男バス。１年生も出場し、チーム一丸でつかみ取った１勝だ。目指すは関西の頂。全員で力を合わせ、一戦必勝で突き進む。【文／写真：井藤佳奈】

▼河野穂高（情１）
「（初めての公式戦はどのような気持ちで挑んだか）４年生が最後の関西学生選手権大会なのでチームで楽しんで、初戦が大事だから調子を上げていこうと話をしていました。最初はあまり流れが良くなかったけれど、試合全体で見たらやりたいことができていたなと思います。（第１Ｑと第２Ｑ間はどのような話をしていたか）始めは全然点数が入らなくて、流れも悪かったです。でも相手もあまり点数が入っていなくて、チームの決め事はできていたので、あとはシュートを決めるとか、走るとか、そういうところを頑張ろうと話をしていました。（次戦に向けて）この前試合をして勝っているので、しっかり勝ち切って流れをつけたいと思います」