◇2025年度関西学生春季リーグ戦第2戦◇対びわこ大◇4月20日◇武庫川女子大学
[前半終了]関大11-18びわこ大
[後半終了]関大10-7びわこ大
[試合終了]関大21-25びわこ大
1戦目を快勝した関大の相手は、昨秋に敗れたびわこ大。序盤から相手にペースを握られ、苦しい展開に。後半は対策して1点差まで縮めたが、終盤には相手の勢いに押される。今季初の黒星となった。

相手ボールから試合開始。開始1分で互いに1点ずつ決めると、そこから相手が優勢に。相手の高い位置からのロングシュートに対応できず、苦戦を強いられた。7分までで7失点を許し、関大はたまらずタイムアウトを要求。その後は何度かゴール前までボールを運ぶも、うまく得点につながらない。また、7㍍スローも止められてしまう。展開を変えたのは上川華奈(商4)。6分以来の得点に、チームは盛り上がりを見せる。上川に引き続き、矢野、小田真子(法4)がネットを揺らした。そのまま流れを持っていきたかったが、 徐々に展開が早くなっていき、パスミスなどが増えるように。キーパーが1対1になる場面も多く、連続失点を許した。形勢を変えるべく、18分に関大は2度目のタイムアウト。再開後すぐに矢野が追加点を入れ、関大ムードになると思われた。しかし、19分に反則で数的不利になってしまう。向理緒(人1)や矢野がシュートを放つも、相手の守備陣にブロックされ、追加点を加えられた。残り4分になると、小嶋彩華主将(商4)が意地のシュートで得点し、流れを一気に引き寄せる。向、望月瑚雪(社3)が続けて点を決め、会場を盛り上げた。このまま逆転したいところだったが、相手にタイムアウトを取られる。勢いをせき止められ、7点のリードを許して後半へ。


後半開始直後に相手の得点を許してしまう。しかし、守備の形態を変えたことによって以降の追加点を抑えた。また攻撃面では、前半よりも攻撃のテンポが早くなる。開始3分半には数的有利となり、窪田葵(法3)が7㍍スローを決めた。また矢野がネットを揺らし、点差を縮める。さらに、8分半から14分の間に一挙4点を追加し、1点差まで詰め寄った。守備では小嶋主将が相手の足止めに成功し、追加点を与えない。勝利の兆しが見え始めたが、残り10分になると勢いが衰える。相手に1点を許すと、すかさず関大はタイムアウト。何とか追いつきたかったものの、23分、28分、29分に失点し、徐々に離されていく。最終的に4点差をつけられ、敗北した。
前の試合からの課題がより鮮明になった今試合。次戦は昨秋勝利した天理大だ。目標のリーグ3位に向け、勝利を目指す。【文/写真:西村果凜】

▼小嶋主将
「(前半を振り返って)前の試合も前半に相手のペースに取られてしまっていて、前回はそれを前半の途中で断ち切ってから追い上げられていました。ですが、今回は前半はずっと相手のペースで進んで点差が開いてしまっていたので、前回の課題があまり改善できなかったです。(後半を振り返って)相手のシュートを前で当てるようになってからは守って速攻という形ができていたんですけど、シュートミスが多くて。自分たちの流れになっている時に最後決め切れなくて、追い越せる場面で追い越せなかったのが今日の試合のダメだったところでした。(今回はファールなどがいつもに比べて多かった)今日はいつも基本的に一線でディフェンスをやっているんですけど、相手に大きい子が1人いて守り切れませんでした。なので途中からディフェンスを立体に変えたのですが、多分まだ練習が足りてなかったのかなと感じました。間が広かったので、フォローに寄るところとか、細かい部分がちゃんとできていなかったと思います。会場とか1回途中は守れてたんですけど、守りきれない部分が出てしまったのかなと思います。(次の試合に向けて)先週と今日の2戦が前半の出だしが良くなかったので、そこを絶対に次の試合では改善して、スタートを関大の流れにすることを目標として、次は勝てるように頑張ります」
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