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◇第56回春季関西学生リーグ戦◇対園大◇4月20日◇園田学園大学

園 大 001 000 102 4=8
関 大 001 001 002 0=4
(10回タイブレーク)

1(三)荒木
2(中)村上
3(一)玉岡
4(投)新屋
5(捕)大塚
6(DP)石田
7(二)園部
8(右)中野
9(遊)勝目
FP(左)髙川

1勝1敗で迎えた第3戦は絶対王者・園大と対峙(たいじ)。一進一退の攻防で試合はタイブレークへ突入した。10回表に一挙4点を奪われる。その後の反撃はかなわず、悔しい1敗となった。

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△マウンドに集まる

1回表、後攻の関大はまず守備につく。先発投手は春季リーグ初戦と同じく新屋ひなた(人4)。テンポの良い投球で無失点に抑える。その裏、「積極的に打つことを心がけた」と2番・村上心優(文1)中越三塁打で1死三塁の好機に。続く玉岡奏(人2)も安打を放つも、走者が本塁でタッチアウト。先制とはならなかった。

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△新屋

2回は両者無得点となり3回へ。この回の先頭打者に右翼線三塁打を浴びる。その間に失策が絡み、一気に走者は本塁へ。先制点は奪われたものの、髙川萌唯(人3)のファインプレーが見られるなど後続を打ち取った。1点を追う3回裏。中野海咲(人3)が四球を見極め、出塁する。続く勝目結月主将(人4)の犠打と荒木咲音(人2)の内野ゴロの間に走者は三塁に。ここで相手投手が交代する。打席には1打席目で三塁打を放った村上。積極的な攻撃でまたも中越適時三塁打を放ち、同点に追いついた。

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△勝目主将

4、5回は両投手が走者を背負うも、粘りの投球で得点を与えない。6回表は三者凡退で抑え、攻撃への流れを作る。この回先頭の村上が四球で出塁。盗塁を決め無死二塁と、勝ち越しの好機を演出する。その後玉岡の内野ゴロの間に走者が三塁に進み、大塚弥香(やこ=文4)が打席に。遊撃手の横に落ちる安打で1点を追加した。

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△園部真央(法1)

2-1とリードした展開で最終回の守備。相手の連打を浴び、無死一、二塁に。ここで関大が投手を交代し、石田暖(のん=安全1)がマウンドへ上がる。相手の犠打で走者はそれぞれ進塁。続く打者を四球で歩かせ、満塁に。投ゴロ間に三塁走者が生還し、土壇場で同点に追いつかれてしまう。再び新屋が投手へ入り、続く打者を三振で斬った。その裏、なんとしても点数を入れたい関大だったが無得点。今大会2度目のタイブレークへ。

緊張が漂う中始まったタイブレーク。8回は両者得点が入らず、9回へ。進塁打と四球で1死一、三塁となり、続く打者の左犠飛で1点を失う。また二遊間を破る適時打を打たれ、2点差をつけられた。攻撃は4番・新屋が右翼線適時三塁打を放ち、1点を返す。続く大塚の左犠飛で同点に。関大ベンチ全員が歓喜に沸いた。

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△大塚

勝敗が決まったのは10回。相手の攻撃は長打が続き、この回に4点を失う。反撃したい関大だったが、ギアが上がった相手の投球に押され、三者凡退となった。

試合中、何度も「つなぐよ」と声をかける関大ベンチ。全員でつなぎ得点を重ねたからこそ、強豪相手にあと1歩のところまで追い詰めることができた。試合後には「悔しい」と胸の内を明かした大塚。この思いが関大のさらなる飛躍へとつながるだろう。【文:井藤佳奈/写真:上田峻輔】

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