◇2025年度関西学生春季リーグ戦1回戦◇4月13日◇対同大◇関西大学中央体育館
[前半終了]関大12ー13同大
[後半終了]関大14ー15同大
[試合終了]関大26ー28同大
関大にとっての春リーグ開幕戦が関大で行われた。激しい攻防が続き、なかなか点差が開かないまま試合が進む。GK田中星矢(人4)の好セーブで相手の得点を防ぐも、相手も意地を見せ1点のリードを許し後半へ。逆転をした場面もあったが、再び流れが相手に移り黒星を喫した。
相手ボールでスタートしすぐに攻められるも、1発目からGK田中のセーブが光る。先制点をものにし勢いをつけた関大だったが、相手も簡単には点を取らせない。松本一徳(かずのり=経2)や三木麟童(法4)を中心に着実に得点を重ねるも、リードされた状態が続く。その後は、上田蒼(商4)や中井雄大(商4)が勢いよく放ったシュートを相手GKが阻止。負けじと林航琉(経3)がフェイントで相手を抜き得点した。そして、松本が7㍍スローを確実に決め、続けて林が再び得点を挙げるとここで同点に追いつく。しかし、前半終了間際にシュートを決められ、1点のリードを許した状態で前半終了となった。


後半も両者譲らぬ展開に。速攻を決められ先制点を献上したが、そこから関大が怒涛(どとう)の攻撃を始める。松本、林がネットを揺らし3連取で逆転。再び攻め込まれる状況になったが、GK田中がエンプティゴールを見事成功させ、会場が大きく沸く。上田が倒れ込みながら放ったシュートも決まり2点リード。しかし、相手も意地を見せ、点の取り合いが続いた。松本が独走で攻めたシュートや、岸京佐(情3)、小田航平主将(人4)が得点を重ね、なんとか3点のリードを保つ。林が相手GKの腕の間を抜くシュートを決めた後、GK田中の好セーブで会場は一番の盛り上がりを見せた。だが後半25分、相手に連続得点を許し同点に追いつかれる。流れが相手に移り、残り2分で関大がタイムアウトを要求した。再開後、すぐに岸が点を取り切るも、残り10秒で圧倒的なシュートを決められ試合終了。2点差をつけられ敗戦となった。


新体制になり迎えた春リーグだったが、黒星発進となった関大。練習不足が表面化した試合になってしまった。開幕戦で気付けた課題に集中して取り組み、次戦は白星をつかんでみせる。【文:吉野日菜多/写真:西村果凜、中山桜希】
▼小田主将
「初戦というのもあるんですけど、僕や航琉(=林)が経験があるのに、チームを引っ張っていけなかったのが敗因かなと思います。(春リーグまでどのように過ごしてきたか)僕も含めてけが人が多く万全な状態で練習ができなくて、やっと今週からできた。その練習不足が試合に出たと思います。(次戦に向けて)初戦で敗戦して気付けたことを、来週から試合に対してどうつなげていくか。負けから始まっているので、次負けることは簡単には許されない。なので気合いを入れて頑張っていきます」
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