◇ 第30回大阪選手権大会大学予選Bブロック準決勝◇3月21日◇対近大◇J-GREE堺S3
【前半】関大0-0近大
【後半】関大0-0近大
【延長前半】関大0-0近大
【延長後半】関大1-1近大
【PK戦】関大10-9近大
【試合終了】関大1(10-9)1近大
スターティングメンバー
GK 生嶋
DF 桑原、大西、松名、和泉
MF 村井、和田、三木仁、北村
FW 今西、藤﨑
今季の開幕戦である大阪選手権の大学予選。関西学生リーグ2部所属の近大との準決勝に臨んだ。関大は思うように攻撃を展開できない場面が見られるが、焦ることなく少しずつリズムを作り出す。90分で決着をつけられず延長戦に突入し、迎えた延長後半5分。ペナルティエリア内でボールを受けたMF真田蓮司(法2)が、値千金の先制点を決める。しかし、終了間際にロングスローの流れから、ルーズボールを押し込まれ同点に。試合はPK戦にもつれ込んだ。11人目まで回ったが、GK生嶋健太郎(安全3)が決着をつけ勝利。苦しみながらも試合を制し、Bブロック代表決定戦へと駒を進めた。

前人未到の大会4連覇が懸かる大阪選手権。今季初の公式戦を迎え、大学予選Bブロック準決勝の相手は2部リーグ所属の近大。立ち上がりはうまくリズムをつかめず、関大のミスから攻められる場面も。しかし、焦ることはなく冷静に試合を進め、少しずつ流れをつかみ出す。得意のドリブルから左サイドを突破し、ゴールへと迫るMF北村圭司朗(法2)。同サイドのDF和泉圭保(社1)も積極的に絡み、厚みのある攻撃を展開する。徐々に相手陣内の高い位置でプレーすることができ始めた関大。ペナルティエリアに近い位置でフリーキック(FK)を獲得し、セットプレーからもゴールを狙う。だが、ゴールを脅かす決定的なシーンは作れない。前半35分にもFKを獲得し、DF和泉が角度のない位置からゴールを狙うが、惜しくもバーをたたく。両者得点は動かず、試合を折り返した。

迎えた後半も、思うような立ち上がりを見せられない。同5分、パスを奪われ、ショートカウンターからシュートを被弾。その後も連続してシュートを打たれるが、GK生嶋を中心に守り抜く。すると、同15分ごろから右サイドを中心にボールを保持。徐々に流れは関大へ。同23分には、前日に行われた日韓定期戦に出場したMF真田を投入し、先制点を狙いにいく。同31分、MF和田健士朗(人2)の縦パスをFW兎澤玲大(れお=法1)が落とし、MF真田がシュート。相手GKにキャッチされるが、ゴールを脅かす。同44分には関大にビッグチャンスが。DF大西志有太主将(文3)がドリブルで運び、DF桑原航太(社2)へ。右サイド深くまで運びクロス上げる。走り込んだMF真田が受け、反転し左足でシュート。しかし、ここも相手GKの正面へ。90分で両者共に得点を奪えず。試合は延長戦へ突入した。

少しのインターバルを置き、延長戦が始まった。延長前半は右サイドを中心に、数多くのチャンスを演出。DF桑原がオーバーラップから何度もクロスを上げるが、ゴールにはつながらない。エンドを変え、迎えた延長後半。関大が徐々に押し込むと、待望の瞬間が訪れる。DF桑原からのパスをペナルティエリア内で受けたMF真田。左足を振り抜き、均衡を破る先制点を獲得した。その後も勢いのままに前がかりとなり、コーナーフラッグ付近でボールキープに入り時計の針を進める。しかし、終了間際にロングスローからルーズボールを押し込まれ、同点弾を献上。そのままホイッスルが鳴り響き、試合はPK戦にもつれ込んだ。

1人目のキッカーはMF真田。プレッシャーのかかる場面で冷静に決めると、関大の選手は次々と成功させる。近大の3人目が外し、関大は無傷のまま5人目のキッカーへ。決めれば勝利の場面だったが、惜しくも相手GKのセーブにあい、サドンデスに突入。両者PKを外すことはなく、11人目に突入した。後攻の関大は、GK生嶋が見事にコースを読み当て、セーブに成功。そのままGK生嶋がボールをセットし、冷静にゴールへと流し込む。その瞬間、関大の選手たちはGK生嶋のもとに駆け寄り、勝利を分かち合った。

苦しみながらも、開幕戦で勝利を飾った関大。次戦の大学代表決定戦で立ちはだかるのは、桃学大に4発快勝し勢いに乗る大体大。大阪選手権の本戦まであと1つ。大会初の4連覇に向け、関大の挑戦は始まったばかりだ。【文/写真:岩口奎心、上田峻輔】
▼GK生嶋
「(今季の開幕戦でTOPデビューを果たした)いつでも試合に出る準備はしていたし、GKは特に責任のあるポジション。いいプレーができるように普段から心がけていたおかげで、緊張とか不安はなかった。(試合を振り返って)なかなか思うように攻撃ができない中で、カウンターからピンチになる状況も続いた。そういった中でも、今年のチームは声を上げて盛り上げていくということを意識していて、この試合でも度々見受けられた。大きくチームが崩れることはなかったし、いつかチャンスが来るだろうとチームでも認識していたから、焦りとかはなかった。(PK戦にもつれ込んだ時の心境)僕は逆においしいなと思った。別に負けてはいないし、僕が止めれば勝つことができる。決められて追いつかれたことは良くなかったが、ありがとうという感じで、結構ポジティブに捉えることができた。(PK戦を振り返って)なかなか止められない状況が続いた中、基本に立ち返ってしっかりセービングできた。キックはそこまで深くは考えていなかったが、丁寧に流し込めた。(次戦に向けて)簡単な試合ではないし、今日よりも苦しい状況になると思う。時間はあるから、みんなで修正をして最高の状態で挑みたい」
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