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令和3年度関西学生春季リーグ戦第1節◇対同大1回戦◇4月3日◇わかさスタジアム京都◇

 関大 100 020 000=3

 同大 000 011 20X=4

(関)定本、辰己、鷲尾、香川-久保田拓

(同)髙橋恭、遠藤、真野、道端、西村、小倉、髙橋佑-長谷川

1(中)安藤

2(右)中井颯

3(遊)野口

4(捕)久保田拓

5(一)上神

6(左)小河

7(二)坂之下

8(投)定本

9(三)藤崎

26年ぶりの春季リーグ戦優勝を目指す関大。絶対目標である全国制覇に向けた戦いが始まった。開幕戦白星発進といきたいところだったが、中盤から相手に流れを渡し、逆転負けを喫した。

 春季リーグ開幕戦、惜しくも逆転負け

初回、関大の攻撃。先頭打者の安藤大一郎(経4)が中安打で出塁する。その後、中井颯良(政策2)の犠打と野口智哉(人4)の進塁打でランナーを三塁まで進め、迎えた久保田拓真(社4)の打席。中前にボールを運び、先制点を挙げる。

 春季リーグ開幕戦、惜しくも逆転負け

 春季リーグ開幕戦、惜しくも逆転負け

 春季リーグ開幕戦、惜しくも逆転負け

 春季リーグ開幕戦、惜しくも逆転負け

投げては定本拓真(文3)が三者凡退に抑え、その後も4回まで2安打に同大打線を封じた。

 春季リーグ開幕戦、惜しくも逆転負け

大きく試合が動いたのは5回。安藤がマルチヒットとなる右安打で出塁すると、次打者・中井颯の打席で二盗に成功。相手のミスも絡み一死一、二塁のチャンスを作る。野口は三振に倒れたが、続く久保田拓の内野安打と敵失で2点を追加。

 春季リーグ開幕戦、惜しくも逆転負け

 春季リーグ開幕戦、惜しくも逆転負け

しかしその裏、足を絡めた攻撃を受け得点を許し3-1となった。

その後、6回途中で先発定本が長打を浴びて1点を失い、マウンドを降りた。代わってマウンドに上がったのは辰己晴野(人3)。二死一、二塁のピンチを凌ぐも、この回で1点差に追いつかれる。

 春季リーグ開幕戦、惜しくも逆転負け

 春季リーグ開幕戦、惜しくも逆転負け

 春季リーグ開幕戦、惜しくも逆転負け

関大打線が静かななか、7回裏には3連打を浴び2点を失い逆転を許した。9回表に2アウトからチャンスを作るもあと1本が出ず、悔しい敗戦となった。

 春季リーグ開幕戦、惜しくも逆転負け

 春季リーグ開幕戦、惜しくも逆転負け

勝ち切ることができなかったこの試合。「後半の粘りを課題にして頑張っていきたい」と坂之下晴人主将(人4)は語った。スローガンである「情熱」をもち、どのチームよりも熱く戦う。

【文:上田紫央里/写真:坂井瑠那・上田紫央里・石井咲羽】

▼早瀬万豊監督

「中盤まではいい形で点がなんとか取れたが、それ以降は相手に勢いをつけてしまった。四球を出してしまったりした。常にそういうことをやってしまって負け癖がついた。1つ1つアウトを取れなかったりする中で勢いを逃してしまったことが今回の敗因。足で揺さぶられた。やっぱりバタついたところが否めない。(練習できない時期)他大学に比べて練習できない時間が長かった。2時間という制限の中で、なんとか間に合ったかなという感じはあったが、リーグ戦になるとオープン戦とは違う状況や緊張感がある。いいことができなかった。2塁にランナーがいるなどチャンスは何回かあったのに、追加点が取れなかったのは大きかった。(9回に関して)久保田拓は責任感のある子なので、繋いでくれた前の2人のためにも、というところがあったでしょう。期待できる選手なのでなんとかしてくれるのかなと思った。2人はよくつないで場面を作ってくれたので、そういう点は明日につなげたい」

▼坂之下主将

「(久しぶりの侑観客の試合について)一昨年からメンバー替わってないんで、その面で何か変わるということはないんですけど、できることをやれば勝てた試合なのにそれができなかったので、それがチームの課題として大きく残った試合でした。(応援は聞こえたか)やっぱり、去年の秋は応援が全然なかったので、それに比べたら応援の力を感じることができました。(試合を通してのチームの雰囲気)前半に点を取っても勝ちきれるとは思っていなかったので、後半で絶対に点を取らないと、厳しい展開になって追いつかれて、最悪負けるんじゃないかと思っていました。今日はそんな展開になってしまったので、これからは後半の粘りを課題にして頑張っていきたいです。(明日に向けての意気込み)今日負けて優勝がなくなったわけではないんで、とにかく明日一戦勝って、もう一戦勝って、勝ち点しっかりとって、優勝したいと思います」

▼定本

「(今日の試合の感想)そんなに球自体は走っていなかったが、全体的にストライク先行で投げられて、そんなにないようも悪くなかったので、自分的にはまあまあやったかなと思います。今日はカーブがうまく使えて、タイミングを外せたりしたのでそこが良かったと思います。でも、理想は最後まで投げたかったです。(後半疲れはありましたか)いや、そんなことはなかったです。まだ全然いけたかなと思っていました。6回途中の交代は、心残りもありつつ、降板した感じだったので、次は完投したいと思っています。勝ちにこだわって行きたいです。(今シーズンに向けての意気込み)初戦は落としてしまったけど、今季は勝ち点制なので、これから2連勝して勝ち点1つも落とさずに優勝できたらと思います」

▼野口

「最初に先制点を取れて、このまま勝てるかなと思ってしまったところがよくなかった。気が少し抜けてたところがああいう形になってしまった。(自身の打席について)1アウト二塁でチャンスが回ってきた。そこで取れなかって、そのままその気持ちをズルズルと引きずってしまった。でもその中で四球を3つ。まだボールは見えているので、そのボールに対して自分がどう対応していくかだと思う。打てるボールが少なかった。今回は学年も変わっているし、同大がどんどん継投してたので雰囲気も変わった。でも今日で継投したピッチャーが見れたので明日からは大丈夫だと思う」

▼久保田拓

「回してくれたので点を取りたかったのですが、取りきれなかったので悔しかったです。今日は変化球の時に走ってきてたので、いい所に飛ばしてくるなと思ったくらいです。走ってきたことで配球を変えたりはしようとは思わなかったですし、打たせるときは100%で打たせるように、ということを考えていました。

(初回いい形で先制したが、その後は追加点がなかったことに関して)リーグ戦初戦なので、先制点は絶対に欲しかった。初回、いい場面で打席が回ってきて自分が先制できたことはすごく良かったと思う。でも、そこで追加点が取れなかったのはチームの甘さだったり、自分自身も後ろに繋ぐことができなかったので、このリーグ戦を通じて改善していく点だと思う。(定本に関して)練習試合ではそんなに調子は良くなかったが、リーグ戦になって球の質やキレは上がったので、調子は良かったのではないか。後半球が弱くなったとも感じなかったが、気が緩んできたのかなと思った。(最後の打席について)狙っていたとかではなく、ツーアウトで回してくれたので、絶対打ってやるというか気持ちで思い切っていきました。(自身の調子について)いい形でリーグ戦に入れていると思う。今日のヒットも当たりは悪かったが、形は良かったので調子はいい方だと思う」

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