2023年春、私が関大スポーツ編集局(カンスポ)に入部を決めた理由。昨年のコラムにも書いたが、「カメラが好きだから。試合を間近で見られるのが楽しそうだから」であった。(ちなみに昨年のコラムはこちらです。https://kanspo.jp/archives/43134地元愛にあふれています。ぜひご覧ください)ただ試合に行って、ただ写真を撮れればそれでいい。最初はそう思っていた。
1年生の頃は、思っていた何倍もしんどくて、何度もやめたくなる瞬間にぶつかる。2年生になると、遠征も仕事量も一気に増加。新聞の編集期間と、取材が立て続けにあった時は体も心もぼろぼろになったいた。それでも、カンスポ2年目はやめたい気持ちには一切ならず。それはきっと、新しい好きなことを見つけられたからだろう。
「自分でデザインを考える」。これが新しく見つけた好きなことだ。新聞の中で目を引く要素や、担当競技の試合告知や号外。さまざまな場面で、従来の形にとらわれないアイディアを生み出すことができた。作成するのに熱中するあまり、気づいたら太陽が昇り始めていたことも。何度も何度も作っては、満足がいかずさらに試行錯誤を繰り返す。一発でうまくいくことなんてほとんどない。だけど、「これを見てくれた人に喜んでもらえるように、KAISERSの魅力を伝えられるように」。この思いがあったから、挫けずに作り終えることができた。

私には、特にこれといった趣味や日課はない。19年の人生の中で、胸を張って頑張ったと言える結果もない。何もかも中途半端で、どれだけ周りが頑張っていても、私だけは努力することを怠っていた。しかし、こんなにも夢中になれて、頑張りたいと思えるものを与えてくれたカンスポ。この部活に出会って、入部を決意して本当に良かった。
来年は私にとってカンスポ最後の年。あっという間にもう2年が経ってしまった。最初はやめたいと思っていたが、今ではあと1年しかないことを悔やむ気持ちに駆り立てられる。最後のコラムで「頑張った」と胸を張って書けるように。私にしかできない自由な発想でたくさんの人を驚かせてみせる。【早川莉央】
以下、同期たちとの思い出シリーズです。とっても楽しい思い出をありがとう!!



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