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もうすぐ2024年が終わり、2025年が幕を開ける。新年と聞いた時に何を思い浮かべるだろうか。私は学生三大駅伝の1つである箱根駅伝を思い浮かべる。1年で一番好きなスポーツ大会は箱根駅伝と言っても過言ではないほど箱根駅伝が大好きだ。自分自身のことについて話すのは気恥ずかしいので、箱根駅伝の魅力について書こうと思う。

幼少期から、正月に祖父の家に行くとテレビに映っていた箱根駅伝。自然と好きになり、毎年見るのが恒例になっていた。最初は走っている選手を見るのが好きなだけだった。しかし、年を重ねるにつれて箱根駅伝のたくさんの見どころや魅力を知る。

私は、テレビで箱根駅伝を見る上での一番の見どころは解説だと思う。解説は、ただ状況や記録を読み上げているだけではない。選手と監督、選手同士の関係性や選手のバックグラウンドを知ることができる。さらに、監督の選手に対する思い、選手の家族への感謝など胸が熱くなるエピソードも語られる。(好きな話はいくつもあるが、話しだすと止まらないので今回は割愛)また、各校の戦略も解説される。そのため、選手のタイムやレース展開の特徴を知ると、解説の内容をより理解できて面白い。

箱根駅伝が開催されるまでの1年間に及ぶ密着や監督車の密着など、普段あまり触れることができない部分を放送する番組がある。私が住む関西圏で放送されることは滅多にない。部分的に流れてくることがあるのだが、その一部を見るだけでも感情的になってしまう。だから、毎年「全編見たい」という気持ちだけが募っていく。

箱根駅伝だけでなく、大学三大駅伝の残り2つである出雲駅伝と全日本大学駅伝や、箱根駅伝の予選会を見ることで、より一層箱根駅伝を楽しむことができる。選手たちの箱根駅伝にかける思いがよく表れているからだ。出場校内でのメンバー争いや、出場をかけた学校間の争いには、たくさんの物語が詰まっている。

駅伝取材に行けることが、関大スポーツ編集局に入部するきっかけの1つにもなった。今年、取材の一環で現地に足を運んだ出雲駅伝と全日本大学駅伝。テレビでしか見たことがない選手たちが目の前を走る姿に圧倒された。また、選手たちを後押しする沿道からの温かい声援には、涙がこぼれそうになった。

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△全日本大学駅伝3区を走る平野圭人(環都2)
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△全日本大学駅伝7区を走る秋山翔太郎(法3)

約2週間後に迫った箱根駅伝。大学生になり、行動範囲が広がったため、小さい頃からの夢であった現地観戦を行う予定だ。現地観戦は今大会が最初で最後の機会になるかもしれない。チーム一丸となってゴールを目指す選手たちの勇姿をしっかりと目に焼き付けたい。【春田史帆】

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