Loading Now
×

◇第70回全日本大学対抗選手権大会2日目◇12月14日◇はびきのコロセアム

[女子76㌔級]
竹林 175㌔

[女子81㌔級]
岸田 173㌔

迎えた大会2日目は、関大から女子76~81㌔級に岸田園加主将(文4)、竹林小夏(人1)が出場。両者ともに力を尽くし挑んだが、惜しくも入賞はかなわなかった。

76㌔級の竹林はスナッチ1回目、2回目は持ち上げることができず。「スナッチはすごく緊張してしまっていて、団体のことや自分が点数を取れそうな位置にいたことでいろいろ考えてしまいました」。3回目は意地を見せ、記録を74㌔とした。しかし、気持ちを切り替え臨んだC&ジャークは、3回全てを成功。自己新記録を3㌔更新し101㌔で、トータル結果を175㌔とした。

074A5042-200x133 【重量挙】笑顔で大会を終えた
△竹林
074A5217-200x133 【重量挙】笑顔で大会を終えた
△竹林

81㌔級には岸田主将が出場。スナッチ1回目、73㌔を失敗したものの、同重量で挑んだ2回目は成功させる。3回目には5㌔増量し、自己ベストとなる78㌔を上げ切った。「いつもなら1回目を失敗してしまうと、2回目、3回目に引きずってしまうことが多いですが、今回は最後ということもあり、周りの応援も聞こえて成功することができました」。続くC&ジャークは、89㌔、93㌔、95㌔の3回全てを成功させる。トータルでは自己新記録を達成。「最後だからこそというのがすごく大きかったです」。重量台を降りると仲間に囲まれ、笑顔で競技生活の幕を閉じた。

074A5362-200x133 【重量挙】笑顔で大会を終えた
△岸田主将
074A5266-200x133 【重量挙】笑顔で大会を終えた
△自己新を更新し、喜ぶ

団体として入賞することはかなわず。しかし、全員がベストを尽くし、笑顔で大会を終えた。今大会でチームを引っ張ってきた4年生は引退。優勝への思いは後輩たちに託された。【文:速水咲良/写真:春田史帆】

▼岸田主将
「(今日の試合を振り返って)、最後の試合ということで、大学では4年間、競技生活は11年ちょっとですが、締めくくりとして、今回の試合をずっと位置付けていて。スナッチの1本目で落としてしまって、いつもならもう2本目も3本目も一緒に引きずられて、成功できないようなメンタルの弱さなんですけど、最後っていうのが働いたのか、周りの応援もすごいあって。スナッチの2本目以降、ジャークの3本目まで全部取ることができて良かったなと思っています。(今日の試合に向けて意識して取り組んできたこと)とりあえず気持ちが弱いのが一番あって。できるのにそこまでできないようなストッパーをかけている状態で、それでもできるというふうな自信をつけるのに、重量触るとか、その重量で本数を触るとか、そういうことを練習でしていました。(4年間を振り返って)今までずっと3年の夏に主将になるまで先輩方についていくっていうような意識で、自分は先輩に従っていたらいいみたいな。団体戦でもあんまり点数が取れなくても、周りの人がいるからとか、人がいるから、自分は別にいいやみたいな思いがあったんですけど、自分が一番上の代になって、同期と2人で引っ張っていくとなったときに、そんな考えは駄目だと感じました。最後の1年、自分の中で一番頑張れたかなと思っています。(主将として過ごしたこの1年間を振り返って)より良いチームにっていうのは、誰しもが思うことだと思うんですけど、それをどのようにして、どう作るのかというところが大事だと思っていて。自分の考えだけをそのまま反映してチームにすると、風通しの悪いような雰囲気にしてしまいがちだと思いますが、1年生から4年生まで、みんな自分の意見を持っていて聞いたら言ってくれるし、聞かなくても結構主張してくれます。それをどのようにして折り合いをつけて、みんながいいようなチームにできるのかというのはうまく工夫して、なんとか頑張っていけたかなと思います。(来年に向けて後輩たちにメッセージ)今でも人の考えがそれぞれあって。対極やったりしてうまくいかないこともあると思うんですけど、来年以降も試行錯誤しながら、みんなが一つになって、いいチームにしてもらえたらなと思います」

▼竹林
「(今日の試合を振り返って)スナッチはすごく緊張してしまって。団体もあるし、点数も取れそうな位置にもいたしで、最近も調子良かったので、もうここを取らないとという、自分自身気負いしすぎてしまって。自分にプレッシャーをかけすぎて、1本しか取れなかったんですけど、ジャークは切り替えてできました。点数だけじゃなくて、自分の記録をちゃんと取って新記録を出そうと意識を変えました。だから、ジャークは新記録で記録更新できたのかなと思います。(今日の試合に向けて意識して取り組んできたこと)今回、初めてのインカレということで団体というのがすごく緊張する要因でした。でも、いつも通りの試合にたまたま団体がついているだけっていう風に考える方向で、インターハイのときにしたかった記録をインカレでできると考えて。そして、やっといろんな人に見てもらえるという感謝を、恩返しできると思いながら、団体のことばかり気にしないで自分の試合をしようと思っていました。(今年1年を振り返って)私は堺キャンパスの人間なので、千里山の先輩方と一緒に練習することはだいぶ少なかったんですけど、その中でも先輩も頑張ってるはずだから、自分も頑張らないとと意識してやっていました。1人の練習でも、これだけでいいやじゃなくて、もっと頑張らないとというふうに意識をしてできたんじゃないかなと思います。(来年に向けて抱負)今回はスナッチの方は点数を取れなくて、記録も更新できなかったので、来年度のインカレは今回の記録の1割増しぐらいでスナッチ88㌔、ジャーク110㌔くらいを安定して取れるぐらいまで成長したいなと思います」

コメントを送信