◇2024年全日本学生室内選手権大会◇準決勝◇12月14日◇ブルボンビーンズドーム
●山口0(3-6,4-6)2大橋(慶大)
準決勝が行われたこの日は、新女子主将に就任した山口花音(経3)が出場。「勝ったことのない相手だったので、チャレンジャーの気持ちで挑みました」。しかし、序盤から相手のペースで試合が進む。悔しいストレート負けを喫し、室内インカレはベスト4となった。
山口のサーブで試合が開始するが、第1ゲームをブレイクされる厳しい立ち上がり。コート深くに打ち込まれるストロークにうまく対応できず、ゲームカウントは0-3となる。しかし第4ゲームをブレイクで返すと、鋭いサーブを武器に得点を重ね、第5ゲームも奪取。このまま勢いに乗りたいところだったが、相手の力強いストロークに押されてネットミスが増える。攻撃の糸口を見出せず、ゲームカウント3-6で第1セットを献上した。
相手のサーブで始まった第2セットは、ブレイクでセットを先取し好スタートを切った。緩急をつけたラリーを展開すると、強く回転のかかったサービスでも点を重ねる。2ゲームを先取し流れをつかんだかと思われたが、ここから相手が5連続でゲーム連取。第8、9ゲームを奪い、ゲームカウント4-5まで追い上げた。しかし、最後は山口のダブルフォルトで試合終了。ベスト4で室内インカレを終えた。
インカレで優勝を果たした山口だったが、全国2冠とはならず。しかし、今後に向けての課題が見つかる試合となった。この経験を糧に、来年はさらにレベルアップした姿を見せる。【文/写真:森奈津子】
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