◇令和6年度関西学生新人戦大会◇女子シングルスA、女子シングルスB◇12月1日◇龍谷大学
[女子シングルスA]
【4回戦】
●山田桜0(13-21,17-21)2工藤(立命大)
[女子シングルスB]
【4回戦】
⚫︎大槻0(6-21,11-21)2井谷(親和大)
〇今井2(21-19,21-15)0山本(親和大)
【5回戦】
⚫︎今井0(15-21,12-21)2岡田(親和大)
強敵を打ち破り、4回戦まで駒を進めた選手たち。しかし4、5回戦の壁は高く、突破することはできなかった。
初めに行われた女子シングルスBに出場したのは大槻こゆり(法1)と今井千愛(政策1)。同時に試合開始のコールがされた。試合開始直後から相手に連続得点を許す。粘り強いプレーで何点か返上したものの、点差を縮めることはできない。試合の流れを変えることはできず、第1ゲーム、第2ゲームを落とし、敗北した。
今井は第1ゲーム序盤、相手にリードされる展開に。点差を保ちながら反撃の機会を伺い、18点でついに追いついた。そこから3連続得点を挙げ、逆転でゲームを先取する。2ゲーム目も1ゲーム目と同じ流れになった。取っては取られてが続き、体力的にも苦しい展開になる。しかし、インターバルにコーチからアドバイスを受けたことで流れが変わった。6連続得点で大きくリードすると、最後までリードを守り続ける。勝利し、5回戦進出を決めた。
続いて女子シングルスAに現れた山田桜生(人2)は、相手に動かされ、思うようにショットが入らない。連続得点を許し、相手のムードに。そんな流れを断ち切ったのは、客席からの部員の応援。試合がないにも関わらず、応援のために駆けつけた部員の声援を受け、気持ちを入れ直す。相手の逆を突くショットで点差を縮めた。しかし、大事な場面でミスを繰り返し、1ゲーム目を落とす。第2ゲームは一進一退の戦いになった。ラリーも白熱し、球速はどんどん上がっていく。相手に11点を先につかまれ、インターバルへ。インターバル後は得点を決めに走ってしまい、ミスをしてリードを広げられた。後半になると、ラリーを続けることを意識するが、斜めに動かされてシャトルに追いつくことができず。黒星を喫し、4回戦敗退となった。
唯一5回戦まで勝ち上がった今井は、4回戦と同じく親和大の選手と対峙(たいじ)。ラインの際を狙い過ぎてアウトになったり、足がもたついてショットがアウトになったりして連続で失点する。コーチからの指摘を受け、改善。得点を重ねたが、後半は疲れで足の動きが悪くなり、ショットが取れなくなった。リードを覆すことができず、第1ゲームを落とす。第2ゲームは疲れても威力の衰えないスマッシュで得点を重ねた。しかし、バックの前方からフォアの後方に動かされ、球に追いつけず失点。この一連の流れで多くの点を献上し、リードされる。終盤にはサーブやクリアでアウトにしてしまう、もったいないミスも増え、立て直すことができずに敗北した。
全員が敗退する形となった関大勢。格上相手に屈する結果とはなったものの、持てる技術を用いて一矢報いることができた。来年の春リーグ、関西選手権大会では更なる飛躍に期待がかかる。【文/写真:西村果凜】
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