◇ 第2回近畿学生氷上競技選手権大会 ◇11月23・24日◇ 大阪府立臨海スポーツセンター
[新人戦男子]
1位 王 11.90
[新人戦女子]
2位 井上羽 9.54
3位 西垣 8.16
6位 髙橋 7.84
[初級男子]
2位 清水 9.98
[1級女子]
11位 佐藤 9.97
[2級男子]
4位 今津 16.48
[2級女子]
16位 井上果 15.04
20 位 丸尾 13.63
[3級女子]
9位 穂垣 31.00
11位 吉岡 29.69
[4級女子]
2位 稲葉 43.73
4位 久我 42.91
5位 伊葉 42.85
7位 南 39.06
[6級女子]
4位 滝野晴 66.06
15位 西田 55.03
[7級女子]
1位 久保 87.92
4位 木下 79.80
近畿学生選手権大会(近畿インカレ)が2日間にわたって開催された。初日には、3級〜7級に10名、2日目は、新人戦、初級、1級、2級の選手が出場。それぞれが実力を出し切った。
関大勢でトップバッターを飾ったのは3級女子の穂垣舞佳(経4)。身体全体を大きく使った演技を見せる。足を高く上げたスパイラルでは観客を沸かせた。続いて登場したのは吉岡理沙(商4)。ジャンプでミスはあったものの、終始笑顔で滑りきった。終盤には難度の高いアップライトスピンへの移行にも挑戦する。にこやかな表情で演技を終えた。
4級女子には4名が出場した。伊葉優(商3)は、『Sparkling Diamonds』を披露。キャッチーなメロディに合わせ、表情豊かに滑る。目立ったミスもなくまとまった演技で、5位入賞を飾った。稲葉晴佳(社2)は『Never Enough』を選曲。会場を大きく使ったスケーティングで躍動感を演出する。ジャンプも全て着氷させ演技を終えた。結果は2位で表彰台に。また、南安澄(文4)は『エリザベート』を披露した。序盤、転倒する場面もあったが、徐々に本来の力を発揮。終盤にはコンビネーションジャンプも決め、歓声を浴びる。7位入賞となった。この級最後に登場したのは久我悠月(経2)。『レミゼラブル』のメドレーに合わせた。冒頭のジャンプを成功させると、コンビネーションジャンプも見事に着氷させる。最後のスピンでは安定感のあるアップライトスピンを披露。4位入賞を果たした。
6級女子には、2名が出場。最初に登場したのは、西田琴海(社3)だ。転倒はあったものの、ハイドロブレーディングやビールマンスピンを美しく決める。『Yuri on ICE』に合わせて滑り切った。滝野晴日(社3)は、『Sometimes When It Rains』。壮大な曲に合わせたイーグルで会場を魅了した。バランスを崩してしまった場面もあったが、転倒は免れる。ジャンプは全て降りきり、まとまった演技を披露した。
7級には、久保智聖(人4)と木下咲良(文3)が出場。久保は、『ロミオとジュリエット』に合わせ、優雅なスケーティングを見せた。軽やかなジャンプを次々と着氷させる。終盤には、スパイラルやイーグルを決めた。2位とは点差をつけ、1位で表彰台に上がった。木下は、『La La Land』。リンクと身体を大きく使い、演技する。メドレーに合わせた緩急あるスケーティングを披露。4位につけた。
2日目は初級からスタート。初級男子に清水颯泰(環都2)が出場。『ラ・カンパネラ』に合わせて滑る。転倒はあったものの、笑顔で演技を終えた。
続く1級女子の佐藤和奏(安全3)。変わりゆく音楽に合わせたスケーティングを披露する。転倒なく滑り切った。
2級男子に、今津駿介(情2)が挑む。『Dancing On My Own』に合わせ、丁寧な滑りを見せる。終盤には、美しいハイドロブレーディングも決めた。結果は4位で惜しくも表彰台は逃してしまった。
続いて行われた2級女子。丸尾有咲(安全3)と井上果穂(文3)が出場した。丸尾は音声トラブルがありながらも、動じることなく演技をする。切なげなピアノの音色に合わせた。最後はやり切ったような表情も見せ、演技を終えた。井上果は、『千と千尋の神隠し』のメドレー。転倒はあったものの、勢いとスピードのあるスケーティングを披露した。
新人戦には4名が出場した。関大のトップバッターは井上羽菜(社1)。ブルーの衣装を身にまとい、『ジャーニー・トゥ・ファンタジースプリングス』を披露した。ジャンプも見事に決め、拍手が巻き起こる。大きなミスなく終えた。結果は2位と表彰台入りを果たす。続いて登場したのは髙橋実桜(情1)。『Can You Feel the Love Tonight』を披露。途中転倒もあったが、立て直して演技をやりきる。最後のポーズもしっかり決め、6位入賞となった。『When Will My Life Begin』に合わせて登場したのは西垣綾乃(情1)。コンビネーションジャンプに挑戦し、最後の着地にふらつくもうまく立て直した。その後はミスもなく、始終笑顔で演技を終える。3位で表彰台に立った。
関大勢最後に出場したのは王梓丞(経1)。ゆったりとしたピアノ曲に合わせ、リンクを大きく使った演技を披露した。ジャンプも見事に決め、歓声を浴びる。見事1位に輝き、表彰台でも笑顔を見せた。
新人戦から7・8級まで、幅広い級の選手が出場した近畿インカレ。級は違っても、全員が実力を発揮した。次なる舞台に向けて、さらにスケーティングを磨く。【文/写真:貴道ふみ、金佐康佑、中山桜希】
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