◇2024年度全関西大学女子秋季トーナメント大会◇準決勝◇対関外大◇11月23日◇関西外国語大学
[第1Q]関大27-19関外大
[第2Q]関大17-17関外大
[第3Q]関大19-13関外大
[第4Q]関大19-13関外大
[試合終了]○関大82-62関外大
3回戦、準々決勝で1部を倒し、準決勝に進んだ関大。きょうの相手は同じく1部所属の関外大だ。西カレでは1点差で敗北しているが、決勝進出へ勝ちたいところ。第1クオーター(Q)から関大がペースを握ると、8点リードで試合を折り返した。後半はやや点差を詰められる場面もあったが、しっかりとリードを守り抜く。20点差をつけて勝利を収め、決勝進出を決めた。
第1Q、最初にネットを揺らしたのは関大。ディフェンスリバウンドからパスをつなぎ、西がスリーポイントシュートを決めた。流れに乗りたいところだったが、その後は一進一退の攻防に。関大が得点してもすぐに得点される場面が続いた。残り約4分でついに同点に追いつかれる。しかし、ここで石井花那(文2)のスリーポイントシュートがイン。さらに松木りん主将(人3)の2本のフリースロー成功もあり、8点リードした状態で最初の10分を終えた。
さらに差を離したい第2Q。序盤から西梨花(政策1)のゴール下シュート、新島怜侑(りょう=社3)のスリーポイントシュートが決まり、幸先の良いスタートを切る。日高さくら(人3)の速攻など3連続で得点し、点差はついに16点に。ここで相手がたまらずタイムアウト。再開後すぐに相手に点を決められると、4連続で得点される。関大もタイムアウトを要求して立て直しを図るが、シュートを沈めることはできず。しかし終盤の相手の得点は防ぎ、8点リードで前半を終えた。
第3Q最初の得点も関大から。日高のゴール下シュートが決まり、点差は再び2桁に。しかし、相手もじわじわと得点し、4点差に迫られてしまう。それでも日高のスリーポイントシュートや西の体を張ったシュートで流れを完全には渡さない。第3Q終了直前には川崎真子(人2)のスリーポイントシュートも決まり、14点のリードで最終Qへ。
第4Qは関大の3連続得点でスタート。一気に点差を20まで離した。しかし、相手も負けじと食らいついてくる。関大もパスをつないで攻撃の機会を伺うが、なかなかシュートが入らない展開が続いた。それでもディフェンスから流れを作り、西や新島がシュートを沈める。最後まで集中を切らさず攻め続け、見事関外大から勝利をつかんだ。
一時は数点差にまで迫られたものの、勝ち切った関大。ついに決勝進出を決めた。松木主将率いる女バスが始動してから1カ月、目指し続けた「秋季優勝」まではあと1勝。明日も関大らしく全力を尽くし、9年ぶりの栄冠をつかみに行く。【文/写真:中吉由奈】
▼松木主将
「(相手は関外大、試合前にどんな話をしたか)特に関外大だから、という話はしていないですけど、やっぱり西日本で1点差で負けたというのは自分もそうやしみんなも悔しい気持ちが残っていたと思うので、絶対に勝とうという話は今週ずっとしていました。(試合全体を振り返って)全体を通してまだ波があって、20点近く差をつけても1桁台まで追いつかれる場面もあったんですけど、そこでディフェンスで頑張ってもう1回点差を離せたのは良かったです。あとはインサイドでカイ(=日高)とソウ(=西)が体を張って頑張ってくれたので、そこでの点数とかそこからチャンス生まれての点数が増えてすごく良かったと思います。(同点に追いつかれてもリードは1度も許さなかった)出だしで先制点を取られて少しリードされてしまうというのが課題であったんですけど、きょうは点を取られても取り返してとか、点を取ってその後守ることが1Qでできていたので、それで勝つ展開を作れたのかなと思います。(20点差をつけて勝てた)自分たちは人数が少ない分、拮抗(きっこう)した試合展開になるとしんどい時間が長くなってしまいます。でも1試合を通して、しっかり集中して突き放していこうとやっている中で、試合中自分だけじゃなくてみんなで『今頑張ろう、もう1回ここ集中しよう』という声かけができていたというのも、この20点差という結果につながったのかなと思います。(明日への意気込み)新チームが始まった時にまず秋季で優勝しようという話をして、優勝を見てこの1カ月弱やってきたので、絶対に優勝をつかみ取りたいです。関大らしくいい雰囲気で楽しみながらも、ディフェンスから流れ作ってしっかり走るバスケットをしたいです。9年ぶりの優勝します!」
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