◇2024年度Phiten CUP関西大学男女選手権大会◇準々決勝・準決勝◇対天理大・対関福大◇11月17日◇近畿大学記念会館
【準々決勝 対天理大】
[第1セット]関大25―20天理大
[第2セット]関大25―22天理大
[試合終了]○関大2―0天理大
【準決勝 対関福大】
[第1セット]関大17―25関福大
[第2セット]関大26―24関福大
[第3セット]関大9―25関福大
[試合終了]●関大1―2関福大
前日の2試合をストレート勝利で勝ち上がってきた関大女バレ。関西の頂点まではあと3勝だ。
まずは準々決勝、天理大との一戦。第1セットは先制こそ許したものの、その後は川上良江(文4)や土屋美咲(情2)が躍動しリードを手にする。中盤には追いつかれる場面もあったが、逆転は許さず先に20点台に到達。22―20からは伊関万絢(まひろ=文3)のスパイク、川上の連続ポイントで3連続得点とし、セット先取に成功した。
第2セットも序盤から主導権を握ったが、11―7から5連続失点し、逆転される。それでも土屋のスパイクでサイドアウトを奪い、リードは広げさせなかった。1点を譲った後からは関大が5連続得点。後山七星(ななせ=政策1)からサービスエースが2度飛び出すなど、勢いに乗る。その後も順調に得点を重ね、最後は土屋が決め切り、ストレート勝利となった。
準決勝では関福大と相まみえる。第1セット序盤は拮抗(きっこう)した展開となっていたが、5―7から3連続得点とされ、徐々に流れが相手に傾く。その後6点差をつけられてからは、鮫嶋優香(政策2)のブロード攻撃や伊関のブロックアウトなどで3連続得点。必死に食らいついたが、またも突き放されセットを先取される。
第2セットは関大の4連続得点からスタート。土屋のスパイクが冴えわたり序盤から5点のリードを手にする。同点とされることがあっても、そこから連続得点で逆転はさせなかった。しかし笹野文乃(文3)のブロックでセットポイントを握ってから4連続失点。セット終盤で4点差を追いつかれてしまった。それでも再度セットポイントを握ると、川上のブロックで26点目を手にし、最終セットへ望みをつないだ。
勝利のため、絶対に落とせない第3セット。相手のプレーに翻弄(ほんろう)され、思うように得点できない時間が続く。アタックも堅い守備に阻まれ、つけ入る隙を与えてくれなかった。意表を突いた笹野のダイレクトアタックなどで得点したが、大きく開いた点差を埋めることができず。大差で第3セットを献上した。
関カレは準決勝で悔しい敗退となった。春季リーグ3位、秋季リーグ準優勝とこれまで好成績を残してきたが、優勝には届いていない。「インカレ優勝」を目指して戦ってきた根耒あかね主将(人4)率いる現チームも残りわずか。最後の舞台であるインカレで、この1年間の集大成を見せつける。【文/写真:島田采奈】
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