◇令和6年度関西六大学ステップリーグ◇3位決定戦◇対関学大◇11月16日◇関西学院大学第2フィールド
関 大 000 004 010=5
関学大 100 300 04 X=8
(関)宮下、原田、野村、田中―眞鍋、中野
(学)田中、渡邊、田村―榎本
1(右)上野
2(二)齋藤光
3(指)池谷
4(一)清水
5(左)鈴木
6(中)原澤
7(三)三木
8(捕)眞鍋
9(遊)福榮
先発 宮下
今年最後の公式戦となるステップリーグ3位決定戦。関大と同じくブロック戦で1勝1敗だった関学大と相まみえた。
先攻の関大は初回、先頭の上野純大(環都2)が四球を選び出塁する。齋藤光星(情1)もフェンス直撃の左二塁打で出塁し、無死二、三塁の好機を迎えたが、先制とはならない。
関大の先発はリーグ戦でリリーフとして活躍した宮下颯斗(法1)。先頭打者に初球を振らせ右飛に打ち取り、テンポ良く1死を奪うも、次打者に三安で出塁を許す。その後盗塁を決められ得点圏に走者を背負うと、適時二塁打を浴び1点を先制された。
2回は1死から三木優武(法1)が左二塁打、4回には2死から原澤優吾(安全3)が四球で出塁。しかし後続が倒れ、なかなかホームを踏むことができなかった。
2、3回は走者を背負いながらも無失点で切り抜けた宮下。4回からは原田勇一朗(経1)がマウンドへ上がった。先頭から3者連続の四球で無死満塁のピンチを迎え、2つの暴投と適時打で3点を失う。
次にスコアが動いたのは6回。関大は先頭の齋藤光、池谷知樹(経1)が連続安打で出塁すると、清水蓮太(法2)も四球で続き、無死満塁の好機を迎えた。ここで打席に入った鈴木陸斗(法2)が左翼へ適時打を放ち2点を返す。その後も三木の一ゴロ、中野寛都(人3)の二安の間に2点を挙げ、一気に同点に追いついた。
5回からは3番手・野村健翔(化生3)が登板。5回は先頭に二塁打を浴びるも後続を抑える。6回は三者凡退に打ち取り、安定した投球を披露。7回は田中大夢(シス理1)がマウンドに上がり、1死一、二塁のピンチを背負いながらも得点はさせなかった。
8回、1死から鈴木が右安、原澤が四球で出塁する。2死一、二塁で打席に入った中野が右翼へ強烈な打球を放ち鈴木が生還。ついに逆転に成功した。しかしその直後に田中が相手打線につかまり4失点。またも追いかける展開となってしまった。
9回には1死から齋藤光、池谷が連続四球で出塁したが、得点とはならず。反撃できないまま試合終了となった。
一時は逆転したものの、逃げ切ることができなかった。それでも試合終盤の粘りは来季へつながるはずだ。リーグやステップリーグでの悔しさを糧に、春には王座へ返り咲く。【文/写真:島田采奈】
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