◇全日本選手権大会予選◇決勝◇11月17日◇対同大◇たかつきアイスアリーナ
[第1P]関大3ー0同大
[第2P]関大1ー2同大
[第3P]関大1ー0同大
[試合終了]関大5ー2同大
全日本選手権大会予選の最終戦の対同大戦を迎えた関大アイスホッケー部。今試合で勝利することが、全日本選手権出場に必要になる。先制点は手にするも、第1ピリオド(P)は相手の攻撃が目立つ展開に。しかし、第1P残り6分となった時に2点を追加。3点リードで残りのPにつないだ。
関大のパックで試合が始まる。開始直後から早いパス回しですぐさま白熱した戦いに。1分がたたないうちに、相手がゴールを狙う。ここはDF久保埜凱晴(情1)が阻止し、先制点は譲らなかった。関大に反則が出て、ここでキルプレー(数的不利な状況)になるがすぐに相手も反則。パワープレー(数的有利な状況)になると、FW山根早加主将(社4)のアシストでFW黒須誠眞(情4)がネットを揺らし、先制点を獲得した。ゴール前での攻防戦により関大に退場者が出るなど、危機的な場面もあったが、GK山北光稀(情2)のセーブやDF石井楓馬(文2)のゴール前での守備でここを乗り切る。
第1P中盤は、相手の攻撃やパス回しが目立った。DF熊谷天智(情4)が相手パスをカットし、攻撃につなげたことがきっかけとなり、関大に流れが。相手がゴールに近づくも、壁を駆使しネットは揺らさせない。FW山根主将、DF久田晴貴(社3)のアシストでFW髙秀稜(社4)がゴールを決めた。その約2分後にDF加藤悠希(社1)が追加弾。第1P残り1分、相手がゴールに接近し、ゴール前の攻防戦になる。だが、ここは守り切り、3点リードで第2Pへ進んだ。
3点リードで迎えた第2P。1Pとは打って変わって苦しい展開が続いた。開始30秒でFW山根主将とFW髙秀がシュートするもどちらも相手ディフェンスにはじかれる。その後も相手陣地でプレーを続けるも得点にはつながらない。試合が動いたのは開始2分。パスの間に相手にパックを奪われる。そのまま自陣に攻め込まれ、得点を許した。開始12分には反則によるキルプレーの時間に。ここではシュートを狙われるも、GK山北の好セーブが目立つ。膠着(こうちゃく)した状態から再び試合が動いたのは残り8分。相手の反則により、パワープレーに。しかし、ネットを揺らしたのは相手選手だった。追加点を許し1点差まで迫られる。その後両者得点が入らない時間が続いた。しかし、不穏な空気を断ち切るようなプレーが残り30秒で起こる。FW髙秀が相手からパックを奪い、駆け上がった。そこからシュートし、相手GKがはじいたパックをFW黒須が押し込み得点。大きな1点を加えた。
2点差で迎えた第3P。攻めと守りが入れ替わり続ける。開始5分には、DF熊谷がシュートするも相手GKの正面に。その後もシュートし続けるも、得点とはならず。開始10分では壁際でパックが動かない時間が長く続き、両者攻めの姿勢を崩さない。何度か危ない場面もあったが守り抜き迎えた残り2分。相手がGKを下げ、6人で攻撃を仕掛ける。残り40秒でDF熊谷が自陣からダメ押しのエンプティーゴールを決め、試合が終了した。
4年生にとってたかつきアイスアイーナでの最後の試合となった今試合。4年生が得点に絡み、見事白星を手に。全日本選手権大会出場が決定した。12月には、全日本選手権大会、インカレと大会が連続するが、まずは栃木の地で火花を散らす。【文/写真:村中望乃、湯浅あやか】
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