◇令和6年度関西六大学ステップリーグ◇対神大・対同大◇11月10日◇関西大学高槻キャンパス第3グラウンド
[Bブロック1戦目]
関 大 330 032 0=11
神 大 200 000 1=3
(関)田中、原田、鮫島―眞鍋、駒居
1(中)宮下
2(二)長坂
3(指)池谷
4(一)友田
5(遊)下田
6(左)原澤
7(右)畠中
8(三)三木
9(捕)眞鍋
先発 田中
リーグ戦の出場経験が少ない下級生を中心としたチームで戦うステップリーグ。1戦目は1年生を主体としたスタメンで神大と相まみえた。
初回、1死から長坂浬(社1)が四球を選び出塁すると、盗塁も決め早速の好機を演出する。池谷知樹(経1)の内野ゴロ間に三塁まで進塁すると、友田侑希(シス理2)の打席での相手投手の暴投で生還。1点を先制した。友田、下田弘太(シス理1)も四球で続き、打席には原澤優吾(安全3)。適時打を放ち、2点を追加した。
関大の先発はリーグ戦の登板経験も豊富な田中大夢(シス理1)。先頭打者から見逃し三振を奪うも、2・3番に連続で出塁を許し、1死一、二塁のピンチを背負った。相手4番は三ゴロに打ち取ったものの、次打者に適時打を浴び、2点を失う。
2回も先頭の三木優武(法1)が左安で出塁。眞鍋秀太(商3)がきっちり犠打を決め、上位打線につないだ。三木は2つの暴投の間に生還を果たし、4点目を挙げる。1番・宮下颯斗(法1)は四球を選び盗塁を決めると、続く長坂が適時三塁打。池谷も左犠飛で続き、この回にも3点を挙げた。
田中は2、3回、相手打線を三者凡退に斬る。4回には先頭に右安を浴びたが、後続を三者連続で三振に抑え、無失点で切り抜けた。
次にスコアが動いたのは5回表。1死からクリーンアップが3連打で出塁し1死満塁とすると、原澤の2点適時打、畠中涼太(経1)の犠飛でさらに3点を追加した。6回にも相手投手の暴投や池谷の適時二塁打で2点を追加し、相手を突き放す。
6回は2番手・原田勇一朗(経1)が登板。3四死球で2死満塁のピンチとなったが、最後は遊ゴロに打ち取り無失点でマウンドを下りる。7回には鮫島大河(文3)が味方失策の間に1点を失いながらも、最少失点でスリーアウトを奪う。コールド勝ちで試合終了となった。
[Bブロック2戦目]
同 大 410 000 003=8
関 大 001 100 100=3
(関)森本将、野村、宮下、西田、下田―眞鍋
1(右)上野
2(二)齊藤光
3(指)柳澤
4(一)清水蓮
5(左)鈴木
6(三)奥山
7(捕)眞鍋
8(遊)福榮
9(中)池田
先発 森本将
1戦目終了から約40分後のプレーボールとなった2戦目は同大との一戦。こちらは2年生が6人、1年生が3人のスタメンだ。
関大の先発は森本将太(法2)。初回、先頭打者に四球を与えると、2・3番に連打を浴び1点を先制される。その後も犠飛や、味方失策が絡んでの失点で、初回に4点を献上した。
その裏、先頭の上野純大(環都2)が左安で出塁するも、後続が倒れる。1点を追加された2回にも、先頭の鈴木陸斗(法2)が左二塁打。好機を演出するも、得点とはならなかった。
5点を追いかける3回、先頭の池田蓮都(環都2)が初球をセーフティーバントで転がし出塁する。齊藤光星(情1)の左安で三塁まで進むと、柳澤颯(情2)のニゴロの間に生還。1点を返した。4回にも先頭・鈴木の遊安を皮切りに、福榮陸(経1)の二安で2点目を挙げる。
森本将は3回の先頭打者に右安を浴びたが、次の打者から9人連続で凡打を山を築く。打たせて取る投球で、5回まで3イニング連続無失点とした。
6回からは野村健翔(化生3)がマウンドへ。1死から左安で出塁を許すも、眞鍋が盗塁を刺して相手の攻撃が終了。7回は先頭打者に中安を浴びたが、後続を断ち切った。
その裏、四死球で柳澤、鈴木が出塁。1死一、二塁で打席に入った奥山楓騎(文2)が右中間へ適時二塁打を放ち、3点目を手にする。試合終盤に2点差まで追い上げた。
8回は宮下が先頭を出しながらも無失点。9回はリーグ戦では遊撃での出場だった西田光汰(化生3)がマウンドに上がるも、2者連続で出塁される。代わって下田がマウンドに上がったが、セーフティースクイズなどで3点を失った。裏の攻撃では2死から鈴木が左安を放ち、この日4出塁目。しかし後続が倒れ、試合終了となった。
1勝1敗の関大はBブロック2位。翌週の3位決定戦へ進むこととなった。今年の公式戦はこれが最後となる。【文/写真:島田采奈】
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