◇ 第41回関西学生新人戦1・2回戦◇対大大谷大・神和大◇11月10日◇於・大阪大谷大学
[1回戦]
大大谷大 000 101 0=2
関 大 000 002 0=2
(90分ゲームによりくじ引きで勝利)
1(三)荒木
2(二)上田
3(遊)井上
4(左)玉岡
5(DP)寄田
6(中)中野
7(一)髙﨑
8(捕)髙川
9(右)桑田
FP(投)山本
1、2年で挑んだ新人戦。初戦は大大谷大と対戦した。2点ビハインドで迎えた6回裏に好機を作り、一挙2得点。同点のまま試合が終わり、くじ引きの結果勝利を収めた。
1回表の守備。先発投手としてマウンドに上がったのは、山本萌楓(人2)だ。二奪三振を奪う上々の立ち上がりを見せる。さらに3回まで1人も走者を出さない完璧なピッチングを披露した。
3回裏、桑田倖奈(人1)が2死から両チーム初安打となる中前安打を放つ。続く荒木咲音(人1)は四球を選び、好機を作るも得点とはならない。
4回表、先頭打者に本塁打を浴び、1点を失う。その後は見逃し三振に仕留め、最小失点でピンチを切り抜けた。
5回は両者無得点。関大は1点を追い、終盤へ。6回からは2番手・玉岡奏(人1)がマウンドに上がる。四球と長打で1点を失い、2点差に。
6回裏、1番から始まる上位打線の攻撃。先頭の荒木が快足を飛ばし、内野安打で出塁する。2番・上田陽花莉(文2)が犠打を決め、1死二塁に。この場面で相手バッテリーが乱れ、三塁に進塁する。続く打席には井上心羽(文1)。井上が放った打球は中堅手の前に落ち、その間に1人が生還した。さらに1死一、三塁とチャンスが続く。寄田あかり(社2)の右犠飛で2-2の同点に。
迎えた最終回、守備を三者凡退で抑え、攻撃につなぐ。先頭の髙﨑琴音(人1)は内野安打で塁に出た。しかし後続が倒れ、2死一塁。そこから荒木、上田の二者連続安打で満塁に。逆転勝利まであと一歩だったが、満塁の好機を生かせず、同点で試合終了となった。
同点で試合を終え、勝敗はくじ引きによって決定。出場選手全員がくじを引き、当たりくじが多いチームの勝利となる。抽選結果は勝利。全員で集まり喜びを表す姿が見られた。
[2回戦]
神和大 000 024 0=6
関 大 000 012 0=3
1(三)荒木
2(二)上田
3(遊)井上
4(左)玉岡
5(DP)寄田
6(一)髙﨑
7(中)中野
8(捕)髙川
9(右)桑田
FP(投)山本
続く2回戦は、相手の強打線に苦戦する強いられる。終盤にかけて長打を何本も許してしまい、3点差で敗戦となってしまった。
初回、先頭打者に内野安打を許すと、いきなり無死一、二塁のピンチを招く。しかし先発・山本が、空振り三振と併殺打に打ち取り、無失点で切り抜けた。攻撃は、相手の失策で走者を出すと、4番・玉岡が右安打を放ち、2死一、二塁とする。だが、後続が倒れ先制とはならなかった。
試合が動いたのは5回。四球で走者を出すと、関大のリズムが崩れていく。先制点を献上し、直後にも1点を追加された。2点を追う関大は、1番打者からの好打順。先頭打者・荒木が左安打を放ち、続く2・3番も内野安打で出塁する。無死満塁の好機を迎えた。4番・玉岡の犠飛で1点を返した。逆転したい関大だったが、この回は1点止まり。
直後の6回表。先頭打者に安打を許すも、リズム良く2死にする。しかし、ここから2者連続三塁打と右本塁打により、一挙4点を奪われた。5点を追う攻撃は、前試合から打順を1つ上げた6番・髙﨑から。鋭い打球が右翼線に落ち、三塁打。そして続く7番・中野海咲(人2)の左三塁打、変わった9番・古長愛夏(安全1)の右安打で、3点差とする。しかし反撃はここまで。最終回の攻防にかける。
リズム良く無失点で攻撃へ。先頭打者・上田が四球で出塁。1点ずつ返していきたい関大。しかし、後続は倒れ、試合終了となった。
1、2年生が主体の今大会。頼もしい1年生の活躍が多く見られた。1回戦は、関大の意地を見せ、終盤に追いつき抽選で勝利が確定。2回戦では、3点差で敗戦とはなったものの、つなぐソフトボールで関大らしさを見せた。秋季リーグで引退した先輩たちのプレーも想いも、後輩たちが紡いでいる。関大のさらなる飛躍に期待が募るばかりだ。【文/写真:井藤佳奈、水井陽菜】
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