◇2024年度藤原慎一杯大阪府学生男女選手権大会◇決勝戦◇対大大谷大◇11月10日◇近畿大学記念会館
[第1セット]関大B25-16大大谷大B
[第2セット]関大B25-12大大谷大B
[第3セット]関大B25-13大大谷大B
[試合終了]◯関大B3-0大大谷大B
決勝戦の相手は大大谷大。常に関大がリードした状態で試合を展開する。コースを狙った相手からの攻撃に対応できず張り合う場面もあったが、大差をつけて勝利し優勝を決めた。
相手のサーブから試合開始。先制点は許したものの、前田凪彩(法4)や嶺明華(人4)がスパイクで得点を重ね、序盤から優位な状態で試合を進めた。折重結生(文3)が力強いスパイクで2連続得点したが、その後関大のレシーブミスが続き拮抗(きっこう)する展開に。そんな中、山本向日葵(政策2)がコートの隅を狙ったスパイクを叩き込み、再び関大が流れをつかんだ。折重がブロックを抜きサイドライン上に強烈なスパイクを打ち込み相手を圧倒。重ねて山本がスパイクで得点し、関大が5点リードしたところで相手はタイムアウトを要求した。
試合再開後、相手が勢いをつけ思うようにポイントが決まらない。だが鈴鹿帆海(ほのみ=人4)の好レシーブが光り山本がクロスコースを打ち抜く。相手のインナースパイクに対応できず一時は連続得点を許すが、山本と江城萌那(文3)がフェイントに成功。江城のフェイント、折重のクロスコースを狙ったスパイク、さらには前田のサービスエースで破竹の勢いを見せる。ネット付近のラリーが続き、互いに粘り強く繋げる場面では取り切れず。しかしサーブで相手のミスを誘い、鈴鹿がスパイクを決め切り第1セットを先取した。
続けて取りたい第2セット。前田の揺れる無回転サーブで相手を崩す。タイムアウト後関大のミスで連続して失点するも、中盤は相手に得点を許さない。古和田ひらり(文2)が安定したレシーブで攻撃へ繋げ、根耒あかね(人4)、前田が得点を重ねる。また、東久保都(人1)、前田がブロックで関大のコートにボールを通さない。鈴鹿がクロススパイクを決めてから怒涛(どとう)の6連続得点。大きく差をつけ2セットを連取した。
相手のサーブで開始した第3セット。根耒が先制点を取ると関大が勢いに乗る。折重がライン上にスパイクを打ち、前田が速攻を決めるなど、連続して得点した。その後も、山本と嶺を中心に得点を重ねていく。相手の鋭角に打たれたアタックで失点するも、負けじと嶺が鋭いスパイクを炸裂。終盤、東久保がブロックをものともしないストレートコースを打ち抜き、大きな盛り上がりを見せる。そのまま最終セットを取り切った。
コースを狙ったスパイクで得点を量産して強さを見せつけ、ストレート勝利で優勝を果たした関大B。関カレ、インカレに向けてさらにチーム力を向上させていく。【文:吉野日菜多/写真:松嶋奈央】
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