◇2024年度 藤原慎一杯 大阪府学生男女選手権大会◇準決勝・決勝◇対大体大ほか◇ 11月10日◇近畿大学記念会館
【準決勝】
[第1セット]関大25-23大体大
[第2セット]関大21-25大体大
[第3セット]関大25-17大体大
[試合終了]〇関大2-1大体大
【決勝】
[第1セット]関大25-19大国大
[第2セット]関大25-22大国大
[試合終了]〇関大2-0大国大
9日の大教大戦を快勝し、その勢いのまま勝ち切りたい準決勝。関大は、秋季リーグでフルセットの接戦を演じた大体大に挑む。互いに点数を取り合う緊迫した戦いをフルセットで制した。
相手のサーブから、第1セットが始まる。後山七星(ななせ=政策1)の力の乗ったスパイクで先制し、序盤から3連続得点。その後はお互い点数を取り合う互角の戦いに。19-19となったところで、土屋美咲(情2)のスパイクから点差をつける。セットポイントを先に握るも相手の追い上げにあい、1点差まで詰め寄られたところで関大がタイムアウトを要求。試合再開後は後山の安定したサーブレシーブから伊関万絢(まひろ=文3)が得点し、第1セットを先取した。
このセットを取り、ストレート勝利を収めたい第2セット。笹野文乃(文3)のツーアタックや後山のロールショットで相手の隙をついた。中盤は両チームともにサイドアウトが続く。2枚替えで佐藤彩音(社1)と森崎美晴(情1)を投入し巻き返しを図るも、最後は相手の3連続得点で第2セットを奪われた。
第3セットも後山のポイントからスタートするも、そこから相手に4連続得点を許す。しかし、川上良江(文4)が速攻を2本連続で決め、関大に勢いをもたらした。19-15と関大が4点をリードしたところから、ブロックポイントやサービスエースで相手に点数を与えない。この勢いのまま25点目を手にし、決勝戦進出を決めた。
大体大戦に勝利し、準決勝から連続の試合となった決勝戦。粘りのレシーブからの得点に、応援や歓声が会場を揺らす。優勝に向けて負けられない戦いをストレート勝利で飾り、優勝を決めた。
第1セットもまた、準決勝と同じように後山の力強いスパイクで幕が開けた。関大の2点目は、伊関の安定したサーブレシーブから鮫嶋優香(政策2)が速攻を決める。乱れたボールも、土屋が冷静にリバウンドを取り、次の攻撃に繋げていった。川上のブロックアウトや、速いトスからのコート奥に突きささる土屋のスパイクでポイントを重ねていく。関大はスパイクレシーブやブロックタッチをとり、ボールをなかなかコートに落とさない。関大が23点をとったところから相手に2連続得点を許し、関大のタイムアウト。試合再開後は伊関の軟打と川上のダイレクトスパイクが決まり、25-19で最初のセットを奪った。
このセットを取れば関大の優勝が決まる第2セット。序盤から伊関がコートの奥を狙うスパイクや、アタックライン上に落とすインナースパイクで得点を量産した。また、相手の高い攻撃力に対し、宗助夢羽(ゆう=文2)を中心とするスパイクレシーブが光り、長いラリーが続く。川上や伊関にブロックがつくも、それを打ち抜く力強いスパイクで得点を積み重ねた。勝利まであと2点となったところで、相手の追い上げにあい、2点差まで詰め寄られる。しかし、最後は伊関のスパイクで2連続得点。このセットも獲得し、優勝を果たした。
同日に試合が行われた関大Bに続いて、1位に輝いた関大。今月に行われる関カレ、そしてインカレに向けて良い弾みをつけた大会となった。声援を力に変え、全員バレーで昨年度を超える結果を目指す。【文:松嶋奈央/写真:吉野日菜多】
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