◇ 2024年度関西学生男子リーグ戦順位決定戦第3戦 ◇対大産大◇11月4日◇同志社大学
[第1Q]関大24―10大産大
[第2Q]関大18―27大産大
[第3Q]関大15―11大産大
[第4Q]関大21―13大産大
[試合終了]〇関大78—61大産大
リーグ最終戦は、リーグ初戦で勝利を収めた大産大と対戦。第1クオーター(Q)で大きく関大がリードするも、第2Qでは1点差にまで差を縮められる場面も。それでも1度もリードを許すことなく、見事白星を挙げる。順位決定戦3戦3勝でインカレに向けていいスタートを切った。
ジャンプボールは関大が制す。西村宗大(経2)のアシストから倉ノ下大吉(人3)がシュートを決め、先制点を奪った。続けて西村が連続得点し、玉造大誠(人4)、佐藤涼真主将(人4)も点を重ねる。開始5分で17-0と大きくリードを広げた。ここから相手が反撃を開始するも、西山登馬(商4)がバスケットカウントを受けるなど、関大も冷静に攻撃を展開。24-10で第1Qを終えた。
相手ボールで始まった第2Qは、開始早々相手に7点を連続で奪われる。太原空良(人4)や玉造が点を決めるも、相手のスリーポイントシュートが止まらない。そして、第2Q残り1分で35-34と1点差に追い詰められてしまう。それでも、竹内綾哉(政策4)のリバウンドでボールをつなぎ、顧鴻博(環都1)がリバウンドシュートを沈める。さらに、西村がスリーポイントシュートを決めると、5点リードで前半を折り返した。
第3Qも相手に先制点を奪われる。しかし、佐藤主将や北岡雄斗(人2)が速攻で点を取り返すと、相手はタイムアウトを要求した。再開直後、北岡がスリーポイントシュートを沈める。その後は両者点を分け合い、第3Qのスコアは15-11。9点にリードを広げ、最終Qへつないだ。
福間啓人(社3)のレイアップから始まった第4Q。直後に3点を返されるも、西村のジャンプシュートで相手に流れを渡さない。相手に連続で得点を許すも、北岡のスリーポイントシュートが決まり、残り5分でスコアは65-57に。関大はメンバーチェンジを繰り返し、途中出場のメンバーも全員が躍動。奥村将吾(安全1)のゴール下シュートや、野村吏希(シス理2)のダブルクラッチが決まり、相手はタイムアウトを要求した。再開後も北岡が放ったスリーポイントシュートがネットにささる。澤井耀晟(環都2)のレイアップ、西村のジャンプシュートで試合終了。相手を圧倒し、順位決定戦3連勝となった。
全14試合を戦い終え、リーグ戦は9勝5敗で5位終幕となる。1部最短復帰からインカレ出場という、1部リーグでの下克上を達成した。インカレまで残り1ヵ月。より一層練習に励み、インカレ予選突破を目標に突き進む。夢の舞台で輝くために。【文/写真:藤井海】
▼佐藤主将
「(リーグ全体を振り返って)率直に、インカレ出場を決めることができたというのはめちゃくちゃうれしいことです。だけど、今日の試合も含めて、他にも課題のある試合が多かったので、それを修正してインカレに行こうと思います。(インカレへの意気込み)まずは予選突破を目標にチーム全員でもう1段階意識レベルを上げて頑張ります」
▼玉造
「(リーグ全体を振り返って)14試合を振り返って、大変だったなというのが一番ですね。最初の方は、うまい感じで行けるのかなと思っていたけど、実際はそうではなくて。だけど、そのたびにチームのみんなが頑張ってくれたので、インカレを決めることができて良かったなと安心しています。(インカレへの意気込み)関大らしさを出して、みんなで楽しみたいと思います」
▼竹内
「(リーグ全体を振り返って)一言で言うと、頑張ったなみんなという感じです。結構しんどい時期というか、最初の方は連勝ができなくて精神的にきつい時期もありました。だけど、そこでみんなが折れずに、チームでどうしようかと話し合って、そこから改善していくことができたのは、リーグを通してチームが成長できたかなと思います。ただ、勝った試合と負けた試合が顕著に出ていました。勝った試合では、ちゃんと自分たちのやることができていたけど、負けた試合は分かりやすくそうではなかったというのがあるので、そういう波をインカレまでにちょっとでも消せるようにあと1ヵ月頑張っていこうと思います。(インカレへの意気込み)あんまり経験できることではないので、全力で楽しみたいと思います」
▼西山
「(リーグ全体を振り返って)結構あっという間に過ぎた気がしました。毎試合毎試合、全員がこんなに考えて、試合に向けて1つのチームになることができたのは良かったと思います。亮馬さん(=早川亮馬監督)からも、昔はリーグ戦のことを教育リーグと呼んでいたという話がありました。そのリーグを総して、チームが成長することを目的とするという感じで、関大もチームとして成長できたリーグ戦だったと思います。(インカレへの意気込み)関東を食う勢いで頑張ります」
▼太原
「(リーグ全体を振り返って)14試合を振り返って、波があったけど、自分たちが落ちた時に関大らしいチームのバスケットができました。そしてまたいい波に乗ることができて、インカレを決めることができたのが一番うれしいことです。(インカレへの意気込み)関大らしいバスケットで、予選リーグを突破して、みんなで頑張ります」
▼川崎天音主務(商4)
「(リーグ全体を振り返って)14試合を振り返ってみると、あっという間だったなと思います。でも、4年間を振り返るといろいろ大変なこともあったし、特に最後の1年間はすごく大変でした。それに比べると、すごく短い期間でこんなにもみんなの努力とかがチーム力に変わって、全員が報われる瞬間が来たというのは、すごくいい期間だったなと思います。(インカレへの意気込み)ここからはちゃんとみんなのことを東京まで連れて行けるように頑張って、最後までサポートやり切ります」
コメントを送信