◇第70回全日本大学対抗選手権大会１日目（２部）◇11月１日◇はびきのコロセアム

［男子67㌔級］
14位　田中　145㌔（65㌔・80㌔）
高橋　０㌔（60㌔・０㌔）

［男子73㌔級］
18位　金田　152㌔（70㌔・82㌔）
19位　福原　143㌔（60㌔・83㌔）

全日本大学対抗選手権大会（２部）が大阪の地で開幕。関大からは１日目に、４選手が出場した。各階級でおのおのが力を出し切ったが、大きく順位を伸ばすことはできず。入賞には手が届かなかったものの、出せる力を最大限に発揮した。

関大からは男子67㌔級に、田中涼太（環都２）と高橋竜輝（法１）が出場。田中は一番手応えがあったと語るスナッチ１回目で、60㌔を勢いよく持ち上げる。一呼吸置き挑んだ２回目の65㌔では、１回目の勢いのまま成功させた。５㌔増やした３回目の試技は、惜しくもバーベルを上げ切ることができず。スナッチ記録を65㌔とした。Ｃ＆ジャークでは、１、２回目ともに成功させる。３回目は２回目より10㌔増やし重量に挑戦した。肩に乗せることはできたが、頭上に持ち上げる手前でバーベルを落としてしまう。Ｃ＆ジャークの記録は80㌔となり、トータル結果145㌔で大会を終えた。

男子67㌔級２人目に登場したのは高橋。スナッチ１回目の60㌔を成功させる。２回目に申請したのは62㌔。持ち上げることはできたが、審判の判定で失敗に。連続試技となり３回目も同重量に挑戦したが、ここも成功させることができず。スナッチ記録は60㌔となった。その後のＣ＆ジャークでは、１回目の75㌔を失敗し連続試技に。２回目は肩にかけるところまでは持っていくが、持ち上げることができない。１㌔増やし臨んだ最終試技でも、足を上げ切る前にバーベルを落としてしまい成功させることができず。Ｃ＆ジャークの結果は０㌔となり、トータル結果０㌔と順位が付かない悔しい結果となった。

続く男子73㌔級には、関大から金田拓樹（社１）、福原大翔（経２）が登場。金田のスナッチ１回目は、頭上まで一気に上げたが、足を上げ切るところで踏ん張る状態が続く。なんとか力を出し切り成功を収めた。２回目は５㌔増やした重量に挑戦したが、１回目よりもスムーズな動きでバーベルを上げ切る。２回目を成功させ迎えたスナッチ最終試技は、75㌔に挑戦。少し時間を使いバーベルを頭上まで持ち上げるが、後方に落としてしまい失敗に。スナッチ記録は70㌔となった。Ｃ＆ジャークでは、最初の試技で78㌔に挑戦。苦戦する瞬間も見られ１人の審判が赤旗を上げるも、残る２人の審判は白旗を上げ成功を収めた。２回目の82㌔では、１回目の試技よりも軽やかな動きで持ち上げ成功させた。しかし、４㌔増やした３回目は失敗に終わり、Ｃ＆ジャークの記録は82㌔。トータル結果を152㌔とした。

関大からの出場選手の中で、１日目最後の登場となった福原。スナッチ１回目の60㌔を成功させる。続く２回目の試技では、63㌔に挑戦したが上げ切れず。連続試技となった３回目も失敗に。スナッチ記録は60㌔となった。Ｃ＆ジャークでは、１回目に80㌔に挑戦。難なく上げ切ると、２回目は３㌔増やした重量を成功させた。だが、最終試技で86㌔に挑戦するも、成功させることができず。Ｃ＆ジャークの記録を83㌔とし、トータル結果は143㌔となった。

入賞には大きく届かない結果とはなったものの、各選手が今出せる最大限の力を発揮し、課題や手応えをつかんだ。来月に行われる関西学生選手権大会で、リベンジを果たしたい。【文・岩口奎心／写真・吉野日菜多】

▼田中
「肩をけがしていて、悪化させないようにできる範囲のことをできたことが良かったところ。動きは良くなっているから、けがが治ったらこれまでの試合よりもいい記録は出せると思う。（スナッチ２回目と３回目の感触の違い）あまりなかったが、最後の70㌔は取れてはいるけれど、肩が痛くて落としてしまった。ジャークも重いなという感じはなかった。（Ｃ＆ジャークで２回目から10㌔増やした３回目の試技）けがの具合的に、思ったよりもできるかもと思った。それで10㌔上げたが、70㌔は結構久しぶりに触る重量だったから、少し無理した感じ。（６回の試技の中で手応えのあった試技）スナッチの１回目。最近の中で一番いい動きができたと思う。（１か月後の関西学生選手権への意気込み）肩の痛みがとれるまでは、足や体幹の補強を主に取り組んで、けがのない状態で試合に臨みたいし、自己記録も狙いたい」