◇ 第90回全日本大学総合選手権大会(個人の部)◇10月30日◇所沢市民体育館
[女子シングルス3回戦]
藤原●1-3
全日本大学総合選手権大会(インカレ)2日目。関大勢で唯一、藤原優(商2)が2回戦を突破し、3回戦へ挑んだ。しかし、関西の強豪校の選手と対峙(たいじ)し、敗北。ベスト64で終幕となった。
藤原の3回戦は、岡(神松蔭大)との関西対決に。第1ゲームでは、6連続得点を許す相手の大幅リードで試合がスタート。最初から相性が良くなかったと藤原は振り返る。徐々に得点できるようになるも、差を埋めることはできない。5-11で第1ゲームを落とした。第2ゲームでは、藤原も適応し始め、ラリーで競り勝つ場面も。相手を揺さぶり、11-7でゲームを奪い返し、ゲームカウントを振り出しに戻す。第3ゲームは、相手の流れに。サーブも決まり、藤原も攻めの姿勢を崩さなかったが、相手がそれを上回る。7-11で第3ゲームを献上した。勝たなければここで試合終了となる第4ゲーム。最大6点差をつけられてしまう苦しい展開に。しかし藤原は、今までどんなに厳しい場面でも、幾度となく驚異の追い上げを見せてきた。決して諦めることなく、食らいついていく。4連続得点で、あと2点のところまで迫った。ここで相手側がタイムアウトを要求。藤原の勢いを遮られてしまう。先に相手のゲームポイントとなってから、3点を奪う粘りを見せるも、8-11で敗北を喫した。
インカレはベスト64で終幕。藤原は、来年から卓球を学びに1年間留学するという。さらに力をつけ、関大卓球部に復帰した暁には、エースとして勝利に導いてくれるだろう。【文/写真:貴道ふみ】
▼藤原
「(試合を振り返って)裏裏に強いタイプで、自信を持ってやっていたのですが、最初から合わなくて。最後の方で変えたのですが、それが遅かったので、反省としてはもっと早く違う型に変えたら良かったです。早く負けてしまってすごく悔しいです。高校生の時に一度負けていて、その時より全然だめでした。(来年に以降の抱負)来年1年間は休学をして留学して、卓球をしにキルギスに行くのですが、そこでいろいろな知識をつけて、また試合に出始めたら、団体を自分が引っ張っていけるように、個人でもランク入りを目指して頑張っていきたいです」
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