2024年度関西学生秋季リーグ戦◇対福井工大◇10月27日◇立命館OICフィールド
[第1Q]関大0-2福井工大
[第2Q]関大0-0福井工大
[第3Q]関大0-0福井工大
[第4Q]関大1-1福井工大
[試合終了]関大1-3福井工大
昨日行われた立命大戦で0-8の大敗を喫した関大。今日の勝利が、1部リーグ残留の絶対条件となった。相手はインカレで敗北を喫した福井工大。前半は相手に攻め込まれる時間帯が多く、思うように攻撃を展開することができない。しかし、後半はパスが通り、相手陣に攻め入る機会が増える。第4クォーター(Q)終了間際、FW坂井希帆(商4)がゴールを決めるも、前半での失点が響き1-3で敗戦。秋季リーグ最終戦を白星で飾る事はできなかった。
関大のセンターパスにより、第1Qが開始。開始2分にいきなりピンチに陥る。しかし、GK高堂香晴(経2)らディフェンス陣の守りでゴールを割らせない。だが1分後、ゴール前の混戦から押し込まれ、いきなり先制点を許してしまった。反撃に転じたい関大は8分、MF山下日菜子主将(人4)がドリブルで持ち上がる。しかし自身のファールを取られてしまい、相手ボールに。10分にもFW坂井が相手陣高い所でパスカット。しかしすぐに奪い返され、惜しくもチャンスとはならなかった。また12、13分に立て続けにペナルティーコーナー(PC)を与えるも、ゴールは奪わせない。しかし第1Q終了間際の14分、自陣センターサークル内で横パスを通されゴールを決められて失点。0-2で第1Qを終えた。
流れを関大に戻したい第2Q。序盤は自陣に何度も攻め込まれ、思うように攻撃をすることができない。それでも、FB竹中理菜(社4)やMF山下主将のパスカットでピンチを逃れた。9分、相手にボールを奪われ独走を許しGK高堂との1対1に持ち込まれる。しかしここはGK高堂の好セーブでゴールを割らせない。13分には自陣で人数をかけてボールを奪った後、FB髙杉美羽(情2)がドリブルを試みる。ただここは相手の守備にあい、ボールを運ぶことができない。Q終盤まで相手ゴールに迫るが相手の巧みな守備に阻まれる。ゴールを奪うことはできなかったが、第2Qを無失点、前半を0-2で折り返した。
第3Qは福井工大のセンターパスで開始。開始1分、FW山根奈菜子(社3)からFB徳田琳(社1)にパスがつながる。FB徳田が持ち上がってスルーパスを出すも、味方につながらずチャンスとはならなかった。Q中盤には、FB磯嶌瑞希(社4)が何度もパスカットを試み、攻撃に転じようとする。しかし、パスがつながらずゴールを奪うことはできない。10分には相手にPCを与えてしまう。鋭いシュートを放たれるも、GK高堂が体を張った守りでゴールを阻止。なんとかゴールを奪いたい関大は14分、FB徳田とMF山下主将を中心にシュートを放とうとするも、ゴールとはならず。得点は奪えなかったが、無失点で第3Qを終えた。
なんとしても得点を決めて同点に追いつきたい第4Q。4分、今日初めてのチャンスが訪れる。MF山下主将がドリブルで持ち上がり、サークル内にいるFW野口奈央(人3)にパス。FW野口はそのままシュートを放つが相手キーパーに止められた。そのリバウンドをFW坂井が拾うも、またもや相手キーパーに阻まれてしまう。しかし8分、相手の右サイドからロングパスが通り、GK高堂との1対1に持ち込まれた。GK高堂をかわしてパスを出し、受けた相手がそのままシュートを放つ。無人のゴールにボールが吸い込まれ3点目を決められた。それでも14分、MF山下主将からのパスがサークル内のFW坂井に通る。受けたFW坂井がシュートを決めて、1点を返した。しかし追いつくことは出来ず、1ー3で試合が終了。
試合終了間際に1点を返すも、最後まで福井工大に追いつくことはできず。1部リーグ昇格後初となる白星を挙げることはかなわなかった。それでも後半は、果敢に攻めの姿勢を見せ、次戦につながるプレーも。次戦は入れ替え戦、1部リーグ残留をかけた大事な1戦だ。リーグでは挙げられなかった白星を、次戦、全員でつかみに行く。【文:市場薫/写真:櫻田真宙】
▼MF山下主将
「(第1、2Qと攻められる時間が多かった)昨日立命大とやったこともあって、少しびびって、引いてしまったことが相手に勢いを付けさせてしまったと思います。(ハーフタイムでの監督の指示)監督から言われたこともそうですが、私たちでもう一度しっかり元気を出して、声を出して行こうと言いました。そこで後半雰囲気変わったと思うので、そこは良かったです。(後半は果敢にゴールに迫っていく機会が増えた)後半はみんな吹っ切れたというか、最後まで諦めずににチャレンジする精神が見えました。そのチャレンジしようという気持ちで、マイボールにする時間が増えたので良かったかなと思います。(秋リーグ1部で戦ってみて)春リーグでずっと同じ相手と戦ってきて、秋リーグでやっと上の強いチームと戦えたので、一番は楽しかったという所があります。後は勝てる試合もたくさんあったので、そこは弱さが見えた部分だったと思います」
▼FW坂井
「(何度もゴールに迫るシーンが見られた。自身の今日のプレーを振り返って)前半FWが上がりきれていなかった、引き気味だったので相手にパンパン通されてしまいました。後半はみんなで攻めることができたので、入れることができた1点だったと思います。(第4Q終了間際に自身の得点で1点を返した。ゴールを決めた時の感触は)なんとか触ることができて持っていくことができたので、そこが良かったと思います」
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