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◇プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD◇10月24日◇関西大学千里山キャンパス100周年記念会館

「第一巡希望選択選手。金丸夢斗、投手、関西大学」。そのアナウンスが流れるたびに、歓声と拍手が鳴り響いた。大学野球界屈指の左腕・金丸夢斗(文4)に指名の名乗りを挙げたのは、中日ドラゴンズ、横浜DeNAベイスターズ、阪神タイガース、読売ジャイアンツの4球団。競合の末、交渉権は中日ドラゴンズが獲得した。

-1-200x133 【野球】エース・金丸が4球団競合の末、中日ドラゴンズから1位指名!
△中日ドラゴンズの帽子を被り、力強いまなざしを見せる
-200x133 【野球】エース・金丸が4球団競合の末、中日ドラゴンズから1位指名!
△チームメートに胴上げされる

高校3年時にはコロナ禍が重なり、甲子園の中止という悔しい思いを経験。その後プロを目指して関西大学に入学し、エースとしてチームをけん引してきた。3年時には大学生ながら侍ジャパンに選出される。プロの世界で活躍する選手たちと共に戦い、先発投手として2回4奪三振と圧巻の投球を見せた。最上級生として迎えた4年時の春季リーグでは、防御率0.00という好成績を残す。さらに、学生野球最終戦まで72イニング連続無失点の投球を見せ、大学ナンバー1左腕の実力を証明した。

IMG_3060-200x133 【野球】エース・金丸が4球団競合の末、中日ドラゴンズから1位指名!
△力強いピッチングを見せる

会議中はほとんど表情を崩さなかった金丸。記者会見の場では「(指名を受けた瞬間について)ほっとした」と一言、思いを語った。高校野球の聖地・甲子園の舞台で審判をしていた父の影響もあり、野球を始めた金丸。高校3年時には新型コロナの影響も受け、父と同じ舞台で輝く夢の実現はかなわなかった。それでもきょう、『プロ野球選手になる』というもう1つの夢を実現させた金丸。指名後の記者会見で金丸は二桁勝利の目標を掲げた。

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△笑顔でインタビューに答える

野口智哉(現・オリックスバッファローズ=21年度卒)以来、3年ぶりに関大から誕生したプロ野球選手。しかし、「まだここは通過点」と金丸は語る。ここから先の険しい道も、1歩ずつ前へ。夢をかなえた関大のエースは、次なる目標に向かって力強く進んでいく。【文:湯浅あやか、中吉由奈/写真:稲垣寛太、櫻田真宙、永松愛】

-200x133 【野球】エース・金丸が4球団競合の末、中日ドラゴンズから1位指名!
△4年間共に戦った仲間と笑顔で写真に納まる

▼金丸
(4球団から指名された心境は)率直にとてもうれしいの一言です。(最初に名前を呼ばれた心境)ほっとした気持ちが強かったです。抽選の間は本当にドキドキしていました。(中日ドラゴンズの印象)ファンがとても熱くて、同じ年である髙橋宏斗選手を筆頭に力強い投手陣が印象的です。(話してみたい選手は)髙橋選手は世界一にも貢献されているので、いろいろお話してみたいです。(対戦したい選手は)侍ジャパンも経験したので、その時にチームメートであったセ・リーグの方々を中心に対戦してみたいです。(感謝の気持ち)今まで育ててもらった両親にはとても感謝したいです。夢はかなえたので、ここから活躍することが恩返しになると思います。この学生野球の間はしっかりと育ててもらって本当にありがとうと伝えたいです。(大学では72イニング連続無失点、プロではどんな投球をしたい)もちろん0にこだわってというところはあるんですけど、しっかりと勝てる投手という目標を立てて、少しでもドラゴンズさんの勝利に貢献できるように頑張りたいと思っています。(勝つために必要なこと)まだまだ体が弱いので強くするところと、変化球はもっと精度が上がる部分もあると思うので、そういった部分を伸ばして勝てる投手になりたいと思います。(具体的に強化したい部分)最後のシーズンもけがをしてしまったので、プロ野球になるとシーズンもとても長いので、長い間でもけがをしないように、しっかり投げ切れるように体力をつけていきたいと思います。(プロ野球選手としての目標)最終的には日本を代表するような投手になりたいという目標は、侍ジャパンを経験してから改めて強く思ったので、少しでも近づけるように頑張りたいと思っています。(1年目でどういうふうに活躍したい)1年目でもしっかり2桁勝利を目指して頑張りたいと思います。(先発完投へのこだわり)やっぱり即戦力で1位指名をいただいていると思うので、1年目から焦らずに力になれるように頑張りたいと思っています。(地元に帰ってきた際にはどんな投球を見せたい)地元はたくさんの方に見てもらえるので、自分の成長した姿を見せられるように、名古屋の方でしっかりと鍛えて関西に戻ってきたいと思います。(甲子園への思い)甲子園という舞台は特別な場所だと思うので、そのプロの世界で投げられるということは本当に喜ばしいことなので、とても楽しみにしています。(関大のチームメートへの思い)やっぱりここまでこれたのは自分の力だけではないと思うので、支えてくださった方であったり、同じチームで切磋琢磨(せっさたくま)し合ってレベルアップできたと思うので、本当に感謝してもしきれないです。(コロナ禍で甲子園が中止になった時を振り返って)コロナで甲子園を目指せなかったというところで本当に悔しい思いをしたんですけど、1度あきらめかけた夢をもう1度、大学4年間で成長してプロの世界に行こうと決めていたので、その夢をかなえたということは本当にうれしく思っています。(大学でのどのような努力が報われた)もともと無名からの(ドラフト指名された)現在なので、毎日コツコツやるというところが本当にいい結果につながったんじゃないかなと思うのでやってきて良かったです。(父の存在)夢を与えてくれて、甲子園の舞台に立つことであったりプロ野球選手になるというところを目指して共に歩んだので、とても感謝していますし、活躍して恩返ししていきたいと思っています。(励みになった言葉)甲子園のレベルで審判をしていたので、高校3年の頃にレベルの高い投手と自分の球を比べて少しずつ近づいてきたんじゃないかと言われた時は本当にうれしかったです。(山口高志さんへの思い)関西大学に入学できたのは山口さんのおかげだと思うので感謝しています。ワインドアップにしたのも山口さんからの言葉で、そういうところも成長につながったので本当に感謝の気持ちでいっぱいです」

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